何事も考えすぎるのが私の悪い癖なの…。
そう思っている方はいませんか。
「考える人」の彫刻が昔からあるくらいです。
人は「考える」という行為に誇りをもったり、悩まされてきたりとさまざまな思いがあるようです。
「あの時もっと考えてから行動すれば」と思ったり、その反対に「あの時、考え込んだりせずにもっと早く行動していれば」と後悔した人もたくさんいるでしょう。
考えるとは人間にとってどのような行為なのでしょう。
そして「考えすぎてしまう」ことはどのような原因があるか、どうすれば考えすぎずにいれるか一緒に考えてみましょう。
きっとあなたに合った解決策が見つかりますよ。
考えすぎるのは良いこと?悪いこと?
考えすぎるのは良い子なのか、悪い事なのか、その答えはどちらでもないです。
ケースバイケースと言ってもいいでしょう。
考えすぎてしまう人は考えてしまう自分に悩み、考えない人は、考えない自分に悩むのです。
でももし、考えすぎてしまう事で悩んでいるのならその悩みを解決する方が、その人にとって幸せの道につながるでしょう。
でも、一言言わせていただくとすれば、人間はどうしても考えてしまう生き物なのです。
考えない人間などいません。
「考える」というのが人間なのです。
この問題の解決ポイントは「気軽に」物事をとらえることにあります。
今の考えすぎてしまう時間を半分くらいのにすれば、もっともっと楽に生きられますよ。
考え方の「癖」は人それぞれ
考えすぎてしまう人は、自分を「臆病」だと思っていませんか?
仮に臆病だったしても、それは過去に何かがあったからでしょう。
過去にした大きな失敗が、また起きるのではないかと怖くなり考えすぎてしまう原因なのかもしれません。
それが時々でたまに訪れる「困った癖」なら良いのです。
ですが、日常生活の中で事あるごとにその癖が出てきてしまっては、人間関係でも支障をきたすこともあるでしょう。
そうなると人生そのものが辛いものです。
でも大丈夫です!
癖はすぐには治らないかもしれませんが、心をもっと軽くして徐々に良い方向へと持っていきましょう。
考え方に影響を与えるもの
あなたの考え方はどこから影響を受けたものなのでしょう。
心当たりはありますか。
心当たりのある人はラッキーかもしれません。
そこから遡って原因を探れば思ったより早く考えすぎる癖が消えていくかもしれませんよ。
親の教育
人が生きていく上で親からの影響というのは大きく関わってきます。
この考えすぎる癖も親からの影響なのではないでしょうか。
例えば、親が過干渉だったことはありませんか。
すぐに親が出てきて先回りをして何でもしてあげていると子供は「考える力」を失ってしまいます。
小さい頃はまだ親元にいるからいいのです。
しかし、親元を離れてから一人になった時に、代わりに考えてくれる人がいなくまります。
そうすると、自分が考えなくてはならなくて、どうしてよいか分からずに色々な場面で考えすぎてしまう事があります。
この場合は、一人で経験を積んでいけば考える力がついていくので心配ないでしょう。
親に意見を求めるのも良いですが、出来れば一人で考えて、一人でも決断できる力を身に着けていってください。
その他にも、親が子供が考える間もなく「早くしなさい、早くしなさい」とせかすので、頭が真っ白になり考えが回らないということもあります。
前者も後者も、考える力を養うには親から独立をして一人で色んな経験をするに限ります。
学校の先生
学校の先生に「もっとちゃんと考えろ」とか「よーく考えてから行動しろよ」とか言われたことありませんか。
学校の玄関に入ると学校のスローガンに「ちゃんと考える子」「よく考える子」など書いていたりしますよね。
教育の現場では「よく考える」ことが良しとされています。
もちろん学校ですので、考えなければいけない場所ではあります。
その場所で考えることが良い事だと思って卒業した子供たちは、その後もいろんな場面で考えてしまうのです。
家庭では「早くしなさい」とせかされ、学校では「考えろ」と言われてしまう。
子供はどうしていいかわかりませんよね。
どちらの場所も大人が丁度いい考え方や、考える時間もケースバイケースなんだと教えてくれたら子供たちはどれだけ楽に生きられるでしょう。
