心に残れば、そのまま人を信じられない気持ちで他人を判断するようになるんです。
例えば、過去にお母さんやお父さんから虐待を受けていた。
その両親とは離別したけれども、自分にいざ恋人ができるとその両親の姿に重ね合わせてしまって信じることが出来ない。
幼い頃に両親が浮気していたのを知っていて自分が結婚をしたら、大人というのはすべてそういう生き物だから自分も裏切られるにちがいないと感じてしまうこともあるでしょう。
トラウマというのは、人によってまったく違うものになります。
しかし、共通していえるのはそれがその人を長い間ずっと苦しめているということ。
そのトラウマを解消しようとしてもやっぱりできなくて、何度も悔しい思いをした方もいるかと思います。
まるで今の自分と過去の自分の精神が分離して戦っているような気持ちになることもありますよね。
でも、それはトラウマを解消する根本的な原因を分かっていないだけなんです。
強い孤独感を感じている
誰かと一緒にいても独りでいるような気がするし、それに恋人から「愛してる」といわれても心に響かないし、そんなのウソに決まっていると感じる・・・。
そのように孤独感が強いとどうしても人を信じることが出来ません。
孤独感が強い方というのは、自分に自信をもっていなかったり、いつも”心ここにあらず”なことが多いんですよね。
そのため、客観的に自分の存在をみてみて「ああ、たしかに一緒にいる」と感じられるのですが、肝心の心の隙間を埋めることが出来ません。
その結果、孤独感を感じてしまい、さらに人を信じられなくなります。
要するに人を信じられないからこそ孤独になり、その孤独感のせいで人を信じられないという悪循環に陥っています。
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相手の本心が読めなくて困っている
人は成長するごとに相手の言葉や表情から「こんな風に感じているのかな」と、だいたいの相手の気持ちを察することができます。
しかし、相手の本心が読めないこともありますよね。
まったく意思表示を示さない相手だったり、どんなに面白いことを言っても仏頂面でいるような人と一緒にいるとそのように感じることでしょう。
そのような人に限定して相手の心理が分からないということもあれば、もともと相手の気持ちを察したり相手の立場にたって考えることが苦手な人もいるでしょう。
後者の場合、そのような考え方を鍛えていかなければなりません。
相手の本心を知るために相手の立場にたって考えることが出来ないからこそ、「相手は何を考えているかわからない」と感じるのです。
こちらが思う気持ちを押し付けるよりは、相手の本心も知らないほうがいいのではないか、と感じますよね。
その結果、信じられなくなってしまうんです。
人を信じられない人とうまく付き合う方法
今回は、人を信じられないというテーマでお送りしてきました。
いかがでしたか?
あなた自身が「人を信じられない」という気持ちで悩んでいる場合は、その原因をつきとめ、それに対する対処法をみつけることができたでしょうか。
実は、あなたが思ってもみないところに人を信用できなくなった原因があるものです。
また、周りに人を信じることが出来ないという人がいて、以前の筆者のようにそのような気持ちを理解できないという方は、どうして人を信じられなくなってしまうのかの理由を知ることが出来たでしょうか。
人を信じられなくなるその理由は千差万別なんですよね。
それにあなたが持っている意識をすべての人がもっているというわけではありません。
おおざっぱに考える人、細かく考える人、くよくよ考える人などこの世の中には、色々なタイプの人間が暮らしています。
だからこそ、お互いに理解しあいながら生きていかなくてはいけないんですよね。