2011年の登場から10年も経たぬうちに、もはや日本人のコミュニケーションツールとしての利用者が国内No.1といってもいいほど拡大していったLINE。
2013年には早くもダウンロード数が1億を超え、現在は国内外を合わせて5億人が使っているといいます。
LINEスタンプの使い方の詳細に入って行く前に、LINEについてサラッとおさらいしておきます。
LINEの誕生が2011年というのは理由があります。
東日本大震災のとき、家族と連絡がとりたくてもつながらず安否すらわからない状況を見て、もともとハンゲームなどのインターネットサービスを行っていたNHN社(現ネイバー)がもっと簡単に安否確認できるコミュニケーションツールをつくろうと考えて開発したのがLINEです。
「既読」という独自機能があるのも、「読んだなら返信しろ」の意味ではなく安否確認のためでした。
メッセージを返せるほどの余裕はなくても、既読がつけば、メッセージを確認した=生きている、ということがわかる設計になっています。
LINEスタンプってどんなものがあるの?
もともとはそういう流れで誕生したアプリでしたが、もはや日常生活に欠かせない連絡ツールになっています。
電話までできてしまうのですからとても便利ですよね。
そんなLINEのコミュニケーションがほかのアプリと大きく異なる点のひとつに、スタンプの膨大な選択肢の数があります。
ラインスタンプには企業が出している公式のものと、企業や個人が出しているクリエイター図スタンプの2つがあります。
公式は無料のもの以外は100コイン(240円)が多く、クリエイターズは50コイン(120円)が相場です。
企業でもクリエイターズで販売しているので、何が公式なのかという話をすると、公式スタンプを配信するには、広告主としての条件付けをしたり、公式アカウントを運用しなければならないので、無料で登録できるクリエイターズスタンプとはかかる金額が違っています。
そのため、プロモーションの意図ではなく、なおかつ公式アカウントを運用していない企業であればクリエイターズで出すことになります。
無料でダウンロードできるスタンプ
LINEアプリをインストールしてすぐ使えるデフォルトのスタンプと、追加でダウンロードできる完全無料のスタンプは、LINEが制作と配信を行っているものです。
その他、企業やブランドとのタイアップで期間限定で無料配信されているスタンプもあります。
こちらについてはダウンロード期間だけでなく、使用期間も限定されていることが多いです。
有料スタンプ
ほとんどのスタンプがこちらの有料スタンプです。
通常スタンプは公式が100コイン、クリエイターズが50コイン程度、音声つきや動くスタンプは高くなっている傾向にあります。
有料のスタンプは使用期間に縛りがないので、いつまでも使うことができます。
友達追加でダウンロードできるスタンプ
企業やブランドが運営する公式アカウントを友達に追加することでスタンプのダウンロードが可能になるものです。
自社のキャラクターや人気クリエイターのコラボスタンプを欲しいと思ってもらえれば、公式アカウントを友達登録してもらえるので、これを機に自社のことを知ってほしいというプロモーションの意図があります。
LINEスタンプの上手な活用方法10個
携帯電話でまだ絵文字もなかった時代、そこからカラフルな絵文字が出てきて画期的だと思った世代にとって、スタンプというのは衝撃的だったのではないでしょうか。
自分でメッセージを入力することなくニュアンスが伝えられるのでとても便利です。
1:似ているスタンプ同士を組み合わせる
最初から応用編なのですが、相手が送信してきたスタンプに全く別ベクトルなのにポーズが似ているスタンプを返というどユーモアあふれる活用方法です。
スタンプは使い勝手重視で作られているものが多いので、キャラクターが違っても同じぽーズをしているスタンプが数多くあります。
可愛い系、キレイ系のスタンプに対して、悪ふざけやキャラが濃いもので返されると思わず笑ってしまいます。
2:別々のスタンプをコラボさせる
別々のスタンプを組み合わせてストーリー性を持たせるという方法です。
3:トーク背景とスタンプを組み合わせる
SNSで話題になったのは、ピカチュウの顔のアップを背景にして、指でムニッと突き刺すスタンプを連投するとピカチュウを触っている感じになるというものがありました。
