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謹啓とはどういう意味?正しい用法と...(続き6)

しかし、意味としても使い方としてもまったく間違いではありませんので、「拝啓」で手紙を出す際には、「拝具」で締めくくって問題はないでしょう。

敬白

「敬白(けいはく)」は、「敬いつつしんで申し上げる」という意味の言葉です。

結語として用いますので、この意味も「敬いつつしんで申し上げました」となるでしょう。

こちらも「拝啓」の結語として用いられることが多いですが、最近では「謹啓」の結語としても用いられています。

しかし、本来は「謹啓」の結語として使われるものではないため、相手に誤解を与えないためにも、「拝啓」とセットで使うと覚えておいた方が良いでしょう。

謹言

「謹言(きんげん)」は、「謹啓」の結語として用いられる言葉です。

どちらも丁寧な言い方ですので、この二つは必ずセットで覚えておき、使うようにしましょう。

どちらかを別の頭語や結語で表すと意味がおかしくなってしまったり、失礼になってしまったりしますので、「謹啓」と「謹言」はそのままで余計な組み合わせは作らないように気をつけましょう。

「謹啓」の他にも使用してみるのもOK!

普段手紙を書かないという人は、「拝啓」や「謹啓」といった言葉をあまり使い慣れていないかもしれません。

しかし、社会に出るとメールなどでそうした言葉を使う機会は必ずあります。

その時に間違った使い方をしてしまわないためにも、このような機会に改めて正しい意味や使い方を学んでおくことは大切です。

また、ビジネス上では「謹啓」の頭語を用いるのが一般的ですが、時と場合、そして相手によっては別の頭語を使えることもあります。

その時の状況に合わせて、ぜひ頭語や結語を使い分けてみて下さい。