しかし、ある程度読書の経験がある人なら、過去に読んだ本の内容を参考に、何となくそれらしい文章を書くことができるかもしれないのです。
たくさんの本を読み、読書の回数を重ねることによって、自分が文章を書く際の「引き出し」がどんどん増えていきます。
そして実際に文章を書き続けることで、文章力もしっかりと上達していきます。
このように、良い文章を書くためには読書をすることがメリットとなるのです。
4.偉人の考え方が知れる
自分の器を広げたり、それまでと考え方を変えるのに読書はうってつけの方法です。
あちこちで見聞を広げ、自分が尊敬出来る人から話を聞くことも大切ですが、すべての人から直接会って話を聞けるわけではありません。
その点、本を入手することが出来れば、苦労せずに偉人の考え方を知ることが出来ます。
自分が今よりも成長したいと思ったら、自分以外の誰かから話を聞いたり、これまでにない経験をすることも大切になってきます。
偉人の考え方は常人よりもかけ離れたもので、私たち一般人にとっては耳を疑うような内容も少なくありません。
しかしもし、自分が「この偉人のようになりたい」と思う気持ちがあれば、まずはその偉人の考え方を知り、理解出来るように努めなければなりません。
そしてその考え方を知る方法として、読書がおすすめなのです。
5.コミュニケーション能力が上がる
読書をすると、自分の知らなかったことをたくさん知ることが出来ます。
流行の話や小難しい哲学書など、ジャンルを問わずさまざまな本を読んでいると、それだけ「引き出し」が増えます。
そのため、実際の会話でも役に立つことが多く、結果的にコミュニケーション能力が上がることも期待できます。
例えば初めて出会う人とコミュニケーションを取る際に、「どんな話をしたらいいんだろう」と悩みますよね。
相手と性別や年代などの差があるほど、話のネタに困る人も多いでしょう。
しかし、もしお互いに今話題になっている本を読んでいたとしたら?
共通点が出来て、一気に話が盛り上がりますよね。
このように、読書は思わぬところでコミュニケーションの助けにもなります。
まったく本を読まないよりも、ある程度は読んでおいた方が役立つことが多いのです。
6.仕事で成果を上げることができる
本によっては、ビジネスで成功する秘訣について書かれたものや、上司とのコミュニケーションの取り方、仕事を効率的に行う方法をアドバイスしたものなど、さまざまな役に立つ本があります。
それらを読むことによって、自分の知らなかった仕事に対する向き合い方や、新たなビジネスの方法を学ぶことが出来ます。
本で学んだことをビジネスの場で上手に活かすことが出来れば、仕事で成果を上げることも出来ます。
「仕事で成功したい!」と強く考えている人ほど、ビジネスに関する書籍を読むことをおすすめします。
上司や周りからは教えてもらえないような、新しいやり方や価値観を学べるはずです。
7.非日常の世界観を体感できる
本の世界の中では、現実世界で体験出来ないようなさまざまな冒険や物語を、文章を通して体感することが出来ます。
例えば、空飛ぶ車に乗って自由に世界を行き来したり、巨大なモンスターを従えて一緒に旅をしたり、または高校生に戻ってもう一度青春をやり直すなんてことも、本によっては可能です。
SF小説や物語は昔からありますが、最近ではライトノベルなども本屋で気軽に購入出来るため、実際に自分が経験していなくとも、本を読めばその気になって楽しむことが出来ます。
日常生活で縛りや制限が多かったり、子どもの頃に夢見ていた世界に行きたいという願望がある人にはまさにおすすめです。
非日常の世界観を体感することは、人によってはストレス発散方法にもなります。
これまでさまざまなストレス解消法を試してきて、どれも成果がなかった人は、この機会にぜひ一度試してみるのはいかがでしょうか?
また、読書の習慣がなく、「本を読む必要性は感じているけど、いきなり難しい内容は読めない」という人にも、小説や物語は読みやすいためおすすめです。
8.想像力が高まる
本の多くは、イラストがあまりついていません。
そのため、文章からある程度内容を想像しなければならず、想像力が鍛えられます。