新しく出直す勇気がないのです。
このようにダラダラと悔やんでいる状況を引きずって行くのです。
しかし、ここに至った一つの理由は、本人が熱中しやすい性格でもあります。
この人は素晴らしいとか、これは最高だと思い込むと、自分の全てのエネルギーを注ぎこんで追っかけてしまうのです。
一途に取り組んでいくのです。
だから、その相手が自分に興味がないとか嫌いだとかがハッキリ分かると、とたんに目標が無くなって落ち込んでしまうのです。
そして、これまでの自分の行動を悔やんで自己嫌悪に陥ってしまいます。
しかも、熱中しやすい性格と共に、高い理想を持った完璧主義でもあるのです。
きっと自分の思い通りになるという自信があったのです。
その自信もすべて消えてしまいます。
全て、嫌な記憶とストレスが溜まっているのです。
そこで、引きずりがちな性格を直すには、その記憶とストレスを解消する方法を実行することです。
現実を離れて、どこか興味のある観光地に旅行するとか、スポーツで汗をかいて動くとか、新しい趣味を持つとかが実行しやすい対処法です。
別の世界で自分の存在感を試してみるのです。
自分磨きの時間にも使えます。
自分の時間を、有効なことに使用するということで、引きずることから抜け出すのです。
忘れるのが下手なだけ
失恋の場合だけでなく、忘れるのが下手な人も多いようです。
駅前で友人と久しぶりに出会って少し会話をして別れたのですが、病気入院したお母さんのことを尋ねるのを忘れたと思って、そのことが頭から離れませんでした。
このように、ちょっとした気がかりや悩み、行き違いなどの、すんなり忘れてしまっても良いことまで忘れることができないのです。
人間関係ではもっと深刻です。
相手から見ればどうでもよいことなのですが、ちょっとした意見の違いがあっても、一晩中考え込んでその後も何週間も気になるのです。
忘れるのが得意な人にとっては、そんなことぐらいすんなり忘れてしまえばと思うのですが、忘れるのが下手な人にはそれができないのです。
忘れるのが得意な人がやっている25個のコツ
そもそも人間の脳というのは、脳細胞も年々壊れていくし、覚えることよりも忘れる方が多いはずです。
しかし、好きな人ができると、その人のことが忘れられなくなって、時にはストーカーになって後をつけ回したり、事件を引き起こすことにもなるのです。
しかし、自分にとって辛いこととか嫌なことでも、平気で忘れてしまう人もいるのです。
しかも、苦しいこと以外に、困っている時に受けた恩でも、同じく簡単に忘れてしまうのです。
このような振る舞いを、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざで表現するのです。
熱いものを口に入れてしまっても、すぐに飲み込むと(喉元のあたりを過ぎてしまうと)その熱さを感じなくなり忘れてしまうということです。
苦しいことも恩もすぐに忘れるということです。
忘れるのが得意な人なのです。
それでは、忘れるのが得意な人は、どのようなことをしているのかを考えてみました。
思考を止めてボーッとする
忘れるためには思考を止めてしまえばよいのです。
しかし、その思考をどうやって止めるかです。
止めるためには、いろいろな方法があります。
一番簡単な方法は、眠ることです。
充分な睡眠、しかも良質な睡眠が有効なのです。
睡眠不足になると、体力面での回復が遅れるだけでなく、精神面でも不安定になってストレスも解消できないのです。