ハトに餌付けをして近隣に迷惑をかけた人のニュースもありましたが、こんどはあのイノシシなのです。
このニュースを家族で見ていた時に、娘がひとこと「何得?」と聞いたのです。
確かに、イノシシを繁殖させて金儲けをするわけでもなさそうです。
単にイノシシに餌を与えて楽しんでいるようです。
そのイノシシが子供ずれであったので、食べるものを分けてあげたいという優しい心遣いかも知れません。
しかし、その人が24時間監視しているわけでもなく、街中ですから夜間に帰宅する人を襲うかも知れないという危険があるのです。
それも無視して餌付けをするとは、本当に「何得?」となってしまいます。
おもしろ道具展に出かけると、この道具は何に使うのかな?とかどのように使う道具なのかな?などと、首をかしげるものも少なくありません。
そんな道具を手に取って「何得なの?」となるのです。
「私得」
女性もトークに参加します。
観光地のお土産を数人の友達と選んでいた時に、派手なタオルを見つけました。
そのタオルには「魂」とか「根性」とか「情熱」などの大きな文字が赤いインクで書かれているものです。
まるで受験生やスポーツ選手が頭に巻くような感じです。
「私の彼氏には似合わないわ」とその派手さに敬遠していたのですが、ひとりだけは「私得」と言って購入したのです。
彼氏を驚かせたいので、気に入ったそうです。
みんなは敬遠するけれども、わたしは大好きということです。
男性の「俺得」に対して女性は「私得」と言うのです。
俺得の使い方
「俺得」には、「得するのは俺だ」という意味と、「みんなと違って俺は好きだ、支持する」という意味があります。
俺得動画
ネットにアップされる動画には、普通の神経では理解しがたい作品も多いのです。
「いいね」クリックだけを狙っているのか、見る人に何かを訴えたいのかが分からないものもあるようです。
こんなくだらない作品なんて、作るのももったいないと思えるものまで、たくさんあります。
ほとんどの人が評価しない作品でも、「俺得」と書き込む人もいます。
つまり、他人がどのように評価するかは知らないが、少なくとも自分は評価するよというタグなのです。
その動画に出会った時には「俺得動画だ」と支持するのです。
特に、その動画を評価するどころか。
大多数の人が批判さえするような動画でも、自分はこの動画には高い評価をつけるとあえて表明する時に、「俺得動画」と宣言するのです。
完全に俺得
仕事の帰りに仲間3人で、いつものように行きつけの居酒屋に直行しました。
当日は混んでいたので、丸テーブルで相席になりました。
すると、相手も若い女性の3人組でした。
酒のせいでその女性達と仲良く飲むことになったのです。
話しが盛り上がったところで、たまたま出身大学の話しになると、何とその女性たちはわたしの大学の後輩達だったのです。
女性の方も大喜びで、そこから先はわたしの話で持ちきりでした。
次回もまた合流する約束を取りつけて気分も最高です。
今日の居酒屋は「完全に俺得」だったのです。
俺得でしかない
友人から急に合コンに誘われた。