本来の「音を上げる」は「弱音を吐く」などといった、その人の気持ちを表した表現になるのです。
それが「ギャフン」だとか「グーの音も出ない」などという擬音になっても言い表されるから、「音」という感じが使われているのです。
「根」の方はまた違った言葉があるから誤用されてしまったのでしょうね。
根を下ろすという慣用句の誤用の可能性も
元々、「根」という漢字は「植物の根」の事です。
「根」は地面の中に伸びてゆくものですよね。
つまり下に向かってゆくものなのです。
一方の「音」は人間の口から発せられます。
つまり「根」からみたらはるかに上の方から出てくる音声の事なのです。
人間の顔の一部、口から表現される「音を上げる」という表現が地面を意味する「根」を使うという事は、明らかにおかしいという事がわかると思います。
音を上げないための8個のメンタルの鍛え方
ではここから「音を上げない」ためのメンタルの鍛え方についてご紹介します。
音を上げるかどうかは全てメンタル、精神力に関わってきます。
その鍛え方をバッチリと押さえていきましょう。
1.集中力を身に付ける
音を上げないためには、集中力を身に付けることも大切です。
人間、何を行うにしてもこの「集中力」が備わっていなければとても長続きしません。
受験勉強、長期の出張、納期までに完成させなければならない仕事など、何かを成そうと思えば必ずや時間の制約がかかってきます。
この時間までの約束をこなせるかどうかは全て自分の「集中力」がいかに鍛らえられているか、この1点にかかってくるのです。
それではその「集中力」、どうやって身につければいいのでしょうか?
読書や集中できる環境を作ってトレーニング
集中力を鍛えるためのうってつけの方法は「読書」です。
読書を1時間でも2時間でも苦にならずやれることができたなら、あなたの集中力は相当なものとなるはずです。
よって、ちょっとやそっとの事で「音を上げる」などという事はなくなるでしょう。
そこで読書を始めるにあたっての方法なのですが、自分に最も合った環境を作ってトレーニングに入る事は肝心でしょう。
一切の雑音が入ってこない静かな部屋がいい人、電車の中のような結構騒がしい場所がいい人、図書館がいい人、カフェがいい人など様々でしょう。
要は自分が最も落ち着いて読書に没頭出来る場所を試してみる事です。
静かすぎる部屋だとかえって落ち着かなかったりすることもあり得ますし、普通なら騒がしい電車の中の方がかえって読書に専念できる、という人もいるでしょう。
どの環境が自分にとって最も相応しいのか、それを早く見つけると良いですね。
あとは読みたい本を見つけるだけなのですが、出来たら漫画やコミックの類は除外しましょう。
漫画やコミックはどうしても活字の量が少ないからです。
音を上げないようにするためのトレーニングにはあまり向かないと思った方がいいでしょう。
読書に使用する本、できれば200ページくらいのものを読み慣れるようになってもらうところから始めたいですね。
2.ポジティブになる
音を上げないためのメンタルを鍛えるためには、ポジティブになることも必要です。
人間は、本来、物事に対して感謝し喜びを素直に表した方が気分もいいし、それによって気疲れも発生しません。
そのように生きていさえすれば音を上げるような状況に陥らないものなのです。
ところが人間、長く生きていくうちにいろんな知恵や経験が入ってきます。
これらがそれまで持っていた素直な心や純粋な気持ちをどんどん汚していきます。