子供には臨機応変に物事を対応すると言うのは難しいので、子供の頃は時間を気にしないで急かさずに考えさせてあげたいですよね。
そして大人になって一人でパッと考えが浮かんで行動できる人になってほしいですね。
本や映画の影響も
考えすぎてしまう原因に、その人が読んでいる本なども影響してることがあります。
考え過ぎてしまう人はちょっと難しい哲学書を読んでいる場合があります。
影響というよりも、「考えている自分が好き」そういう人もいます。
「考えているオレかっこいい!」と思っている節があるかもしれませんね。
何かを悩んでいる横がは憂いに満ちてセクシーかもしれませんが、ほどほどにしておきましょうね。
考えすぎる人の14個の特徴
考えすぎてしまう人にはいくつかの共通点があります。
そこには悪気が無くて、気弱で真面目な性格が隠れているようです。
考えすぎてしまうことはあなたの個性ではあります。
でも、もう少しあらゆることを軽るめに考えられたら、もっと楽に生きられるのでないでしょうか。
考えすぎてしまうと心が暗くなり、心の中が心配事で支配されてしまいます。
そうならないようにここでは、考えすぎてしまう14個の特徴を一緒に考えてみましょう。
疑い深い
育ってきた環境や、今までの苦い人間関係や経験などで何かと疑い深くなってはいませんか。
自分ではそんなつもりはなくても、何に対しても疑ってかかっていると自ずと考え過ぎてしまう事もあるでしょう。
本人は「石橋を叩いて渡る」つもりでも、周りからみたらただの疑い深い人に見えています。
ある程度物事に疑いをかけるのは仕方のないことです。
商品を買う時もよくよく吟味するのはよいのですが、人付き合いなどはあまり疑わない方がいいでしょう。
あまり人に対して深読みすると、毎日がすごく疲れてしまうし、人を疑うと自然に言葉が人を試すような質問をしてしまったりするので、あなた自身の信頼が損なわれてしまいます。
誰かに傷つけられるのが怖いのでしょうが、いつまでも自分を庇っていてはあなたが心の中で望んでるいるような真の人間関係は築けません。
傷つくのは怖いかもしれませんが、傷つくたびに自分が強くなると思って大らかに人と接していきましょう。
失敗の経験が多い
何をしてもミスが多くて、人前で恥ずかしい思いや悔しい思いをしたことがあると、何かをする前に考えすぎてしまう事があります。
過去の経験から恐怖が先に立ってしまうのです。
そこで、どうすれば失敗しないかをじっくり考えてしまうのです。
いわゆるトラウマのようなものですが、過去の失敗を思い出してどうしても考え込んでしまうのは仕方ありません。
でも、考え込んでも失敗する時は失敗してしまうのです。
その逆に考え少なくても失敗してしまう事もあります。
やはり人間、失敗する時はしてしまうのです。
それに誰もが完璧な人間ではありません。
完璧に何でもこなせる人間は一見、カッコよく見えます。
ですが、完璧すぎて「可愛くない」というのがみんなの正直な気持ちなのです。
失敗して「てへ」っと笑ってるくらいがチャーミングに見えてしまうのが人情というものです。
失敗する方が人間味があって好かれることが多いでしょう。
考えすぎて困ることは、考えている間にどんどん時間とチャンスが流れていくことです。
気づいた時にはもう遅かったこともあるでしょう。
失敗してもいいので、行動してみてはどうでしょうか。
自分に自信がない
自分に自信のない人はさまざまな理由でそうなったのでしょう。
自分の容姿、学歴コンプレックス、金銭的に乏しい、いろいろだと思います。
他人にそのことについて言われて自信がなくなったのが理由とも考えられます。
しかし、大抵は自分の「思い込み」だったりします。
考えすぎる人は良くも悪くも、想像力が豊かな人です。
最初は一つの事で悩んでいたはずなのに、もし自分がこの選択をしたら周りはどう思うだろうか…と別な方向にまで行ってしまうのです。
自分一人で、こうなったらどうしようと連想し続けて終わらなくなるのです。
解決策としては、自信を少しでも付けることが大事です。
手っ取り早い方法は、運動などをして体を鍛えるのがいいでしょう。
運動は身体だけでなく、心身ともに鍛えてくれます。
容姿に自信のない人は運動で理想の身体を手に入れればよいのです。
運動は苦手という方は朝のウォーキングなども有効です。
頭の中をスッキリしてくれて、考えも短くまとまりますよ。
