額をM時型に大きく剃り込み、その真ん中に大きなポンパドールを作る事で、より威圧感が増すヘアースタイルに決まる事から好まれていましたね。
現代では殆どみかける事のなくなった「剃り込み」ですが、昔はヤンキーご用達の髪型でした。
現代の男性は早くから将来の薄毛を心配する傾向もあり、あまり好まれなくなりましたがそれはそれで何だか寂しいものですね。
4.オールバック
オールバックについては歴史も長く、元々は「紳士の髪型」と言われる正装の際の髪型でした。
それがバブル期にヤンキーの間で流行したのは、アイパーをあててややリーゼントスタイル風にオールバックスタイルにする事で威圧感のある髪型に出来たからです。
なので、オールバックを一概にヤンキーの髪型と言うのは多少強引ですが確かに当時のヤンキーに愛された髪型と言えますね。
強面には似合う!
顔にかかる髪の毛を全てバックに撫でつけるオールバックは強面の方に良く似合い、目元がはっきりと見える事で睨みつけた時の威圧感を出せる事で人気でした。
当時元々優しい見た目の顔立ちをしたヤンキーも居たと思いますが、サングラスをかける事でより強そうに威圧感を出せる事からオールバックが愛されたのかもしれません。
ヤンキーに関わらず現代でも人気
オールバックは現代の20代30代の社会人男性にとても人気の髪型です。
顔回りに髪がかからない事で小奇麗に見え、上司や取引先からの印象も良く見える事から有能な人程オールバックにしている、なんて声も聞こえます。
5.ニグロ
パンチパーマの項で少し紹介しましたが、ニグロとはより細かい丸型アイロンで当てる細かいパンチパーマの名称です。
カールが小さい分頭に密着してパーマが当たり、まさにイメージは大仏様です。
パンチパーマ全盛期もニグロにすると一目置かれる程、パンチの効いたヘアスタイルだったと言えますね。
理容師の腕がわかる髪型!
ニグロは2~4mmの丸型アイロンで施術する為、とてもハイレベルな技術が必要なヘアスタイルです。
現代ではパンチパーマ以上に施術できるお店も限られていると言えるでしょう。
6.モヒカン
こちらも咄嗟に出てくるのはヤンキーのイメージですが、実はモヒカンを好んでいるのはパンクファッションを好む人の方が圧倒的に多いです。
1970年代に大流行し、頭の両サイドをそり落とし真ん中のラインだけ髪を残す独特なスタイルは人目を寄せました。
中には、モヒカンで残した髪の毛をビビットなカラーに染め上げる若者も多数いましたね。
近年でも人気の髪型
流行した当時程パンク色が強く無いにしても、ソフトなモヒカンスタイルは近年でも人気の髪型です。
両サイドも完全にそり落とす訳ではなくやや刈り上げる程度なので全体的に短く清潔感のある髪型として小さい子供から大人まで幅広い男性に愛される髪型となっていますね。