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顔を立てるとはどういう意味?使い方...(続き3)

相手の気分を良くするため

あなたは、これまでに誰かに顔を立ててもらったことはありますか?

その経験がある方は、さきほどもお伝えしましたがあまり悪い気分にはならなかったはずです。

それどころか気分がよくなって、その顔を立ててくれた人に対して良い印象を持つことが出来たのではないでしょうか。

「顔を立てる」というのは、相手の気分をよくするために使われることがあるんです。

すべての場合において、相手の気分をよくしていようとしているとは限らないですが”自分の評価をあげるため””相手からよく思われるため”に誰かの顔を立てている人もいます。

少し腹黒いですね。

人間関係を上手く構築するため


自分の利益のため、相手の気持ちをコントロールするために顔を立てる人もいれば、人間関係をうまく構築するために「顔をたてる」という言葉を使っている方もいます。

一番に多くこの目的で使われているといってもいいでしょう。

顔を立てられた人って嫌な気持ちにはなりません。

それどこか気分がよくなるので、顔を立ててくれた人に対しては感謝の気持ちだなどを感じやすくなります。

また、顔を立てた人も相手のピンチを救うことが出来たとか、相手のすばらしいところを他者に伝えることが出来て自己満足します。

そうすると自然と、お互いにお互いを気に入るようになりその人間関係はうまくいくようになるんです。

少しでも気分をよくしてくれた人に対して、嫌な気持ちを抱いたまま別れるなんてことはありえませんよね。

いつまでも”あの人はイイ人だ”という印象で見てくれるようになるんです。

話し合いをスムーズにするため

人によっては自分のことをけなされると、意見に賛同しない人がいます。

あなたの会社や身近にもそのような人はいませんか?

いつでも自分が目立っていたい!いつも自分が一番じゃなきゃ気がすまない!というようなタイプの人です。

そのような人ってほめてあげると調子にのりますが「仕方ないなぁ」なんて気持ちで意見に賛同してくれるようになるんですよね。

まるで子供のような人ですが、社会人にとって話し合いをスムーズに進めるのはとても重要なことになります。

なぜならば、その話し合いがスムーズにいくかどうかによって会社の利益がきまるとか、会社の行く末、いやその人自身の未来が決まってしまうなんていうことがあるからなんです。

そのため、少しでも相手の機嫌をとって自分の意図しているところにもっていこうとしている人もいます。

気配りができることを示すため

あなたは、自分が人に対して気配りできるということを主張するために何かしますか?

それをしないでも気配りができていることを周囲の人に伝えることが出来るのであれば、問題ありません。

しかし、それができないとかなかなか周りに伝わらない、もっと自分の評価をあげたいという人は、自分が気配りが出来る人間であるということを相手に示すためにわざと誰かを立てることがあります。

実際に顔を立ててもらった経験がある方は、その顔を立ててくれた相手にたいして「この人って気配り上手だなぁ」なんて良い印象をもったはず。

それを感じさせるためにやっているんです。

まぁゴマをするのが大好きな人がやりがちなテクニックですね。

相手に敬意を示すため

自分の評価をあげるために顔を立てる人もいれば、本当に心から相手を尊敬しているので顔を立てる人もいます。

さきほど”社長”を例にあげてみましょう。

社長のことを心から尊敬していて、それでいていつか自分もあのようなすばらしい人になりたいと野望を持っている場合には、社長にピンチが訪れるとなぜか守りたくなるものです。

それに社長のそのすばらしさを感じることができなかったり、いまだに気づいていない人がいるとどうしてもその”良さ”を伝えたくなっちゃうんですよね。

要するに相手に敬意を示すため、相手の良いところを多くの人に知ってもらうために顔を立てる人もいます。

「顔を立てる」の使い方

「顔を立てる」という言葉の意味、そしてどのような目的で使われているのかを確認してきました。

すでにこれまでの生活で「顔を立てる」ことをしてきた方であれば、いづれかの目的にあてはまったのではないでしょうか。