わたしの仲間には、いわゆる自己中心的な人間がいます。
「彼女は自己中だよ」と知れ渡っているのですが、自己中なところ以外は付き合いもいいので、仲良し仲間として続いているのです。
どのような時にそれを感じるかと言うと、仲良し仲間3人で久しぶりに映画を見に行こうということになり、どの映画を見ようかと相談していた時です。
彼女が「絶対この映画がいいと思う。雑誌でも取り上げられているし、現在の若者にとって見ておくべき映画なの」と熱心に勧めるのです。
純愛ものの映画なので、他にも候補があったけれどもこれでいいか、と残りの人は納得してその映画を見ることにしました。
当日はレディースデイということで入場料は1100円だったのです。
「良かったねー」と言いながら入場券を買おうとすると、この映画を推奨した彼女は「わたしね、この映画の無料招待券を持ってるからいらないの」と言うのです。
そういうことなのです。
無料の招待券を持っているので、一生懸命この映画を推奨していたのです。
そして、残りの人がこの映画に決めようと言った時には、「シメタ」と思ったことでしょう。
ちょっと仲間思いの女性だったら、2人分の料金を3人で分けようと提案するのですが、自己中心的な女性は自分のことしか考えないので、そんな提案は絶対にしないのです。
でも、そんな性格であることを仲間も知っているので、「あっ、またか」と呆れるだけで済ましてしまうのです。
そのことをあまり突っ込むと、機嫌を悪くして険悪なムードになってしまうので、その方がむしろ嫌なので自己中も我慢するのです。
このように、「この程度だったら、まあいいかっ!」とスルーできる程度の自己中のひとなら、アナタの周りにもたくさんいるはずですし、もしかしたらあなたも自己中と思われている時もあるかも知れません。
あなたが何気なく提案したことでも、他の人にとっては苦痛であったりすると、あなたは自己中な人だと思われてしまうのです。
では、自己中心的な人というのは、どのような性格の人なのでしょうか、そしてみんなに嫌われてしまうのでしょうか。
そのあたりを次にまとめてみました。
自己中心的な性格が嫌われる理由
自己中心的な人というのは、共通した特徴があるようです。
まずは負けず嫌いなことです。
なんでも自分の方が上で得意だと主張するのです。
「あの女性は、スタイルが良くて何を着ても似合うよね」と話しをしていると、「しかし、あの女性はバストアップのブラジャーをいくつも持っているようだし、実際のバストはきっとわたしの方が大きいはずだわ」と自慢するのです。
自慢話ばかりを繰り返すので、「またか~」と嫌気がさすのです。
それと、話しに加わっても自分の事ばかりの話しをして(ほとんどは自慢話ですが)、人の話をジッと聞くことがありません。
他の人が話しをしてる時にも、自分の用事があるとサッサと会話から抜け出してしまうのです。
何とも身勝手な性格で、人の話をじっくりと聞くことなどないのです。
このように、自己中心的な人というのは、負けず嫌いで人の話をしっかり聞かないで自己主張ばかりするので、一緒に過ごしていても楽しくないので嫌われるのです。
自己中心とマイペースは同じ意味なのか
「自己中もマイペースも、どちらも自分が思ったように行動するところは同じです。
言葉は違うけれども、どちらも同じような意味だと思う」という意見も多いのです。
自己中の人もマイペースの人も、一緒に仕事をするのは苦手だと思います。
どちらの人と一緒でも、自分が平静に仕事が出来そうもないからです。
どちらも問題がある、というよりどちらも個性があり過ぎるとも思えるからです。
どちらも敬遠したい相手ですが、この言葉から来るイメージとしては、何か少し違っているようにも思えます。
よくよく考えると、マイペースの方は、周りの人の行動に直接迷惑をかけたり邪魔したリすることはないようです。
あくまでも、自分の行動のペースが自分流のテンポになっていることで、他人のペースに合わさないだけのことです。
しかも、マイペースで仕事をしても、ほぼ計画通りに収まってしまうので、周りの人はハラハラと心配しますが、結果オーライの場合が多いのです。
実力を知っている人は、「あいつのペースでやらせておけ」とある意味信頼しているところもあるのです。
このように、自己中の人は周りに迷惑をかけて嫌われますが、マイペースの人に対しては横目で見ているだけでお互いに干渉しないのです。