慎重で臆病
もともと慎重に事を進める性格なのかもしれません。
幼少の頃から、大事に育てられていたり、口うるさく言われていた人は慎重で臆病な所があります。
例えば母親に「大丈夫なの?危なくないの?もっと慎重に考えてから行動しなさい」とか、行動をして失敗したら「ほら見てみなさい、だからお母さんが言ったでしょ」と言われたことはないですか。
その時あなたは「お母さんの言うことを聞かないからこうなったんだ」と頭の中にその考えをインプットして、それ以来自分の考えに自信が持てなくなったの可能性があります。
もしそのような心当たりがあるなら、その過去は捨ててください。
これからはあなたの考えで生きてもいいのです。
自分で考えたら、時間が掛かるかもしれません。
しかし、価値ある人生を送るには自分の考えで進んだ方がより自分らしく生きられるのです。
責任感が強い
責任感が強いのはとても良いことなのですが、時に十分すぎるくらい責任感が強い人がいます。
そこまで考えなくても…と言いたくなるような人いますよね。
責任感が強いと、アレコレ考え過ぎてしまう傾向があります。
責任というのは自分一人の世界ではあまりおこらない感情です。
自分と責任を持たなければならない対象の人や物があるから考えてしまうのです。
どうしても守らなくてはいけない人に対しては、じっくり考えてもいいでしょう。
しかし、あまり親しくない人の事までじっくり考えなくてもいいのです。
公私ともにもっと気楽に、そして自分とはあまり関係のない人や物への責任感は持たない方が良いでしょう。
また、世の中には悪い人がいるものです。
考えすぎて気弱で、必要以上に責任感が強そうな人を上手に見つけます。
そして、自分の責任を擦り付けたり、何か責任のあることをやってもらおうと近寄ってくる人たちもいます。
そのような人を避けるためにも、考えすぎずにもっと身軽に動いて、いいように使われないように気を付けてください。
時間を無駄にしがち
考えすぎる人は、別な言い方をすると「じっくり考えている」ということはないでしょうか。
しかも割と日常の時間に余裕があって、じっくり考えても支障がない。
そのような人は考えすぎてしまう傾向にあります。
でも、考えすぎてしまうことで、一日24時間のうちの大部分が無駄に過ぎてしまいます。
心が考えるすぎてしまうことに支配されてしまっては良くありません。
時間は水のように流れていきます。
そして戻ってはきません。
せめて今までの考える時間を半分に抑えて時間の節約をしましょう。
また、暇な時間を作らないようにしましょう。
何もしていないと考える隙が出来てしまいます。
なるべく忙しくしましょう。
バタバタ忙しい毎日は疲れますが、その方がクヨクヨ考えたりしなくなりますよ。
周りの目を気にする
考えすぎてしまう人は周りの目を気にする人でもあります。
自分がこんな選択をしたら自分勝手だと思われるだろうか…。
こんな自分は周りにどう見られてしまうのだろうか…と周りの目ばかり気にしてしまう人がいます。
これはとても損なことです。
考えすぎて時間を失ってしまう上に、周りの事に気を取られて自分らしい選択ができなくなります。
そして、とても窮屈な人生を送ってしまうのです。
これは実に馬鹿げています。
そんなに良い子でいなくてもいいのです。
自分がこう考えたんだ!こうしたいんだ!と思ったことをすればよいのです。
周りの事を自分のこと以上に考えてしまうのは、あなたが優しい性格だからかもしれません。
でももっと自分の生きたいように生きてみてくださいね。
想像力が豊か
想像力豊かな人は心も豊かなのかなと思われます。
ですが、時にそれがアダとなることもあります。
想像力が豊かなのでついつい考えが横道にそれてしまい、結果として考えすぎてしまうこともあるようです。
例えば、誰かに電話しようとしたときに「今、この時間に電話しても大丈夫かしら」とここまでは誰もが考える気遣いです。
しかし、そこから「いま電話したら忙しいって言われて”嫌われてしまうかしら」と嫌われることまでも考えてしまうのです。
つまり余計なことまでも考えてしまうのです。
考えすぎてしまう人はあまり余計なことまで考えずに、なるべく最初に考えていた一つの事だけを考えるようにしましょう。
ネガティブ
