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男女平等をするべき5個の理由と解決...(続き4)

それから話をまとめるようなスマートさが求められます。

いきなり、あれもダメです、これもダメです、と反論するのはおすすめできません。

女性は家事においても、仕事においても、男性を素直にうけいれましょう。

この基本視線は、男性においても重要です。

家事など家庭内だけでなく、社会にでる仕事についても、なにかがが議論されるシチュエーションでは、女性を素直に受け入れる姿勢をとるようおすすめします。

相手を受け入れる姿勢は、男女に共通してたいせつな基本姿勢だと認識してこそ、男女の平等は成り立つようになります。

まず、この壁をクリアーしましょう。

男女平等じゃない派の意見をまとめる

社会には「男女は平等ではない」と提唱する一派が存在しています。

「男女は平等ではない派」がそう提唱するのは、その人の人生観ないし「人生哲学」にもかかわる深い問題でしょう。

現実の社会にはそう提唱する一派が存在する以上、そうした一派の意見を聞いて、男女平等の必要性を理解するよう説得する必要があります。

その壁をクリアーするのはかなり困難となるでしょう。

ともかく、「男女平等ではない派」の意見に耳を傾けましょう。

#男女は平等であるべきでしょうか、と首を傾げる意見があります。

この意見は、本質的に男性と女性は異なるとする発想に立脚しています。

女性よりも男性のほうが体格が頑丈だし、女性は出産能力があるのに対し、男性は子を生めません。

これは生物学的な差異ですが、この差異は現実の「生活面」に反映されてくるのだから、男女の平等など、当初から実現できない、とみています。

この意見は、不可能にもかかわらず、男女平等を実現しようとするから、出生率が低下している、とも言っています。

そのうえ、「家事が労働よりも低いとみる発想」を批判しています。

この発想こそ問題で、重要なのは、女性を外で働けるようにすることではなく、いわゆる家事といわれる労働を外に出て働く通常の労働と同等にみなすことだ、とも批判しています。

#女性が外に出て働くのは良いが、現実的に少子化対策が重要だとする意見もあります。

この少子化という現象が、女性が外に出て働くために助長されているのであれば、政策レベルで考えなければならない、とも言っています。

この意見は人権尊重からすれば、「女性は家事に徹するべきだ、とはいえないでしょうが、人権を守ることがそれほど重要なのか」と、人権擁護を強調する見解を批判しています。

#男女同権とか男女平等など無理だとする意見もあります。

この意見は、「大人子供同権」とか「大人子供平等」とは言わない、と主張しています。

一律に男女同権、男女平等は無理だと言っています。

これらの意見を述べる人の気持ちはわかりますが、男女平等を尊重する立場にたてば、賛同できなくなりましょう。

女性の社会的地位

女性の社会的地位が改善されなければ、男女平等を理想的なレベルに押し上げるのは無理でしょうか。

なんといっても、国民の半数近い人が「妻は家にいるべき」と考えているらしい。

現実としては、職場では女性に平等なチャンスが与えられていませんし、子育てと仕事の両立は困難な現状です。

そして、税金や社会福祉のエリアをみても、女性は無収入とか低収入であれば、夫がより多く補助金を受けられるようになっていますし、世帯全体の納税額も少なくなります。

ですから女性が職場を離れる環境作りといえましょう。

男女の平等原則になじみにくい「女性の社会的地位」の壁をクリアーできる政策の推進を期待しましょう。

男尊女卑

日本の古代では、女性の地位が高かったが、貴族や皇族で高い地位につく女性は男性に比べ少数でした。

男尊女卑的な思考は平安時代以降、仏教の普及とともに広まってゆき、その後、男尊女卑は当然と考えるのが社会通念となってきました。

現在の日本では、制度上において男女差別は撤廃されていますが、結婚とか出産のため、仕事や出世を諦めなければならない女性が多い現状です。

企業や政界で要職を務める女性は欧米や中国より少ないので問題視されています。

ときには「女尊男卑」もみられるなどいう声も聴かれますが、「男尊女卑」の壁を撤廃しなければ男女の平等は実現できないでしょう。