厳しい受験戦争を勝ち抜いてやっとの思いでなれた大学生。
勉強、研究、部活やサークル、そして恋など楽しそうなことがたくさんあります。
でも合格してから浮かれ呆けているわけにはいきません。
せっかく高いお金を払って大学に行くのですから、親に出してもらおうと自費だろうと無駄にすることなく、その期間を有効活用するべきです。
そこで今回は、有効活用のためになる、大学生のうちにやるべきこと、やってはいけないことをご紹介していきます。
今回想定する大学生は、一般的にイメージされる大学生です。
授業の量もそこそこに、プライベートの時間がわりと多く自由が効く学部や学科を指すので、そこに該当する人は読み進めてみましょう。
️大学生のうちにやっておくべき16個のこと
まず大学生が持っている強みとは何でしょうか。
高校生とも社会人とも違う大学生だからこその強み、それは「年齢」と「時間」です。
大学にストレートで合格している場合、その年齢は18~22歳です。
大半を成人として過ごせるので、親の許諾なしに行動できる範囲が広がります。
そして、時間。
高校生の頃は授業もみっちり入っていたり、部活が強制参加だったり、受験勉強をひたすらしているのであまり時間がありません。
社会人になると、自分の時間はご飯を食べている間、移動の時間、寝るときくらいになって土日は死んだように寝るなんてこともザラなので、大学生は定年前最後の自由時間と言っても過言ではありません。
これを有効活用しないでどうするというのでしょう。
では、まずやるべきことを16個ご紹介します。
1.面白い本を読みまくる
日本中の書籍や資料が集まる国立国会図書館の年間受け入れ点数は約79.5万点、そのうち図書だけに絞っても20万点もあります。
この数、年間だけです。
国立国会図書館の東京本館の書庫収蔵能力は1,200万冊、関西館では600万冊で、国立国会図書館だけでなく、各地方図書館に限定された文化史などの書籍を合わせれば日本だけでも数えきれないほどの本があります。
本が読める年齢を5歳とし、85歳を寿命と仮定した場合、本が読める時間は70万800時間しかありません。
全ての書籍や資料を1時間で把握できると仮定しても、1年間で受け入れられる資料の数すら達することができないということです。
つまり、人は数多くの本に出会うことができないまま死んでいきます。
こんなにもったいないことがあるでしょうか。
本というのは、人が人生をかけて研究したことや、誰かの人生そのものの物語、考え方や歴史がつまっているものです。
誰かが人生をかけたことを、数時間で知ることができるというツールは他にありません。
たまに全然本を読まない人が「見聞きするより経験してナンボ」などと言いますが、それは無知のたわごとです。
人間が経験によって得られる知識はたかが知れています。
なんでもない日常をひたすらこなしているだけでは、使い物になるような知識はほとんど得られません。
その知識で済む程度のことしかこなせません。
時間に余裕がある大学生のうちにできるだけ本をたくさん読みましょう。
ただちに面白い本を探して読みましょう。
2.国内、海外旅行に行く
ただ楽しんでおいでね、という意味ではなく、その土地にしかない文化や地形を知ることが後々自分にとって糧になるのでじっくり見聞きしてきましょう。
それが知識や知恵に変わる瞬間があります。
また、知らない土地に出向くということは、自分のテリトリーを限定しないということにも繋がっています。
人は自分の周囲にある環境だけが世界になりがちです。
ですが、知らない所へ飛び込むことによって、日常だけでは出会えなかった発見、新たな人との出会いが待っているものです。