また、手を挙げて賛同してくれることは求めていなくても、否定されたいと考えている人はいないでしょう。
誰しも否定よりは共感や賛同をされた方が嬉しいのですから、そうした人の心理を上手く活用することで、相手と親しくなることが出来ます。
また、もしも誰かの意見を否定してその場の雰囲気が険悪なものになってしまったら、否定した相手だけでなく、周りの人たちにまで迷惑をかけ、嫌な気分にさせてしまうでしょう。
そうした場の雰囲気の維持のためにも、顔が広い人は簡単に相手の意見を否定することはしないのです。
6.記憶力がいい
人脈を作ろうとする人たちの多くがぶつかる問題があります。
それが、人の顔と名前を覚えるという記憶力の問題です。
誰でも定期的に会っている人であれば、数回も会わない内にその人の顔と名前を覚えることは可能です。
しかし滅多に会わない人の場合は、どんなに意識して覚えようとしても、顔と名前が一致しないことは珍しくはありません。
特に一度しか会ったことのない人物や、大きなパーティーのような集まりで、ほんの数分話をしただけの相手の場合には、顔も名前も覚えていないという方が多いでしょう。
そのため、必死になって人脈を作ろうとする人たちは、名刺と写真を照らし合わせて自分なりに人物の情報を記憶しようとします。
また、写真がなければネットで顔写真を探したり、有名な人でないのなら、その日の内に挨拶のメールなどを入れて、後日に会って顔を覚えるようにしたりとあらゆる努力をします。
最も早く顔と名前を覚えたいのなら、その人物と遠くない内にもう一度会う事ですが、相手が自分よりも立場が上の場合には、そう簡単に誘いをかけることも難しいでしょう。
だからこそ、人脈を作る上で誰もが顔と名前を記憶することに苦戦します。
一方でスムーズに人脈を作っていける人の場合、他の人よりも記憶力が良いことが多いです。
もしくは自分で努力して記憶力を磨いたのかもしれません。
名前で呼ぶ
名前で呼ぶことは、相手を記憶する近道です。
会話の中で何度も相手の名前を呼ぶことで、その名前と相手の顔を、直ぐには忘れないように自分の中で意識することが出来ます。
顔が広い人は、こうした方法を自然に行っている人も多いですし、また自分で努力して名前を読んで記憶している人も多いでしょう。
さらに、名前を呼ばれると、人は相手に対して親近感を覚えやすいです。
「○○さん」「○○ちゃん」と何度も名前で呼ばれていると、その日に会ったばかりでもある程度まで仲良くなれる場合もあります。
ただし相手によっては、まだそこまで親しくもなっていないのに何度も名前を呼ばれることに抵抗を覚える人もいますので、相手をよく見て名前で呼ぶ必要があります。
会話の内容を覚えている
初めて会った人の顔はぼんやり、また名前は忘れてしまっているけれども、会話の内容だけは覚えているということがあります。
それは相手と会っていた時に、会話の内容が一番自分の記憶にハッキリと残っているためです。
これを利用して、相手と話した内容から、名前と顔も一緒に覚える方法があります。
また、記憶力の良い人は、相手と話した内容も詳しく覚えていますので、次に会った時にその話題を出して、交流を深めることが出来ます。
相手にとっても会話の内容を覚えているということは、すなわち自分のこともきちんと覚えていてくれたと思えますので、こちらに対する好感度は上がりやすいでしょう。
会話の内容を自然と覚えられる人もいれば、何かのきっかけで思い出す人もいます。
しかし後者の場合にはきっかけがなければ思い出すことが出来ませんので、その日に話した内容を忘れないようにメモして記憶しておくという方が確実でしょう。
記憶力の良い人の中には、こうしてメモを残すなり、意識し続けるなりして努力した結果、記憶力が良くなったという人もいます。
人脈を広げるための6個のポイント
顔が広い人の特徴についてご紹介しましたが、特徴はその人自身の性格に起因していることが大きいです。
そのため、例え顔の広さの特徴について理解出来たところで、それを自分も同じようにやろうと思っても、真似できない場合もあります。
ではその場合にはどうしたら良いのでしょうか?ここからは、努力して人脈を作っていきたいという人のために、その努力の方法と、人脈を広げる上で重要なポイントについてご紹介していきます。
以下のポイントを参考にして行動し続けることで、今よりも少なからず人脈作りには役立つことでしょう。
1.交流会に参加する
人脈を広げるのに必須なのが、自ら行動して出会いの場に赴くことです。
これをしなければ人脈作りは始まりません。