ネガティブな人はクヨクヨ考えすぎてしまう事がクセになっています。
習慣になっているので、いつもネガティブ思考じゃないと落ち着かないのです。
幸せになりたい、明るくなりたいと思う一方で、ネガティブ思考から抜けられずにアンバランスな心で毎日を送っているのです。
ネガティブな思考を持っている人の悪い所は、行動をしないところです。
別な言い方をすると、行動しなくてもいいようにネガティブな考えでいるのです。
自分が行動したらきっと悪い方向へと進んでしまうだろうと決めつけて結局は動かないのです。
これでは良くありません。
まずは自分がネガティブ思考だということを自覚して、考えすぎているなと感じたらすぐに考えを止めましょう。
そしてもっとシンプルに物事を考えられるようにしてください。
損をしていることが多い
昔っから自分は損をしてきた、いつも誰かに騙されていた…。
そんな経験がある人はついつい考え過ぎてしまうのかもしれません。
疑心暗鬼になっているのでしょう。
過去に詐欺にあって痛い目にあった人などは特にそうかもしれません。
そうならないように考えてしまうのです。
辛い過去はあるかもしれません。
でも、人より経験していることが多いと誇りに思い、その経験をこれからの行動の糧にしましょう。
また、失敗を恐れている人も考えすぎてしまう所があります。
どんなに楽しい事が目の前にあっても飛びつく前に失敗しないように、この楽しい事に触れて損をしてしまわないか考え込んでしまうのです。
案ずるより産むがやすしと言われように、行動してしまった方が気が楽な場合が多いです。
失敗しても自分に影響するのはほんの少しの事です。
人生に大きく影響する失敗などはほとんどありません。
大いに行動して失敗も笑い飛ばすような大らかな人でいてくださいね。
自分と他人をすぐ比較する
自分と他人は違うもの、比べるものではない…。
そう頭で分かっていてもついつい自分と他人をくらべてしまうのは、自分にコンプレックスがあるからでしょう。
何か行動しようとしても、ついつい「あの人」と比べてしまい考え込んでしまうのです。
それは本当に小さな事にさえ比べてしまうのです。
今日はスカートはいていこうかなと思っても、「どうせ自分がスカート履いても、みんなみたいに可愛くないし」と小さくなってしまうのです。
「自分なんかどうせ」という考えがどうしても出てきてしまうのです。
他人は他人、自分は自分で割り切らないといつまでもその考えから離れられなくなりますよ。
なんでもすぐ疑問が湧く
何かする前に「あれ?」と疑問が浮かぶことありますよね。
疑問が浮かんでそして感が込んでしまうようなこと。
何か一つ手に取っても、「あれ?これってどうしてこんな色をしているんだろう」と誰も思い浮かばないような疑問を頭に出してしまうのです。
決して悪い事ではないのですが、小さな疑問はすこし放っておいた方がいいでしょう。
小さな疑問は後でゆっくりと調べてまずは行動することを優先してください。
小さな疑問というものは次から次へと出てきます。
それを一つ一つ構っていると膨大な時間の無駄となってしまいますからね。
頭の回転が遅い
自分は人よりも頭の回転が遅いと思っている方は、考えすぎてしまうのは仕方ありません。
頭の回転が遅いとどうしても考えすぎてしまうでしょう。
頭の中でいろいろな事が起きると、それをどうしたらよいかすぐには考えが浮かんでこないのです。
人との会話もそうです。
とっさに何かを言われるとすぐに返事が出来ない人がいます。
この場合、過度の反応してしまい慌てて言葉が出ないのです。
しかし、このままでは人付き合いにも影響してしまいますから、どうにかしたいですよね。
解決策があるとすれば、たくさん人と話すことです。
最初は気の許せる人とゆっくりと語り合いましょう。
話すことは頭の回転が良くなって、話せば話すほどいいのです。
あと、読書なども脳の動きを良くすると言われています。
最近では脳を鍛える「脳トレ」のゲームやドリルもあるので、楽しく頭の回転をあげてみましょう。
決断が遅い
考え過ぎるとどうしても決断が遅くなってしまいます。
悩んで考えて最高の答えを出せて、その後もご自身の希望していた道を歩めるなら何も問題はないのです。
ですが、せっかくのチャンスを目の前にして考えすぎてしまったために、駄目になってしまったなんてこともありうるのです。
