女性の安定性と男性の積極性を適材適所に活用する社会こそ、両性にとって幸せな社会だと考え、男尊女卑の壁をクリアーしましょう。
男女平等が確率しないわけは?
男女平等の確率がアップしなのはなぜでしょうか。
理由のひとつは、男女のハートにみられます。
男性のハートのなかは、「女性は守るべきもの、男性は女性を守るために手を差し伸べるべきもの」と描かれているからです。
「平等」を目的としていない
すると女性はハートのなかでどんな考えを抱いているのでしょうか。
女性が「男女平等」というのは、家庭生活の役割分担とか労働環境でしょう。
女性がほしい「男女平等」とはなにかを探ってみましょう。
女性だからといって能力を評価しないのは女性の差別です。
そこで差別しないで主任、係長、課長、部長など女性管理職は増やしてほしい。
しかし重いものは持てないし、残業とか転勤は男性がすべきです。
女性は産む能力がありますから、産休・育休は女の権利として保障してほしい。
もちろん給料も男性並みに平等にしてちょうだい。
でも、仕事を辞めたくなったら辞めるから男性は養ってください。
そして主婦になっても、育児はふたりのものだから押しつけないでほしい。
男女のハートのなかにカメラをいれてみると、男女平等を唱えながら、実は平等を「目的」としていないのではないでしょうか。
男女平等を使い分ける女性
女性は一方で、仕事のエリアにおいて女性が管理職になれないのは男女平等ではない、と現状を批判しています。
これに対し他方では、女性はタクシーで送ってもらうとか、電車で席を優先してもらえるのはあたりまえと考えているのではないでしょうか。
ですから女性は、仕事のエリアとプライベートのエリアで、「男女平等を」の主張を使い分けているといえます。
ハートのなかには「ご都合主義」の神様が潜んでいるのかもしれません。
そもそも男女平等は必要ない
それでは、「男女の平等」は、果たして必要でしょうか。
完全に男女を平等にするのはむりだとする発想があります。
人間は、みんな女から生まれるから、子供は母親になつきやすいし、その育て行為の性質からみて、「子育て」は女の役目になります。
これに対し、男の役目は労働者として働き、生活費を獲得して家族を守ります。
社会の仕組みがそうであってはいけないのでしょうか。
そう考えれば、男女を平等に近づけることはできるけれど、完全な平等を実現するのはむりでしょう。
たしかにそうした側面もありますが、人類の人権史の流れにおいて、庶民が勝ち取った平等主義に基づく「両性の平等」ですから、この原則は尊重するようおすすめします。
世界の男女平等ランキング2017
それでは、世界の男女平等ランキング2017はどうでしょうか。
残念ながら日本は確率が低下しています。
1位:アイスランド
世界のトップにランクされたアイスランドは、これまでさまざまな男女平等のための試行錯誤を繰り返し、昨年3月の国際女性デーで今回の法案を発表していました。
アイスランドでは、女性の大学入学者の数が男性を超えています。
男性1人あたり女性が1.72人多くなりました。
大学医学部の41%が女性ですし、80%の女性がなんらかの職業に就いています。
しかも高スキルが必要とされる仕事で女性の方が多くなっています。
男性1人あたり女性が1.35人多い計算です。