また、「女のお前に何が分かる!」と逆上する可能性もあり、そうなったらお互いに罵倒し合う最悪の結果になりかねませんので、男性から求められない限りは、頭ごなしに怒るのは止めましょう。
女性が男性を怒るといった励まし方が通用するのは、男性が精神的にMの場合だけですので、十分に注意しましょう。
5.何も言わずに側にいる
慰めの言葉をかけるでもなく、アドバイスをするでもなく、落ち込んでいる男性に対して何もせずにただ側にいるというだけでも、男性にとっては慰めになっていることがあります。
誰もが沈黙を気まずいものだと考えてしまいがちですが、時に「沈黙は金なり」です。
何も言わずに、ただ黙って男性の側にいるだけでも、男性は女性から暖かな温もりの気配や気遣いの感情を感じ取っています。
そして、あえてこちらが何も言わないことを有難いと感じる男性は少なくありません。
周りから何かを言われてこれ以上傷つきたくないと思っている男性や、プライドの高い男性、静かに考え事がしたい男性など、さまざまなタイプの男性に効果的な対応方法でもあります。
一方で、一人になりたい男性や、何か声をかけて欲しいと考えている男性にとっては、「放っておいてほしい」や「何も言わないなら何で側にいるんだよ」などと思われてしまうため、男性が今求めているものを敏感に感じ取れるように意識しましょう。
6.年下男性は褒めてあげるのが効果的
相手が年下男性の場合には、説教をするよりも褒めてあげる方が効果的です。
年下男性の場合、女性が年上だということは理解していながらも、やはり男としてのプライドがあります。
そのため、上から慰めの言葉をかけられるよりも、褒めてもらえた方が「自分のことを認めてくれている」という喜びの感情が芽生えやすいです。
男性は元々年齢差に関係なく、女性から尊敬されたり、褒められたりすることを嬉しいと感じやすいため、落ち込んでいる男性を褒めることで男心をくすぐることになり、男性は気を持ち直しやすくなります。
そのため、年下男性を励ます時には、「いつもよく頑張ってくれているよね」「あなたの努力はみんな認めてるよ」など、褒めながら励ましの言葉をかけると良いでしょう。
7.休息を取るように促す
つい頑張り過ぎてしまう男性の場合、自分が一生懸命に頑張っていることを自覚しながらも、その頑張りが他の人よりも足らないと感じていたり、どの程度頑張ればいいのか限度が分からなかったりすることがあります。
そうした男性には、女性の方から「いつも十分に頑張っているのだから、少し休憩を取ったらどう?」や「そろそろ休めって心身が訴えてるんじゃない?」など、男性に休息を促すと良いでしょう。
休日を取るまではいかなくとも、女性が付き合って数十分一緒に休憩するなり、飲み物を奢って一休みするなり、男性を休ませてあげることで、男性の気持ちが落ち着いて、切り替えが出来るようになることがあります。
また、そうして女性が休息を促すことによって、男性が「自分の頑張りを見ていてくれる人がいる」と自覚するため、こちらの気遣いの気持ちがより男性に伝わりやすいでしょう。
8.反省点を一緒に見つけてあげる
男性によっては、落ち込む原因を自分一人だけでは解決出来ずにこちらに何らかのアドバイスを求めてくることがあります。
仕事で失敗をした時の話をこちらに愚痴混じりで話し、「どうしたらいいのか分からない・・」と悩んでいる様子だったら、男性の反省点を一緒に見つけてあげると、男性は気を持ち直しやすくなるでしょう。
その場合、こちらはなるべく相手の行動を決めつけるようなアドバイスは避け、とにかく相手から話を聞き出し、男性が自分で解決方法を探っていけるように誘導してあげると良いでしょう。
男性が落ち込んでいる原因についてより具体的に聞き出し、何がいけなかったのか、どうすれば良かったのかなど反省点を一緒に見つけてあげることで、男性は気を持ち直すだけでなく、こちらに対してかなり好感を抱くでしょう。
「自分の悩みを一緒に考えてくれている」と感じることで、男性は話を通してこちらに心を開きやすくなります。
反省の次は目標を設定する
反省点が分かったところで、では次はどうしていけばいいのかと目標まで一緒に決めてあげると、男性からの信頼度はかなり上がります。
それほどこちらが親身になって考えてくれているという気遣いを感じ、男性は今回だけでなく、今後も事あるごとにこちらに相談してきたり、落ち込んだ時には助けを求めてきたりすることもあります。
男性の反省点を一緒に見つけるのも、その後の目標を設定するのも、ある程度男性との距離を縮めることになりますので、女性自身が親しくしていきたいと感じている男性や、信頼している男性に対して行うと効果的な対応方法です。
9.言葉で励まさない
言葉で直接励まそうとすると、素直にその言葉を受け取ろうとしない男性も中にはいます。
深刻に落ち込んでいると、他人からの慰めや励ましの言葉を皮肉に受け取ったり、「俺の気持ちなんて分からないくせに適当なことを言うな」と不快に感じたりすることがあります。
そうした男性の場合には、軽々しく「無理しないでね」や「頑張ってるね」などの言葉をかけると、余計に男性を不愉快な気持ちにさせてしまうことがあり、こちらの気遣いが一切伝わらないため、言葉で励まそうとしない方が良いでしょう。
プライドの高い男性や、女性からあれこれと言葉を受けることを嫌がるタイプの男性にはこうした傾向が強いため、男性の性格を注意深く観察した上で、対応方法を判断するようにしましょう。