また、例えば相手も自分と同じように、自分から情報を得ようとしていたり、または自分を使ってさらに人脈を広げようとしていたりする時にも、まったくイーブンの関係を築くのか、それとも出来るだけ自分の方が有利な関係を築くのかを判断する必要があるでしょう。
この臨機応変さも、たくさん経験を積んだ人ほど素早く身に付けることが出来ます。
また、もしも自分の選択が間違っていた時にも、直ぐに軌道を修正させる行動の速さも必要とされますので、いちいち立ち止まっておろおろと思案を巡らせる人とは大きな差が開くことでしょう。
相手に合わせた会話
コミュニケーションを円滑に図るためには、相手に合わせた会話をする必要があります。
例えば海で泳ぐのが好きな人に山の話をしたところで、有益な情報は得られませんし、相手との距離を縮めることも出来ません。
相手が海好きなら、海の話題を振って相手の気分を持ち上げることで、たくさんの情報が得られますし、また相手が自分に対して好感を抱きやすいです。
しかし、すべての人がそうというわけでもありません。
例え海が好きでも、こちらが山の話題を振れば興味を持って食いついてくる人はいます。
そうした人の場合は興味の幅が広かったり、好奇心が強かったりしますので、こちらもある程度情報を相手に伝えることで、相手も自分の情報を教えてくれることがあります。
相手がどんなタイプなのかを、話しながら探っていかなければなりません。
話好きな人は、相手に乗せられてつい自分の話しばかりをしてしまいがちですが、自分も相手から情報を得たければ、話に夢中になり過ぎずに、反対に話題を振ったりと意識することが大切です。
人脈作りが上手い人は、相手に合わせた話題を提供しながら、相手の性格を判断していくのも得意です。
距離を縮めるのが早い
人とのコミュニケーションが得意な人は、その分距離を縮めるのが早いです。
この距離とは、いわば心の距離です。
距離を縮めることで、相手の心に自分の存在を好印象で根付かせることが出来ます。
そうして自分のことを覚えておいてもらうと、いざという時には助けてくれるようになるでしょう。
相手と距離を縮めるには、仲良くなることが重要です。
仲良くなる方法は、相手によって変えましょう。
相手が体を動かすことが好きなら、スポーツに誘って一緒に汗を流し運動することで、グッと距離を近づけることが出来ます。
また、相手がお酒好きなら一緒に飲みに行き、時間をかけて互いのことを話し合うと距離が縮まりやすいです。
距離を縮める時には、相手の好みを利用すると縮めやすく、本来ならば仲良くなるのに半月ほどかかるところを、たった数日で距離を縮めることも可能になります。
2.フットワークが軽い
顔の広さはフットワークの軽さと比例しています。
顔が広い人は、ある程度周りに人脈を作るまでの間、とにかくあちこちに出かけて自ら出会いの機会を持とうとします。
何か集まりがある時には自分にも知らせて欲しいと友人たちに触れ回り、実際に声がかかったらどんな場所にでも赴きます。
出来るだけあらゆる分野の人と関わりを持ちたいと思っている人は、集まりの内容は一切問いません。
大手企業のパーティーから、村のちょっとした集会まで、とにかくいろんなところに顔を出します。
その結果多方面で知り合いを作ることに成功しています。
また、最初からある特定の分野の人脈のみを作りたいと考えている人は、特にそれに関係のある集まりに対して常にアンテナを張り巡らせています。
そして集まりの場で出会った人と仲良くなり、さらに他の集まりにも自分が顔を出したいとアピールします。
集まりがあれば国内ならばどこでも顔を出し、また人によっては海外まで赴きます。
そのフットワークの軽さも、顔の広い人が持つ特徴の1つなのです。
普段からアクティブに行動している
顔が広い人は、普段からアクティブに行動しています。
人脈を作るという明確な目的がありますので、どれだけ集まりの場に出かけて行っても、「今日は気分が乗らないからまた今度」と途中で休憩したりだらけたりすることはありません。
人脈を築くというモチベーションが下がることはないため、普段からとにかくアクティブに行動しています。
また、特に集まりがない日にも、自分が「今日はこの場所にしよう」と決めた場所にふらっと出かけ、そこでたまたまた知り合った人と仲良くなるということも珍しくはありません。
どんな場所でどんな人と出会ったことで、自分の人生にどんな影響を及ぼすのか、その可能性について常に考えていますので、どんな出会い1つでも無駄にはしないのです。