棚卸不要シールを貼ることで、棚卸し作業のカウント誤りを防ぐことができます。
棚卸し票の回収
全ての棚の実地棚卸し作業が終了すると、棚番号順に棚卸し票の回収を行います。
回収した棚卸し票は、作業開始前に配付した枚数と使用枚数、未使用枚数、書き損じの枚数を照合チェックし、紛失がないことを確認します。
棚卸し票は、現物の数量に相当する大切なものなので、枚数チェックが必要になります。
回収した棚卸し票の記載内容を棚卸責任者がチェックを行います。
誤りがあるときは、棚卸責任者が内容の訂正を行い、訂正印を押印します。
商品受け取り台帳に記載
棚卸し実施結果の数量と棚卸し帳簿の数量に差異が生じたときは再度、現物の数量と帳簿上の数量を確認して、差異の原因を調査します。
差異の原因が不明な時は、棚卸し責任者の承認を得て、差異の過不足を商品受け取り台帳に記載し、帳簿上の数量を現物の棚卸し数量に一致させます。
不良品が発見された時は、棚卸し責任者の指示を受けて、廃棄または仕入れ先への返品処理を行います。
️決算日に向けて棚卸しを頑張ろう!
棚卸しは、会社やお店の経営状態を把握して利害関係者に公開し、税務署へ報告するための重要な作業です。
保管中の原材料や商品、製品は会社やお店にとって、経営上必要な資産として位置づけられていますので、在庫管理は税法などの法律で義務付けられています。
在庫管理の状況を把握することで、売上、収益、利益が増減したときの数値の根拠を知ることができます。
定期的に棚卸しを行うことで、製品を製造するための原材料不足を防ぐことができます。
棚卸しを行うことで、原材料不足のために製品の販売チャンスを逃す事態を未然防止できます。
また、売れない商品の大量在庫による倉庫保管費用の負担増大を抑えることができます。
在庫管理は、経営者が的確な経営判断を行うための判断材料を提供してくれます。
棚卸しは、時間と人手とコストの掛かる作業ですが、会社やお店の浪費を防ぎ健全な経営を支える『土台』として大切な作業と言えます。
棚卸しを確実に実施することで、将来に向けた安定した経営の『礎を創る』ことができます。
適切な時期に棚卸しを実施することで、長期保管によって商品価値が下がり陳腐化して売れ残ることを未然に防ぐことができます。
商品の陳腐化を防ぐために、在庫処分セールを実施するケースがあります。
倉庫に保管中の対象物を資産額に換算する際の資産評価方法には、先入れ先出し法や後入れ先出し法、平均法などがあります。
自社にとって最適な資産評価方法を選択した後、所定の手続きにより税務署に届ける必要があります。
最適な評価方法を採用することで適切な資産評価額を計上することができます。
適切な棚卸しは、健全な経営活動を支える『礎』となって会社やお店の将来に向けた発展に貢献していきます。