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いとこと結婚はあり?なし?実際に結...(続き3)

俗に言う近親婚なのです。

いとこは4親等なのですが、兄弟同士の親も複雑な心境であったと推測されます。

法律上は問題ないのですが、障害児が生まれる心配があることです。

この障害が出る時期にも問題があります。

つまり、いとこ同士の結婚で生まれる子供だけでなく、孫、ひ孫の代の子供にも、障害のリスクが高いことなのです。

法律のことよりも、生まれて来る子供のことに関心を持つことが大事なのです。

昔はいとこ婚が非常に多かった

歴史をさかのぼると、いとこ婚は多かったようです。

同母の兄妹や姉弟の婚姻は禁止となっていたようですが、異母の兄妹や姉弟の婚姻は認められていたようです。

天皇家でのいとこ婚も認められていました。

平安時代以降の天皇は、藤原氏の娘と婚姻することが多く、必然的に近親婚となったようです。

室町時代以降も、足利将軍が日野家から正室を迎えることが続き、複雑な近親婚が続きました。

豊臣秀頼は家康の孫である千姫と結婚しましたが、この二人は母方のいとこ同士なのです。

江戸時代には、いとこ同士の婚姻は続いて行われていましたし、タブーとはなっていなかったようです。

おもしろいことに、両親の内の母方の血縁は、父方の血縁程に重要視されていなかったようで、いとこ婚の場合は母方のいとこ婚の方が多かったのです。

この理由の一つとしては、同じような狭い地域で婚姻を繰り返すうちに、同じような身分の結婚相手を探すことは難しく、いとこ同士の結婚が増えてしまったようです。

いとこ婚の有名人では、元首相の菅直人さんで、親族の反対を押し切って結婚しました。

同じく元首相の佐藤栄作さん、さらには元首相の岸信介さんもいとこ婚なのです。

海外では、相対性理論で知られる物理学者のアインシュタインもいとこ婚です。

科学者でもう一人、進化論で有名なチャールズ・ダーウインもいとこ婚で、10人の子供をもうけましたが、そのうちの3人が10歳までに亡くなったそうです。

このように、古くからいとこ婚は多く存在しており、日本では元首相が三人もいとこ婚だとは驚きです。

いとこ婚に対する周囲の賛否の声

若い人達には、いとこ婚というものはあまり考えたこともなく、いとこに恋愛感情を持つこと自体が信じられないようです。

若い女性にしても、約7割の人は拒否反応を示すようです。

当然、いとこ同士で恋愛状態であれば周囲の親族も気付くはずです。

見つからないようにうまく隠れてデートを続けていても、やがて結婚したいと思うようになった時が大変なのです。

昔の時代の政略結婚のような両親の思惑があったならべつですが、現代ではそこまで考えて交際することは珍しいことです。

現在でのいとこ同士の結婚については、やはり親や親戚からの反対の意見も多く出されるようです。

そんな状況では、親の説得を強引に突破するとか、子供を妊娠してしまったなど、ある程度の修羅場をこえてきたようです。

でも、お互いを愛し合っていれば、法律上も何ら問題はないので、最終的には祝福されるようです。

周りの冷たい視線にも負けない強い絆が生まれるようです。

いとこ同士の結婚には、メリットやデメリットももちろんあります。

賛成の人も反対の人も、いとこ婚について考えてみることです。

賛成

いとこ同士の結婚に賛成の人の意見を取り上げてみました。

幼い頃から互いを知っているので、愛おしい気持ちが大きい

いとこ婚が近親者の中でも認められれば、何かとメリットもあるようです。

一般的に女性が結婚して嫁入りすると、否応なしに新郎側の両親との付き合いが始まるのです。

別居していても、同居していても関係ありません。

別居していると、合う頻度が少なくなるだけで、嫁姑の関係は何かにつけて必ずギクシャクするものなのです。