CoCoSiA(ココシア)

「育む」と「育てる」の違いは何?子...(続き5)

もしも子供の意見を全く受け入れないでいるのであれば、あなたはそれと同じ様なことをしていることになります。

そうならないように、子供の気持ちを優先してきいてあげてください。

その意見は呼吸が出来なくなるくらいに緊張しながら伝えてくれたことかもしれないんです。

まずは、子供の気持ちをきく姿勢をみにつけましょう。

親が子供の意見をきかないようになると、「何をいってもむだなんだ」とあらゆる面の”芽”をとってしまうことになります。

4.頭ごなしに叱らない

子供の意見を理解できないとどうしても頭ごなしにしかってしまいがちです。

その理由としては「あなたのためだから」というものが多いでしょう。

しかし、そのように頭ごなしに起こってばかりいると、さきほどもお伝えしましたが”子供の出かけている芽”をとってしまうことになるんです。

子供はこれからまだまだ成長する存在。

そして、まだ何になるのかもどんな人生になるのかも決まっていない存在です。

だからこそ、嫌な思いをしないようにしかっているんですよね。

しかし、そのように頭ごなしにしかることによって「どうせ自分のやりたいことはできないんだ」「いいたいことをいってはいけないんだ」なんて自分の世界に閉じこもる大人になります。

それだとどうしても自立した生活をしていくのは難しいですよね。

ぜひ頭ごなしにしかることをせず、まずはゆっくりと子供の話に耳を傾けるようにしてみてください。

共感して相手の気持ちを考えさせてあげる

また、頭ごなしにしかるのではなくあなた自身が”共感する”というプロセスもとても重要になります。

子供がもしも誰かをいじめたとしましょう。

それって絶対的に許せる問題ではないですよね。

すぐに怒ってしまいたくなるものですが、それをグッとおさえて「どうしてそれをしてしまったのか」「もうそれをしないためにはどうするべきなのか」という点について子供に尋ねてみましょう。

子供がそんなことを考えられるわけがないと思ってるかもしれませんが、子供ってあなたが思ってるよりも精神的に大人です。

そして、そのことを聞いた後に「それをされた相手はどんな気持ちだったと思う?」ときいてみましょう。

そう、相手の立場にたって考えられるような姿勢をここで身に着けさせるんです。

頭ごなしに「あの子はどんなに苦しかったと思ってるの!」なんていっても、そこまで考えをめぐらせることはできません。

まずは考える段取りまでも一緒に考えてあげるようにしましょう。

5.子供を信じる

すでに子供のことは信じていることでしょう。

しかし、それは今だけかもしれません。

とても愛情を注いできたし、それに大切に育ててきた子供でも時には反抗期になり、そして親の目の見えないところで悪いことをすることもあります。

そのような一面を知ってしまうと、どうしても子供のことを信じられなくなってしまうものなんですよね。

それじゃあ困ってしまいます。

だって、相手はあなたの子供なのですから。

家族なのですから。

あなたが子供を信じていないことを子供に伝えなくてもあなたの雰囲気や態度から子供はそれを感じ取ります。

そうするとさらに反抗的になったり、非行に走るようになるんです。

信じて疑わないこと

子供はあなたの大切な家族のひとりです。

その人を疑っていてはあなたの精神ももたないでしょうし、「疑われている」「信用されていない」と感じる子供本人も苦しくてたまらないはずです。

疑ってしまうかもしれませんが、まずは信じてみてください。

人の性格を変えることはできませんが、あなたの態度をかえることによって相手のことを変えさせるきっかけを作ることはできるのですから。