これは自分では面白いですが、相手も同じ背景を使っていたとしても、スタンプの表示位置が違うので自分で楽しむ用の方法です。
スクショを撮って送れば面白いかもしれません。
4:LINEスタンプだけで会話を進める
スタンプの数は本当に多いので、とくに日時や場所の指定をするのでなければスタンプだけで会話ができるレベルになっています。
もともとスタンプの1セット内に、ボケとつっこみ、問いかけと答えが用意されているものがあるので、送信相手も同じものを持っていれば間違いなくスタンプだけで会話できます。
全く違うスタンプでも時として会話が成立することもあるので、自分が持っているスタンプのメッセージを把握していると文字を打つよりテンポよく会話が楽しめます。
5:人気のLINEスタンプを使う
4つ目と関連していますが、人気のスタンプは多くの人が持っているのでアンサーがしやすいというメリットがあります。
また、総合人気ランキング以上に内輪で流行っているスタンプを持っておくとそれだけで会話できたり、コントのようなやりとりが成立しやすいです。
また、スタンプ初心者の場合も人気スタンプをゲットしておいた方がいいです。
人気スタンプは使い勝手が良いものが多いため、「こういうときに使えばいいのか!」というのを把握しやすくなっているからです。
6:相槌スタンプで会話する
返事系のスタンプは相手のメッセージの続きを促したり同意したりするのに使いやすいです。
「Yes」「No」「うんうん」「へぇ」「そうなんだ」などメッセージがついているものや、話を読んだ上で衝撃を受けたときの顔など、会って会話をしているような雰囲気が醸し出せます。
また、煽り系のスタンプも実は結構使いやすいです。
「ちょっと何言ってるかわからない」「あーへぇーそうなんだふーん」「へいへいへーい」「びびってんのか?」「おこった?」「え?」「は?」などです。
煽り系は目上の人に使うのはあまりおすすめできませんが、仲の良い人ならユーモアとして伝わります。
相手からも「うぜぇw」「ふざけんなw」といったスタンプやスルー系のスタンプが返されるでしょう。
7:喜怒哀楽の表現方法として使う
言葉にすると重たい、本心以上にキツイ言葉になってしまう時にスタンプが大活躍します。
たとえば、遅くなるという連絡もないのに帰ってこない旦那に、メッセージで「いつ帰ってくるの?」と言葉で送信すると、旦那としては「めちゃくちゃ怒ってる!」と思うかもしれません。
妻としては、ただ聞きたかっただけなのに、となると意志疎通に齟齬が出ます。
スタンプならキャラクターの表情で、寂しいのか単純な疑問なのか、怒っているのかが伝えやすいので伝えたい意志を示すことができます。
8:会話を終わらせたい時に使う
寝る間際など、メッセージを返すとまた会話が続いてしまいそうな時にスタンプで打ち切るというのは文化として定着してきました。
よほどお察し力のない相手でも、「ありがとうございました」「よろしくお願いします」「ねむい」「おやすみ」「スヤァ」「またね」を連投されれば会話を続けようとは思わないはずです。
これらは言葉で書くとニュアンスが含まれないので冷たい印象です。
可愛い系や面白系のスタンプで相手に不快感を与えずに回避しましょう。
9:曖昧な返事をする時に使う
そんなに好きでもない相手から食事に誘われたり、まだ予定がわからないときの誘い、そんなに気乗りしないけど暇だったら行ってもいいかなくらいの時はスタンプで回避できます。
「行けたら行く」「行きたいですが、予定がわかりません」など表情がついていると面白さや申し訳なさが伝わります。
または、全然乗れない会話がスタートしたときに、「あぁうんそれね」「へぇ~」など適当に返事をして流すにも便利です。
逆に言えば、こちらの送っているメッセージにスタンプ1つで返されたら興味を持ってもらえていないということでもあります。
10:LINEでの会話がなくなった時に使う
ノリ良く会話していたのに急にストップした時に「どうしたの?」とメッセージにするとちょっと重いので、「チラッ」くらいのスタンプを送っておくと再開したりします。
あるいは、ご無沙汰していた相手へのご機嫌伺いを兼ねて「どうしてる?」「元気?」というスタンプを送るのもありです。
「特に用はないけど気になったよ」というニュアンスが伝わるので気軽に返答しやすいですし、相手としてもスタンプで返答すればいいと思えるのでとくに悩みもせず、やりとりを再開することができます。
人気のLINEスタンプ10選!
