「考える」のですから誰かに尋ねられて公表するような内容なのではありません。
よって人には言えないような大それた中身を考えても一向に構わないのです。
本来、抱負というものは秘匿性があるので公表するために考えるものではありません。
1年の最初の元旦に自分あてに考えた「抱負」をノートか何かに書いておいて机の引き出しにしまっておけばいいのです。
何かで躓いたりうまく目標達成に向けて運ばないような事態が起こった時にそっとノートを取り出してもう一度、見ればいいのです。
自分がその目標を立てた時の初心を思い返すことが出来たなら、その目標はしっかりとあなたの「抱負」となっているという事ですよ。
入社後の抱負を発表する
抱負の例文の2つ目は「入社後の抱負を発表する」です。
これは堂々と発表してもいいものですね。
特に新社会人となった最初の会社というのはまさしく第二の人生の始まりでもあります。
抱負を持つことは勿論、周囲の人に語っても何にもおかしくはありません。
それとあなたが学卒の新入社員ならば社員研修で必ずと言っていいくらい「抱負」についてレポートの提出などもあり得ます。
そのレポートは人事部預かりとなってあなたの今後をじっと見つめてくれるでしょう。
また、研修の場で皆の前で発表しなければならないかも分かりません。
書く内容をしっかり決めておいた方がいいでしょうね。
あまり恥ずかしい内容ではこれからの長い長い社会人生活に弾みがつかなくなってしまいますからね。
今後の抱負はなんですか?
「抱負」の例文の3つ目は「今後の抱負はなんですか?」です。
これこそがインタビュアーがもう少し配慮すべき聞き方の一つでしょう。
それは「抱負」というものはそう簡単に周囲の人に情報開示するような軽いものではないからです。
なのでこういう聞き方をされた場合は自分の心に思っていることの半分くらいを教えてあげる程度でいいと思いますよ。
全てをさらけ出して教えてあげる事ではないでしょう。
そしてインタビュアーさん、聞くならば「目標」とか「計画」などという言葉で聞くべきでしょう。
それでも基本的に個人の目標を公にしていいものかどうかはその人の判断に委ねられる部分もあります。
だからあまりいい気になってベラベラ話さない事ですね。
人間、誰かからものを聞かれるとつい嬉しくなってしまい過剰にリップサービスしてしまう事もあります。
もしあなたがスポーツ界や芸能界のような人気稼業の世界にいたならばちょっとした事実でも大きく湾曲されて報道される事もあります。
だから「抱負」というものはそっと自分の胸の中に閉まっておく方が何かと都合がよくるのですよね。
「豊富」を第三者から聞かれた時は当たりさわりのない答弁を返す練習を積んでおいた方がいいかも分かりませんね。
新年の抱負を決める
抱負の例文の4つ目は「新年の抱負を決める」です。
これぞ王道の「抱負」の決め方ですね。
「新年の抱負を決める」こそ、抱負の抱負たる由縁だと思います。
1年の計は元旦にあり、と古くから言われています。
別に2ヶ月経った時点、半年経った時点でそれぞれの抱負を立てても全然いいのですが、やはり何と言うか、気持ちの張りが違ってくるというか、決心の度合いが大きく変わってくるような気が致しますね。
「抱負」というものはある期間を通して成し得ようとするものです。
だから丁度キリのいい1年の最初の1日目に立てるのです。
それでないとこの1年を乗り切ってゆくための大きなスローガンがなくなってしまいますからね。
とにかく「抱負」は安易に考えて作るものではない、という事を胆に銘じておきましょう。