人間は何度でもやり直しがきく生き物だからです。
失敗を糧にして次に活かす。
こんな素敵な生き方を実践することができるのですから、音を上げている暇などないと考えた方がいいと思いますよ。
8.自分の意見を発言する
日本の社会では往々にしてあまり自己主張せず、控えめで大人しくしている方が組織の中では上手く立ち回れる、という風潮が今も残っているような感じがします。
この辺りは欧米のような自己主張の塊のような文化とは大きく違う点といえるかもしれません。
そもそも自分の意見を言う、という事は周囲の人間の意見に耳を貸さない人間、という概念が日本の中には根付いている傾向がある事は否定できないでしょう。
この考え方が多くは協調性を生み、周りの人とうまく溶け合って同じ方向に向いて一つの同じものを生産していく仕事には向いていた、という考え方には賛同せざるを得ません。
確かに高度経済成長期の頃はこれで十分、通用していたからです。
とにかく供給が需要に対して追いついていなかった時代です。
皆、作れ、作れ、の大合唱で世の中が回っていた時代だったのですから。
ところがそういった景気もひと段落して世の中にモノがあふれてくると、今度は人々は自己主張が始まります。
つまり、人と同じものを持っていても差がつかないしカッコ悪い、という発想です。
人と違うものを所有したり使っているからこそ価値が生まれる、という発想です。
完全にそれまでの大衆迎合のような時代が終わったのです。
そしてその時と同じくして自己主張といいますか、自分の意見を誰にも頼らずに自分の考えをもって発言することが尊ばれる時代へと変化していきました。
同じ考えで右に倣え、の時代で育った人間から見たら、とても合わせられないものの考え方のように思えた事でしょう。
しかし、己をしっかり持ち周りに流されず客観的見地からみた論理的な意見ならば、耳を傾けるのに十分な説得力はあります。
今の時代のベースとなるべく生き方が始まったのです。
周りに同調せず自分の意見を主張する
周りに同調せず、いかにして自分の意見を主張できるようになるか。
これはちょっとやそっとの人生経験では習得できない技かもしれません。
それこそ、その人がどれだけの人生を生きてきたかが試されてしまうだけのものが必要になってくるのです。
自己主張というのは責任感が伴います。
自分の発言に責任も持てないで言いたい放題喋りまくるだけなら誰でも出来ますよね。
それではいつまでたっても自身の為にもなりませんし、我慢強さも達成意欲も育む事が出来ません。
自己主張とはこれくらい責任が重くて大変なものである、という事を前提にして行うべきなのかもしれません。
そういった自己主張ならば必ずしや、音を上げる自分を消滅させてくれるものになってくれるでしょう。
音を上げるの使い方・例文
音を上げるは、困難や苦しさに耐えられず弱音を吐いたり、降参したり、諦めたりする様子や人に使うことができます。
例えば「あまりにも厳しい練習に音を上げる部員は多い。」という例文なら、「あまりにも厳しい練習に『もう無理だ』と弱音を吐く部員は多い。」ということになります。
他にも「彼はどんなに辛い仕事でも音を上げることはなかった。」、「一度は音を上げそうになったが、あの時諦めなかったからこそ今の仕事に就くことができた。」などと使うことができます。
音を上げるの類語
音を上げるの対語には「弱音を吐く」、「匙を投げる」、「お手上げ」、「投げ出す」、「断念する」、「ギブアップする」などが挙げられます。
音を上げるの対義語
音を上げるの対義語は「粘り強い」、「食い下がる」などがあります。
どちらも「あきらめない」というときに使うことができる言葉です。
音を上げるの英語表現
音を上げるは英語で「give up」と表現できます。