重大ミスというくらいですから、会社の存亡にかかわるくらいのミスと考えたらいいでしょう。
当然ながらそのような重要な任務を任されるのは、会社の中でも限られたエリートさんです。
問題なくそのプロジェクトを完遂させれば、更なる出世が約束され万々歳のはずだったのですが…。
ミスというものは慢心やうっかりで起こしてしまうものです。
最後の最後まで気を抜いてはいけないのです。
普段は口の堅いあなたがプロジェクト完遂前の最後の夜に、敵方が放った産業スパイにお酒の場でいい思いをさせられて、ポロッと重要な秘密を喋ってしまうかもしれません。
いつどこであなたを陥れようとする罠が待っているか、分からないのです。
いずれにしても重大ミスは本当に命取りです。
会社にしたら皆の手前上、あなたに何らかの処分を下さないわけにはいかないでしょう。
それが左遷的な処分だったとしてもあなたが土壇場で起こしてしまったミスが原因なのですから、誰にも文句は言えないのです。
偉い人に逆らった
左遷されるよくある理由の4つ目は「偉い人に逆らった」です。
この「偉い人に逆らった」という理由、ドラマや小説、映画などで頻繁に目にする光景ですね。
多くの会社では次期社長の座を狙う主流派や対抗勢力などいくつかの派閥が存在し、それぞれ悲喜こもごもの駆け引きを講じその座に就こうと虎視眈々となっています。
そんな派閥の勢力争いにもし巻き込まれて偉い人(社長や役員)に対して便宜を図る役目を負わされたばかりに、派閥争いのトカゲのしっぽ切りの如く、全責任を負わされてしまって左遷されるというシーンは世の中で実際に、起こっているようです。
この辺りが大企業で生き延びていく難しさを感じさせます。
誰にでも愛想よくやっていればいいのですが、一度でもどこかの派閥に利用されてしまうと対抗勢力からは露骨に「敵」扱いされてしまいます。
よって本人の思惑とは裏腹に偉い人の怒りを買う、という結果になってしまう事もあるのです。
だからといって社内で誰とも付き合わないという事もできないでしょう。
そういう意味では自分の身を守ってくれるのは自分だけなのかもしれません。
常に社内にアンテナを張っておき、正しい情報を仕入れ、自身の身の在り方を適正に保つ努力は必要かもしれませんね。
とにかく偉い人に逆らったと思われてしまうような行動は何があっても慎まなければいけないところがサラリーマンの処世術の一つでしょう。
不正がバレた
左遷されるよくある理由の5つ目は「不正がバレた」です。
どのような組織であれ、会社であれ不正はいけません。
入社する時に誓約書として会社に提出している方も多いのではないでしょうか?
会社に不利益を被るような行いをした者には厳重な罰則が与えられる、と。
多くの場合の不正は会社の重要機密情報をライバル他社などに売って私服を肥やすとか、社内の経費を不正な手段で着服するなどが挙げられるでしょう。
これらの行為は文句なしに「左遷」ものです。
一切の言い逃れはできません。
内容が内容だったら横領罪や背任罪などで逮捕されてしまう可能性も出てくるでしょう。
とにかく不正はいけません。
組織人は正しい判断基準の上に立って職務を遂行する義務があります。
それに反して会社の重要な資源を勝手に着服したり流用したりすれば、裁かれるのは当然の結果なのです。
ルールを守らなかった
左遷されるよくある理由の6つ目は「ルールを守らなかった」です。
会社にとって、ルールの厳守は必須事項です。
俗にいうところのコンプライアンス遵守です。
今の時代、このコンプライアンス遵守(法令順守)の精神が口やかましく叫ばれている時代です。
セクハラ、パワハラ、ブラック企業など。