いや、もしかしたらあなたは既にその苦い思いを経験してきのたのかもしれません。
それでもなお、決断が遅くなってしまうのはやはり考えすぎる癖がついているのかもしれません。
そして自分は考えすぎてしまっていることに気が付いていないのでしょう。
きっと生きている中で「決断の時」は何度もくるでしょう。
その時にチャンスを逃がさないように、時には自分の「感」に頼るのです。
自分が一番最初に考えていたことに戻って、それを決断の答えにしてみてください。
失敗もたまにはありますが、割と良い方向に行くのが自分の感というものなのです。
考えすぎてしまう時の対処法
考え過ぎてしまう自分を何とかしたい!と思っていますよね。
このまま考えすぎることに時間を費やしてしまうのはあまりにも勿体ないです。
大事なのは、考えすぎてしまっている時に、自分で「考えすぎてしまっているな」と気づくことが必要なのです。
それができれば解決方法はいくらでもありますので大丈夫ですよ。
ここでは「あ!考えすぎているな」と気づいた時に止められる方法をお伝えします。
考えすぎても意味がないことを知る
想像力がどんなに豊かで解決方法をたくさん考えたとしても、人間、出来ることは限られています。
問題を解決しようと100の方法を考えても実際に使う解決方法はたったの2個か3個なのです。
そして、悩みを解決するにはどうしても、どうしても「行動あるのみ」なのです。
ダイエットは考えるだけでは痩せないように、悩みや考え込んでいる問題もそうなのです。
つまり考え込んでいてもあまり意味がないのです。
考えていることに価値がないわけではないのです。
ですが、考えていることと行動が一緒になって初めて価値あるものになるのです。
ですから、考えが2、3個まとまったら行動してみるのが良いでしょう。
紙に書き出して冷静になる
考えがまとまらない時は紙に書いてみましょう。
いま悩んでいる問題などを書いてみるのです。
この方法は自分の頭の中の考えを整理するものです。
そうすることで、自分の悩み、いまどんな気持ちかなども分かってくることで解決策がみえてきます。
最初はノートに思い浮かんだ言葉を書いてみてください。
疲れた、お金がない、あの人が私に…、母親が、同僚の◯◯さんが…。
など、思ったことを文字に表してみると不思議と気持ちがスッキリしてくるのです。
これは具体的に書けば書くほど解決策が見えてきますし、人によっては「目標」なども生まれてきます。
また、書く方法ではなく、人に話してみるという方法もあります。
人に聞いてもらって初めて気づくこともたくさんあるのです。
聞いている方も、「それって、違うんじゃない?」と指摘してくれることもあり、気づけることもあります。
ポジティブ変換する
考えすぎてしまう人は、考えている内容が暗いものばかりです。
楽しい事を考え過ぎちゃって行動が出来ない!ってことはまずないです。
普段からネガティブ思考なのです。
誰かの返事の仕方一つで、「私、悪い事言っちゃったかしら」と悩んでしまうような人なのです。
これでは人付き合いがままならないので、できるだけ普段から自分のネガティブな考えをポジティブに変えてみましょう。
誰かの気になる言葉も「自分のために行ってくれたのね」などと考えるようにしましょう。
なんでもかんでもポジティブに考えて、一見変なように思えますがポジティブに考えることで人間は思った通りの方向へ向かいます。
逆にネガティブな事を考えると悪い物を引き寄せてしまう傾向があります。
いつもポジティブにするのは難しいですが、考えすぎてしまう苦しい自分を解放するためにもポジティブシンキングを習慣化させましょう。
考すぎてしまう時の行動を決めておく
考えすぎてしまう人にはいつまでもはてしなく、飽きることなく考えてしまうのです。
それ止める方法がいくつかあります。
特別な方法ではなくて、誰でも出来る方法です。
簡単に言えば気分転換のようなものですが、大事なのは今自分が考えていることから気持ちを逸らすことです。
運動する
考えすぎることは思った以上に心身ともにストレスが掛かっています。
そんな時はストレスを発散するに限ります。
うつ病の改善策、予防策に運動が推進されています。
運動をすると脳の前頭前野や海馬の体積が増えて血流が増加します。
