CoCoSiA(ココシア)

悲しいとき、辛いときに知っておきた...(続き4)

だから、まずはいつもは気づかなかった素敵なことを見つける努力をしてみましょう。

すると、悲しい辛いこともあるけれど、1日の半分いやそれ以上は楽しいことだらけということに気づけるはずです。

そしたら後は、1日を生きていくなかで、どうせ悲しい辛いことも、素晴らしい楽しいことも味わわなくてはならないのなら、悲しい辛いことも味わってやるけどそれ以上に素晴らしくありがたいことも楽しんでやろうと思いましょう。

6、ノートやブログなどに書き込んで整理してみる

悲しい辛い気持ちになるのには原因があるのなら、解決策も有るはずと先程も言いました。

その原因を見つけたり、解決策を見いだしたりする方法に、「自分の気持ちを文字にする」という方法があります。

気持ちだけでなく、その気持ちに関連することを思い付く限り書いたり、関係性を線で繋いで図にしたりします。

それを今度は客観的に俯瞰して見て下さい。

すると、なんとなくですが、自分を悲しい辛い気持ちにさせている原因が見えたり、その解決策がひらめいたりします。

こういう手法は、ビジネスの世界では色んな企業も販売戦略を立てる上で使っているもので、もうちょっとしっかりしたやり方があったりするのですが、個人的な悩みを解決するためのものですから、自由にやっても良いでしょう。

逆に、確実に筋道立てて悩みを解決したい人は、企業の販促チームが使うようなものを個人的なものに応用したやり方もあるようですので、本屋などで探してみてください。

7、時間の流れに身をまかせる

赤ちゃんの頃もそうですが、3歳、5歳といった就学前の小さかった頃にも確かに悲しい辛い思いはしてきたはずです。

でも、もうそのほとんどは忘れてしまっています。

忘れてしまうぐらいたわいもないことだったかもしれませんが、その当時はかなり辛いこで大泣きしたはずです。

でも、成長するにつれ、いつの間にか、耐えられるようになり、辛いものとは思わなくなり
気にならなくなり、忘れてしまったんですね。

このように、時が経てば今の悲しい辛い思いも薄れてしまったり、忘れてしまうこともあります。

いつかは忘れられるだろうと、楽しいことでも探して気を紛らしておくのもひとつの手です。

「喉元過ぎれば暑さを忘れる」ではない

時間が経てば悲しい辛いことも確かに忘れることができたとします。

しかし、再度同じ原因から、同じ悲しい辛い思いをしてしまうようではいけません。

忘れた意味がありません。

この「時の流れに身を任せる」という手法のポイントは、「時間の流れと共に自分も成長していかなければならない」ことです。

本項の冒頭、赤ちゃんはじめ子供は成長と共に過去の悲しい辛い経験を忘れると述べました。

つまり、肉体的には体が大きくなり、出来なかったことができるようになったり、知能的にも言葉を覚え、自分の欲求を的確に伝えられるようになったり、精神的には我慢強くなって、少々のことは辛抱できるようになったこらこそ、昔は悲しい辛かったことでも耐えられるようになったわけです。

これがポイントです。

果たして、大人はどうでしょうか?子供の成長はある意味努力をしなくても自然に体は大きくなり、丈夫になっていきます。

言葉も自然に覚えていき、そういった肉体的成長と知能的成長によって精神的な成長も必然的に促されてきました。

ですから、ある意味、もうすでに成長を成し遂げている大人は、意識的に努力をしなければなりません。

何もしないで時が経つのを待ち、悲しい辛いことを忘れられたとしても、自分がその時のままであったら、また同じ思いをする可能性は大です。

忘れるのを待ちながらも、もっと成長してやろうという姿勢が大切です。

8、自分を責めすぎない

悲しい辛い気持ちになった原因が自分自身である場合もあります。

そんな時、反省は大切ですが、自分を責めすぎないようにしましょう。

何かの失敗は反省すれば十分です。

例えば原因が自分ではなく、反省すべき立場の人が他人だったとします。

あなたはその人が心から反省しているのに、更に責めますか?

もちろん、ことによっては賠償責任などの問題も生じますが、それはそれとして、失敗したことに対し、自分が悪かった(損害賠償もする)と言っている人を更に責めるなんてどんな手段があるのでしょうか。

無理だし、必用はありませんよね。