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顔を立てるとはどういう意味?使い方...(続き2)

はい!だいたいのニュアンスで、その意味であっています!

では、詳しく「顔を立てる」という言葉を見ていくことにしましょう。

辞書によると、「顔を立てる」とは、”面目が保たれるようにするさま”、”体面が傷つかないようにするさま”を意味していると記載されています。

ずばり、「顔を立てる」という言葉には、相手のことを思って行動することを意味しているんですね。

もっと詳しく「顔を立てる」という言葉についてみていきましょう!

ここでいう顔は「面目」のこと

今回、皆様にお伝えしている「顔を立てる」という言葉は”面目が保たれるようにするさま”の意味になります。

そもそも”面目”とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

面目とは、”世間の人に合わせる顔”のことをさしています。

多くの方は、人格はひとつだったとしても”色々な顔”を持っていますよね。

例えば、家族に見せる顔、会社の人に見せる顔、通勤のときにすれ違う人に見せる顔、学校の友達に見せる顔、バイト先の人に見せる顔・・・などになります。

そのような顔って、家族以外の人に向けるのであれば”世間からみたあなたの象徴”になります。

人々は、その”顔”をみてその人を判断しているんですよね。

あなたも、会社にいる同僚の”家での顔”なんて知らないのではないでしょうか?

ある統計データによると大学生で最低でも5つの顔を使い分け、社会人になると最低でも3うか4つの顔を使い分けているといわれています。

あなたもそのような”世間に見せる顔”を知らない間に取り繕っているのではないでしょうか。

それぞ、”面目”になります。

「面目が保たれるようにする」というのは、「世間から見ておかしくないように見えること」「良いように見える常態をキープすること」をさしています。

家族間であれば、自分の悪いところをさらけだしてもいいですが、なかなか世間の人に対して自分の悪いところだとか、全てをさらけだすようなことってないですよね。

ずばり、面目が保たれるようにすること・・・というのは、世間にみせている(取り繕っている自分)のままで見てもらうことを意味しているんです。

では「顔を立てる」とは具体的にどのようなことをいうんでしょうか?

ずばり、「誰かがそう思われているようなままの印象をキープすること」を意味しています。

あなたの会社の社長にたいして、あなたはどのようなイメージを抱いているでしょうか?

きっとこの会社をたててくれて感謝しているとか、この会社を続けてくれていることを感謝しているなどなど”偉大な人”としてみている方が多いはずです。

そのような”偉大な面”というのは、社長さんが会社の人だけに見せている顔になります。

そこでその社長のプライベート面をみると、女遊びが激しくてもう男としては最低な人だったとしましょう。

その面を知ってしまったら、これまで感じていった社長への感謝の気持ちってなくなってしまいませんか?

感謝の気持ちがなくなることを”面目を失う”といいます。

それまでの良い印象がなくなってしまうということですね。

そのようなことにならないように、もともとの社長の”偉大なイメージ”を維持しようとするのが”顔を立てる”ということになるんです。

少し複雑な例になってしまいましたが、理解できたでしょうか。

顔を立てる目的とは?


「顔を立てる」というのは、相手の面目を保ってあげるという意味を持ってました。

しかし、そもそもどうして、わざわざ相手の顔を立ててあげなくちゃいけないんでしょうか?

その人がしっかりと行動することが出来ていれば、顔を立てる必要もないですよね。

それに人によっては、「おせっかいになるかもしれない」とか「あまり人を良いように見せるのは好きではない」なんて思われている方もいるかもしれませんね。

しかし、「顔を立てる」というのは、さきほどお伝えしたように”良い人間関係を築く”にはもってこいなんです。

それでもどうして人々は顔を立てることをするのか?

その目的を知りたい方もいるでしょうし、実際に「顔を立てる」という言葉をどんな場面で使えばいいのか分からない方もいらっしゃるはず。

そのような方のために、「顔を立てる」という言葉の目的についてお伝えしていきましょう。