そうすると、心を安定させるセロトニンやノルアドレナリンのなどの成分がうつ病の改善を促してくれると言われています。
考えすぎるのはうつ病とは違いますが、運動することで心と頭がストレスから解放されてスッキリとします。
考えがまとまりとてもシンプルな思考になります。
運動が苦手という方は、ウォーキングでも大丈夫です。
歩くだけでも考えがスッキリまとまりますよ。
映画を観る
気持を逸らすことが考えすぎることから抜け出す一番の方法と言ってもいいでしょう。
考えていることとまったく違う環境に自分の身を置いてみると、気持がリセットされます。
まったく違う環境に行くのは難しいので映画などを観るのをおすすめします。
これは強制的に自分の考えをシャットダウンさせてしまう方法なのです。
まったく関係のない物を見て、考えをストップさせるのです。
シャットダウンさせるにはどのような映画がいいかは、自分の好きな映画で良いでしょう。
出来るなら、いま考えてしまっていることを連想させないストーリーが良いです。
ホラーやアクションなども考えをシャットダウンしてくれます。
ポジティブな考えになりたいならサクセスストーリーも大きな効果があります。
好きな音楽を聴く
どんな音楽が好きですか?
考えすぎてしまう時は好きな音楽を聴きましょう。
一番の目的はリラックスです。
リラックスが出来れば考えがまとまり、パニックを起こしている時よりも普通の考えができます。
クラシックやヒーリングミュージックなどもいいでしょう。
でも、考えすぎをストップさせるならアップテンポな音楽もいいです。
やる気が出てきて考え込まずに、一歩前に出て行動したくなるでしょう。
家の中で好きな音楽を流して踊るのもとてもいいです。
音楽を掛けてリラックスと、運動をして頭の中をスッキリさせればきっと良いアイディアが浮かんできて、考えすぎることから抜け出せますよ。
考えるすぎることのメリットとは
考えすぎてしまう事は必ずしも悪い事ばかりではないでしょう。
生きていればとても難しい決断に迫られることが何度かあります。
その時に考えすぎてしまうのは仕方ない事ですし、考えなければならないでしょう。
また、考えすぎることは別な言い方をするならば、「慎重な考え」とも言えますし、「思慮深い」とも言えます。
いつもベストな方法を考えているのは、次の行動のためにはとても重要な事だと言えますし、必要な事なのです。
考えすぎることのデメリットとは
考えすぎるデメリットはあまりにも多いです。
考えすぎることで、チャンスを逃す、いつまでも心が苦しくなる、考えがまとまらなくていつまでもその場に留まってしまう。
進展がないなどがあります。
誤解を恐れず言わせていただくなら、考えすぎてしまう人は意外と「面倒くさがり屋」が多いこともあります。
一歩踏み出さなければいけない場面も、あれこれ考えて「動かないための言い訳」を探していることがあります。
本当はやらなければいけないのに、どうにかしてやらなくて済むように考え込んだりしているのです。
それでは身動きのとれない縄で縛られた不自由な身体と同じです。
誰のせいでもない、自分が自分を縛り付けているのです。
それでは人生を楽しく歩めないでしょう。
どうか一歩でもいいので失敗を恐れずに動いてみてください。
どうせなら前向きな考え方をしてみよう
何事も度が過ぎると毒に変わってしまうものです。
考えることだって本当は人間にとってよい事なのに、その度が過ぎると人生の大事な事を見失ってしまう可能性があるのです。
考えすぎてしまう人は、見えない結果が怖いのです。
失敗してしまうのではないのだろうかと…。
でもこう考えてください、自分は完璧な人間ではないと。
完全無欠の人間などいません。
それにあなたが思っているほど、周りはあなたを見ていません。
だから人の目など気にして行動しないのは自意識過剰な心の現れなのです。
そして周りの人たちも完璧な人間ではありません。
つまり、みんな似たようなものなのです。
自分の思っているような人生を歩みたいなら、ポジティブに明るい方向を見て歩き出すしかないのです。
それは難しいことではありません。
小さな子供からお年寄りまでみんな出来ることなのです。
どうか今から明るい自分を想像して、少しだけ考えたら行動してみてくださいね。