そうすると「育む」と「育てる」という言葉がごっちゃになってしまうかもしれません。
では、「育む」には具体的にどのような意味が含まれているというのでしょうか?それぞれの意味についてもっと詳しく解説していきます。
大切に守り、大きくする
親鳥が雛鳥を包んで育ててる、守るのってどうしてでしょうか?
動物に心があるかどうかは分かりませんが、心があったとして「このかわいい子供を大切にしよう」そして「この子が自立するまでの間は、問題がおきないように全力でサポートし、外敵からは守ってあげよう」という気持ちがあるのを感じ取れるかと思います。
そのように”子供を守る”という気持ちは、人間にも変わらずに芽生えるものですよね。
つまり、「育む」とは、対象としているものを大切に守ってさらにその対象物を大きなものへ成長させる手助けをすることをさしています。
その対象というのは、あなたのお子様のことかもしれないですし、または何か物事を大切にして成長させるということもありますよね。
この「育む」という言葉は人間だけではなく、物事にも使うことが出来るということになります。
養い育てる
大人は子供を養っていくものです。
「育む」には、まさにそのような意味合いも含まれています。
では、「養う」とはそもそもどのような意味を持っているのでしょうか?
「養う」には、食べ物などを与えることによって育てること、またはそのようす。
そして生活をさせることをさしていますね。
だんだんと何かを作り上げていく様子も「養う」という言葉で表現することが出来ます。
つまり、養い育てるというのは(子供たち)に食べ物や衣服を与え、人間らしい生活をさせるという意味を含んでいることになります。
そのようにすることで子供たちが安全に暮らしていけるように、人間らしい生活をしていけるように彼らの”心”までも培わせることが出来るのを「育む」という言葉で表現することが出来ます。
育むと育てるは何が違う?
これまでに「育む」という言葉の意味を見てきました。
その前にもお伝えしましたが「育てる」という言葉と非常に似ているために、それらの意味を間違えやすいんですよね。
では、それぞれの言葉ってどんな違いを持っているのでしょうか?
筆者が考える育むと育てるの違い
「育む」というのは”養い育てること”という意味がありましたが、「育てる」には”一人前になるまでにお世話をやくこと”とそのいう意味があります。
その対象とするものを”見続ける”という点では同じ意味を持っていますね。
しかし、これらの言葉はまったく違う意味としても使えるような気がしませんか?
筆者が考えるに「育む」というのは、”真心をこめて成長を支えること”を意味している思うんです。
また、「育てる」というのは、もちろん愛情があるものの「育む」に比べるとそこまで心が入っていない、どこか他人行儀なところがあるように感じます。
そう、”心があるかないか”によってこれらの言葉に違いがみられるのではないか・・と感じるんですよね。
あなたは、これらの言葉にどのような違いがあると思いますか?
少し考えてみてください。
「愛情を注ぐ」想いが育む
筆者の考えでは”真心をこめること”こそが「育む」ということだと感じている理由をお伝えしました。
そう、ずばり「育む」とは、その対象としているものにたいして”愛情を注いでいる様子”だといってもいいのではないでしょうか。
愛情を注いでその対象物をみるからこそ、衣服や食事も与えるし、それに”守りたい”気持ちが出てくるんですよね。
子供の心を育むための10個のポイント
これまでに「育む」という言葉の意味、そしてその言葉に似ている「育てる」という言葉の意味についてお伝えしてきました。
あなたは、「育む」と「育てる」という言葉がどのようなニャアンスで違いをもっているのか理解できたでしょうか。
また、筆者が考えている独自の考えがあるようにあなたも「育む」という言葉にたいして感じているものがあるかもしれないですね。
さきほどもお伝えしたように”育む”という言葉は、ただ衣服や食事をあたえて生活させるだけの意味ではないということは、お子様がいる方であれば誰しも感じていることでしょう。