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アバンギャルドとはどういう意味?使い方やそう呼ばれる人の7個の特徴


皆さんは「アバンギャルド」の意味を知っていますか?

恐らく、普段の生活の中でも使用したり聞いたりする機会がたまにしかないと思うので、何となくのイメージで理解している人も多いのではないでしょうか?

でも、正しい意味を知らないまま使っていたら、いつか恥ずかしい思いをする事になるかもしれません!

そこで、今回はそんな「アバンギャルド」という言葉に注目し、”アバンギャルドの言葉の意味”や”アバンギャルドの使い方”、”アバンギャルドな人の特徴”などを、詳しくご紹介していきます!

「アバンギャルドって何…?」と思っている人は、是非最後までチェックしてみて下さいね。

この記事の目次

アバンギャルドって知ってる?

皆さんは、「アバンギャルド」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

音の響きからして、結構インパクトの強い言葉だと思うのですが、「正しい意味を説明してみて?」と言われて、正確に答えられる人は少ないかもしれませんね。

ですが皆さん、アバンギャルドに対して何かしらのイメージはお持ちだと思います。

例えば、「派手で独創的なイメージ」とか「凡人には理解出来ないセンス」とか…。

きっと、良いイメージを抱いている人も居れば、悪いイメージを抱いている人も居るでしょう。

恐らくですが、皆さんが想像している意味で大体は合っていると思います。

でも、厳密には違うかもしれません…。

そんな「アバンギャルド」の言葉の意味と特徴を、次から詳しく説明してきますね。

アバンギャルドとは?

皆さんはどんな時に、「アバンギャルド」という言葉を使うでしょうか?

多分よく耳にするのはファッションや、そういう雰囲気を持つ人に使う時でしょう。

そんなアバンギャルドですが、その語源は「ファッション」や「雰囲気」からは、全く掛け離れている言葉だったって、ご存知でしょうか?

言葉の意味

「アバンギャルド(avant-garde)」はフランス語で、元々は先頭に立って敵陣を偵察し奇襲する役割を持つ少数精鋭部隊を指す、「前衛」という意味の軍隊用語になります。

その後、20世紀初頭に起こった芸術運動によって、「革命的な物」や「前衛的な芸術」または「その立場をとる芸術家」を指す言葉として使用される様になりました。

当時アバンギャルドは、未来派・シュルレアリスム・抽象主義・ダダなどの総称として用いられていましたが、現在は、既成の芸術概念や形式に囚われず、今までにあった物を壊して、新たな物を創り上げる思想、という意味で用いられています。

因みに、アバンギャルドの全盛期は1960年代で、1980年代に入ると保守化が持て囃される様になり、アバンギャルドの評価も一度は落ちましたが、21世紀に入ってからまた評価され始める様になりました。

そして現在は、様々な芸術や芸術家に刺激を与える存在となっています。

日本では芸術の世界で使われる用語

アバンギャルドは、軍事的・政治的要素がある言葉でもありますが、日本ではもっぱら芸術的な意味合いで使われています。

因みに、美術・音楽・映画・書道・文学・演劇・舞踏・生け花など、それぞれの芸術分野に「アバンギャルド(前衛)」と呼ばれる表現や表現者が居るのです。

例「前衛美術」「前衛音楽」etc…

特にファッションにおいて、アバンギャルドという分野は最先端の流行として扱われています。

コレクション(ファッションショー)で見る服は、まさにアバンギャルドと言えるのではないでしょうか?

コレクションに登場した服が、そのまま私達の日常に入って来る訳ではありませんが、時間をかけて形を変えてトレンドとして持て囃される事は多いですよね。

アバンギャルドという言葉が日本で使用される場合、それは様々なニュアンスを含んでおり、例えば「前衛的」「最先端」「革命的」「斬新」「奇抜」「大胆」などが挙げられるでしょう。

この様に、アバンギャルドには色んな意味合いがありますが、中には軍隊用語の要素が強い「挑戦的」「攻撃的」というニュアンスや、「実験的な試み」などのニュアンスも含まれています。

なので、「奇抜なセンス」とか「一般人には理解されにくい物」としての認識がこの言葉に定着しているのは、仕方がないとも言えるかもしれませんね。

きっと、これがアバンギャルドに悪いイメージを持つ人がいる原因なのでしょう。

アバンギャルドの使い方

「アバンギャルド」という言葉を実際に使ったり聞く機会って、意外と少ないかもしれませんが、使い方としては、「アバンギャルドな人」「アバンギャルドな服」「アバンギャルドな音楽」「アバンギャルドな発想」と言った感じで使用します。

上でも説明した通り、厳密には「変革を求める芸術精神」「革新的な芸術運動を行う人」「新しい概念や先駆的な表現を試みる人」を表す言葉になるのですが、普段は”芸術的で目新しい物”に使われる事が多いかもしれません。

まぁ、ニュアンスは様々なので、何に使っても言いたい事は何となく通じるかも…?