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協業を成功させるための3個のポイン...(続き2)

ブランドネームというのは、信頼度でもそうですし、顧客の情報という点でもそうですし、色々なところでメリットがあります。

大企業と協業をしようとするのは、そういったところでのメリットを狙っているからです。

逆に大企業は自分たちの持たない技術を持っている中小企業と組むことで、彼らの持っている技術をメリットとして利用することができますね。

資金の獲得

資金の獲得という点でも協業体制は良いでしょう。

自分たちよりもお金を持っている会社にそう言った面で協力してもらうことで、自分たちの技術を使ったものを楽に開発することができるようになります。

もちろん、利益の分配などの点では難しい契約をする必要が出てくるかもしれませんが、資金をきちんと獲得するためには必要な手段であることには違いありません。

市場と顧客の拡大

全く違う企業が組むことになるのですから、お互いに持っている情報をやり取りすることができれば、市場や顧客を大幅に拡大することも夢ではありません。

行き詰っているようなときには、協業することで新しい分野に踏み出すこともできるようになるかもしれません。

新しい分野では自分たちの今までの方法ではうまくいかないということもありますよね。

ところが、協業体制ではそこの部分で不安がないというのもメリットの一つだといえるでしょう。

協業する時のポイント3個


実際に協業するときのことを考えると、なかなか実現に向けて難しいこともたくさんあるように思えてきますよね。

それは当たり前で、自分の会社であれば当たり前のように利益を追求することができますが、違う会社の人と協業をするにあたっては、そう簡単にいかないこともあるのです。

ビジネスという世界の中はいわゆる「大人の世界」となりますから、必ずしも表面に出している姿がそのままの姿であるとは限りません。

大人の事情がたくさん絡んでいるということから考えると、何も想定せずに協業大切を作るということはトラブルの原因となります。

さらに言えば、トラブルの原因となるだけではなく、自分たちの仕事だけが上手くいかなくなってしまい、結果的に相手ばかりに利益を生み出すことになる可能性もあるのです。

協業をするときには利益を求めて行うのですから、きちんとポイントを押さえておく必要があります。

これは協業を持ちかけるときにもそうですし、契約を躱そうとしているときにも同じです。

甘い世界ではないということをきちんと考えて、ポイントは常に頭に置いておくことにしましょう。

1、目的とゴールを明確にする

まず一つ目のポイントとして大切なのは、目的とゴールを明確にしておくということでしょう。

目的も分かっていないままに協業に応じようという会社はありません。

子どもの遊びではないのですから、何も考えずに協業していても意味がないのです。

しっかりと目的や、そして目指す先のゴールは明確にしておくことが必要です。

どうしてその目的を設定しようとしたのか、それから目指すところはどこなのか、ということはきちんと自分たちの中で設定しておかなければいけないでしょう。

何となく曖昧になっているような状態では、協業に対しての気持ちが薄すぎるのです。

きちんと利益を出すための協業なのですから、何となくそれが得になりそうだという理由で手を出すようなことをしてしまってはいけません。

まずは協業体制を持ちかける前に、自分たちの中で誤解している人はいないのか、しっかりと全員分かって協業を持ちかけようとしているのかなど、意志を一つにするということが大切なのです。

最終目的の認識を再確認する

自分たちの中で協業に向けての意思をはっきりさせるというだけではなく、しっかりと相手とその目的を再確認しておく必要があります。

自分たちだけが分かっていれば良いと言うわけではないのです。

協業をするということはお互いに利害関係を一致させていなければいけません。

そして同じ方向を向いて歩いていなければいけないのです。

最終目的がどこにあるのかということをきちんと考えておかなければ、お互いにばらばらの方向を向いて歩くことになるという可能性も考えられるのです。

どうせ協業をするのですから、お互いにきちんと最高に利益を上げられるようにしなければいけません。

そのためには、目指す方向が一緒でなければいけないのです。

目指す方向、つまりは最終目的をきちんと認識しているかということはお互いに考えておきましょう。

最終目的が違っている人と一緒にいると、逆に自分たちだけで上げられるはずだった利益も上げられない状態になります。