CoCoSiA(ココシア)

悲しいとき、辛いときに知っておきた...(続き3)

しばらくは赤ちゃんにとって辛い時期が続きます。

しかし、1年、2年と時が経つにつれ、泣いて誰かに頼まなくても、何でも自分でできるようになってきます。

もちろん、赤ちゃんが「産まれたばかりの時は大変だったけど、今じゃこの通りですわ」と笑って過去を振り返るわけがありませんが、大人であるあなたは、「今は悲しい辛い時期で大変だけど」と、考えることができ、将来は必ず幸せになれるという思考を持つことができます。

今は悲しい辛い時期かもしれませんが、それを乗り越える能力は生まれながらに持っており、あなたが赤ちゃんの時に既に実践しています。

今のその辛さ、いくつあるか知りませんが、1つずつ乗り越えていくことによって、1つずつ幸せになっていくはずです。

ご存じかと思いますが、「辛」という漢字に漢数字の「一」を付けると「幸」という漢字になります。

4、信頼できる友達に相談する

悲しい時に信頼できる友達に相談している
友達でもかまいませんし、家族であってもかまいません。

自分が信頼できると思う人に相談してみましょう。

「こんなこと相談して相手を困らせてしまったら悪い」なんて思わないことです。

自分で解決できない問題、抜け出せない落とし穴なんかは他人に手伝ってもらわないと無理に決まっています。

赤ちゃんの時のあの悲しい辛い思いは、その都度、お母さんをはじめとする大人達によって取り除いてもらってきました。

お腹すいたと泣けばお乳をくれ、うんち出たと泣けばオムツを変えてくれ、眠いとグズれば寝かしつけてくれました。

人は生まれながらに一人で生きていくことはできません。

誰かに助けてもらわないと生きていけません。

一人で歩いている今の今でも、誰かに支えられて歩いているのです。

ですから、人に相談することは迷惑をかけることにはなりません。

迷惑だなと相手が思うなら、相手の方から断ってくるでしょう。

そういう相手はあなたとはその程度の仲だったということ。

一時は助けてくれそうな素振りを見せても、途中でいなくなるでしょう。

あなたが信頼できると思える人なら、おそらくほとんどの人があなたの力になってくれると思います。

安心して相談しましょう。

ただ、この場合の注意点をしいて言うなら、「相談相手に頼りすぎないこと」です。

自分の今の悲しい辛い気持ちを乗り越えるのは、あくまでも自分自身なのですから、信頼できるとはいえ、まるごと問題を任せるのはよろしくありません。

それは友達を「頼って」いるのではなく「利用」していることになります。

また、先程も少し触れたように、中にはあなたの相談をめんどくさがる友達もいるかもしれません。

基本は自分で解決するので、何かヒントや後押しをもらいたいというスタンスは持っていた方が良いでしょう。

とにかく、自分の中だけに溜め込まないようにすることも大切です。

それが、悲しい辛い気持ちから脱する第一歩でもあります。

少しウンチクになりますが、「話す」という行為には「離す」「放す」という意味があるという心理学者もいます。

人に話すことで、マイナスなモノを心から「離す・放す」ことができるというわけです。

5、楽しいことだけをしてみる

自分の好きなこと、楽しめることをするというのは、非常に効果的に心に余裕を持たせることができます。

あまり、難しく考えずに、楽しいことだけやってみてはどうでしょうか。

日常生活の中で、常識的な範囲で他人に迷惑をかけることではないなら、それは現実逃避などではありません。

れっきとした問題解決に向かう為の手段です。

辛いことがないと幸せは来ないと言いましたが、まさに今辛い思いをしているからこそ、それまでは普通であたりまえだったことが、素晴らしくて、ありがたいことに思えてくる。

彼氏彼女にフラれたけれど、気づけばいつも一緒にいてくれる友達がいる。

部活ではなかなかレギュラーとれないけど、家では一生懸命お弁当を作ってくれるお母さんがいる。

今日頑張って働けば明日から家族で温泉旅行!なんてことが大なり小なり重なりあって毎日があります。