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話術の磨き方。人を惹きつける話し方...(続き5)

表情

言葉を発するのは口ですから、その周りの表情というのは必ず相手は見ています。

その顔の表情がシチュエーションにあってない表情だと、話がちゃんと相手に伝わらないので注意が必要です。

基本的には表情は落ち着いた穏やかな表情で話すのがよいでしょう。

それによって相手に安心感を与えて話しやすい雰囲気を作ります。

また、相手と意見が食い違って対立した時には、あからさまに怒りの表情を作るのではなくて、冷静に決然としたキリっとした表情で話すのが良いと思います。

それによって相手はしっかりとした意見を持った人だと捉えてくれると思います。

いつでもニコニコしているだけではなめられてしまうので、表情の使い分けには注意して会話を進めましょう。

しかし、表情の使い分けは普段から喜怒哀楽をきっちり出していないことには豊かな表情というのは作れません。

それには小さなことでも大切にし、感動する心を持っていないとできないことなのです。

今の人々はあまりにも無感動な人が多い。

それはそのまま表情の乏しさ、無表情につながっているのです。

特に笑顔は大切なので、自分の素敵な笑顔を作れるよう努力しましょう。

抑揚

抑揚というのは非常に大切です。

特に日本語は抑揚の少ない言語だと言われているので、声の大きさだとか、声のトーンを場面場面で選んでいくということが大切になってきます。

抑揚一つで話に信憑性が出てくることもあれば、嘘くさく聞こえることになったりすることもあります。

自分が話を聞く立場だとして、全く抑揚のない通り一辺倒な話を聞かされて心に響くでしょうか?全く響かないと思いますし、相手の誠実性を疑います。

人間は感情に訴える生き物ですから、感情が入っていない会話ほど虚しいものはありません。

感情を移入させるためにも話に抑揚をつけるということは必要不可欠なのです。

相手がよく使う言葉を選ぶ

波長を合わせると言いますが、会話をする時にも相手と波長を合わせることは大切です。

波長が合っていないと、言葉に角が立ってちぐはぐな会話になってしまうことが多々あります。

波長を合わせるには相手がよく好んで使っているなと感じる言葉を意識的に選んで話すようにしていきましょう。

そうすることで相手は心地よく話をすることができますし、同調意識がでてきますので話も弾むというものです。

また、出身地が同じ場合などはその地方の方言やイントネーションを少し使うだけでも親近感が沸いてきます。

東京などは多くが地方から出てきた人の集まりです。

ビジネスの現場などで同じ出身の人に出会うとそれだけで会話が弾むものです。

話し上手な人とたくさん話す

テレビで芸人さんのトーク番組などを見ていると、話が本当にうまいなあと感心させられることがあります。

自分の人生で出会う人の中にも非常に話の上手な人と数人は出会う機会があると思います。

そういった機会が得られた時には積極的にその人と話すようにしましょう。

実際に話上手な人と会話してみると、話の内容だけではなく、抑揚や声のトーン、間の取り方などが絶妙であることが多いことに気づかされます。

そうやって話術に長けた人とのセッションをなるべくたくさん繰り返すうちに、自分もそういった間の取り方などの感覚が掴めるようになってくると思います。

まずは真似ることから始めよう

上手くなる第一歩はとにかく真似ることです。

この人うまいなと思ったら、真似してみましょう。

それで盗めるところは盗んで自分のものにしていけばいいし、真似事から入って最終的に自分のオリジナルの話術を完成させればいいのです。

人間は一人一人違いますから、人を真似たからといって全く同じようには絶対になりません。

その人のもつ雰囲気であったり、性格であったり、声であったりと総合的なものが作用してくるので、最後には自分だけのオリジナル話術になるのです。