「きっと将来必要になる」などとそっとしまい込んでいるのです。
しかも、しまい込んだ場所も分かりにくいところなのです。
へそくりを隠すような事なのですが、時間が経つと忘れてしまうのです。
それはともかく、不要なものと言うのは、ゴミのことです。
形はどうあれ、綺麗なものでもいらないものはゴミと同じなのです。
思い切って捨てることです。
「断捨離(だんしゃり)」という言葉が流行りました。
ものへの執着を捨て、不要なものを減らすことにより、生活の質の向上、心の平穏、運気の向上などを得ようとする考え方のことです。
「断捨離」に関する著書も多く出版されています。
ものを捨てて片付けられない人のための著書のようです。
要するにゴミ同然のものを捨てる気持ちの持ち方なのです。
つまりは、感情を整理することと基本は同じことなのです。
整理整頓ができていない
次に、頑張って不要なものを捨てて減らして整理が出来たら、次はキレイに整頓することです。
工場に勤務された経験がある方は、工場ではよく「5S活動」という取り組みを実施している時があります。
初めて聞く人も多いと思いますが、「5S」とは「整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)」の頭文字の「S」を取ったものです。
多くの人が働く工場では、不要なものを置きっぱなしにしていたり、油で床が汚れていたりすると事故の原因にもなるからです。
仕事の効率化にも寄与するようです。
サービス業でも、「整理、整頓、清掃」の3つを重視して、「3S活動」と称しているところもあります。
いずれにせよ、整理、整頓、清掃は共通のテーマなのです。
これは、自宅の整理にも役立つスローガンで、整理が出来たら、整頓(次に使いやすいように並べておく)、清掃もやっておくと、心も感情もスッキリするはずです。
掃除が嫌い
掃除が嫌いな人というのは、掃除の時間がもったいないとか、疲れるという気持ちが強いようです。
そして、掃除をする気がない部屋の様子を観察してみてください。
不要なものが床に散乱していたり、ズボンや服も脱いだままに置いていませんか?つまりは、掃除できるスペースが確保されていないのです。
整理できていないのです。
それらのものを収容する場所がないということは、他の不要なものが占有しているはずです。
そんな時には、不要なものを処分しましょう。
そうして床の上のものを取り除いておけば、楽に疲れずに掃除ができるのです。
掃除を嫌がる原因は、床の上の者が多いこと、置き場所を決めていないこと、頑張ってやろうとは思わないこと(気軽に少しずつで良いのです)なのです。
少しずつでもやってみてください。
3.物が溢れている
先ほども書きましたが、物が溢れていることも大きな原因です。
あなたの部屋やクローゼットの周りは、デパートの「総決算、売りつくし市」のようにワゴンに山のように積まれてはいませんか?いるものいらないものも、一緒になって溢れているのです。
クローゼット
クローゼットの中も、吊るした服の中から、着たい服がすぐに見つかりますか?
手前から順に服を移動させていって、やっと目的の服にたどり着くのでは?
ダウンコートや厚手の服はかさばるのです。
ベルトやスカーフ、飾りが多い服など、収納にも気配りが必要です。
夏物や冬物を分けて別の場所に保管しておくのをお勧めしますが、いずれにせよ余分なものは片付けておくことです。