ラインスタンプは数々のクリエイターや企業、ブランドが日々新たなスタンプを生み出しているので、その数は尋常ではありません。
その中でも人気なスタンプはシリーズを通して上位に君臨しているので、どんなスタンプがあるのか10個見てみましょう。
1:うさまる
クリエイターズスタンプで常に上位のうさまるシリーズは、sakumaruさんという方が作っています。
sakumaruさんのスタンプは現在(2018年5月時点)で15種、そのうち14種がうさまる関連です。
企業との期間限定コラボも含めるとさらにバリエーションがあります。
人気過ぎて単行本が出版され、期間限定でうさまるカフェまで誕生しました。
お餅のようにもっちりした体がなんとも可愛いうさぎのキャラクターで、口は閉じたまま、目も点か、閉じた時だけ線になるくらいにもかかわらず、その表情は豊かです。
動きにも躍動感があり、魅力的な感情表現をもっています。
何より、言葉で表現しがたいニュアンスを絵で伝えてくれるのがスタンプ人気の秘密です。
汎用性も高く、たとえばよだれを垂らしている絵スタンプ1つ取っても、お腹が空いているときはもちろん、興味がない話題のとき、話をそらしたいとき、無新状態のときなどいかようにも使えます。
クリエイターズスタンプ(動き・音声無)は1セット40個で、うさまるシリーズは汎用性の高いものと、メッセージ性のあるもののバランスが絶妙です。
使い勝手が良いのでシリーズを通して購入する人がいるのも頷けます。
2:うるせぇトリ
可もなく不可もないスタンプシリーズでも人気のクリエイター、mame&coさんのスタンプです。
丸みのある可愛いトリのキャラクターなのですが、名前にもあるようにとにかく「うるせぇ」ことで人気になっています。
なにがうるさいって、その表情と台詞です。
シリーズ1作目だけでも「久しぶりに…キレちまったよ」「ざまぁw」「リア充うっぜぇ」「草不可避(プクク…)」「頭おかC」「それはたぶん妖怪のしわざ」「うるせぇ!芋ぶつけんぞ」など、動きや表情のうるささも相まって圧がすごいです。
「は?何のこと?は?」に至っては煽りが極まっています。
最新作の10作目までブレずにうるさいのですが、仲の良い友達や兄弟、恋人ならではのノリが表現できて使いやすいです。
とくに10作目の煽り度はシリーズのなかでも高い方だといえます。
その他、誰でもつかいやすい「うるせぇトリ★マイルド」があったり、「うるせぇ!芋ぶつけんぞ」のスタンプ単体の人気の高さから、なぜか芋だけが独立した「荒ぶる芋」もあります。
荒ぶる芋にいたっては動くスタンプなのでうるせぇトリ以上にうるせぇです。
3:地獄のミサワ
出た―!地獄のミサワ。
「カッコカワイイ宣言!」でおなじみの漫画家、地獄のミサワ先生のスタンプです。
株式会社バーグハンバーグバーグが販売している「地獄のミサワ(格下のやつに送る用)」「地獄のミサワ(謝罪編)」などがあり、基本的に煽り体質で悪ふざけがハンパないです。
その他、ジャンプSQ.で連載されていた「いいよね!米澤先生」や、モンストコラボはミクシィから、吉本興業とのコラボ「むっちり動け!渡辺直美(地獄のミサワ)」などがあります。
株式会社バーグハンバーグバーグ自体が面白い会社で、企業理念は「がんばるぞ」です。
もっと他に何かなかったのか、と思わず言いたくなるようなアバウトさ。
しかもその企業理念を掲げた理由は「頑張らないと頑張っているときよりもあまり良くない結果が出る、そのような気がするからです」という薄ぼんやり加減です。
企業のプロモーション動画もタイトルが「ありのままの飾らない俺たち」なのにめちゃくちゃ壮大なオープニングに始まり、かっこつけを極めた悪ふざけ動画としかいいようがありません。
事業内容の説明も「メディア運営(ふざけてるやつ)、プロモーションサイト制作(ふざけてるやつ)、記事広告制作(ふざけてるやつ)、映像制作(ふざけてるやつ)、執筆業務(ふざけてるやつ)」と表記しています。
一般的には企業の強みをアピールすることが多い「得意なこと」にも「いらなくなった金の引き取り」というのを書いていて意味がわかりません。
開設から10年以上のお笑いメディア「オモコロ」を運営するなど、立派な企業なのにここまでふざけていると格好いいです。
そんな企業が地獄のミサワ先生と作ったスタンプなので、ふざけたい時には抜群の効果を発揮してくれます。
4:名前スタンプ
名前スタンプは特定のシリーズではなく、さまざまなクリエイターによって数多くのスタンプが作られているものです。
その数は5,000件以上あります。
自分の名前として使う「ゆいちゃんが使う名前スタンプ」「超スムーズ!しゅうちゃん専用名前スタンプ」や、送る相手の名前を想定した「佐藤に送る関西弁」などがあります。
自分の名前を印象付けたい時や、相手につっこみをする時などに使い勝手の良さを発揮します。
名前を多用するのでちょいウザな雰囲気が出るのも面白いポイントです。
また、プレゼントにも選ばれることが多いといえます。
5:うさぎ帝国
くりえいたーendoさんの大人気スタンプシリーズです。
企業とのコラボスタンプも多くあり、鉛筆のようなナチュラルな線画とコミカルなポーズが可愛くて面白いスタンプです。
うさまると比較すると、可愛いということは共通していますが、方向性が違ってシュールさやユーモアが際立っています。
まずは「うさぎ帝国~きほん~」を購入する人が多いです。
初代は「うさぎ帝国」というシンプルなタイトルのものですが、「~きほん~」の方が汎用性が高いスタンプが豊富で、使いやすくなっています。
媚びない可愛さがあるので男女ともに使いやすいデザインです。
「うさぎ帝国~おうよう~」では「はいわかりました」の連呼や「職務放棄」「あっそふーん」などスパイス強めの言葉は入っていたり、「寝ようとしたらネギがはえてきました ほんとです」など使いどころのわからないスタンプもあったりします。
その他、キグルミをきた「たこやき帝国」や「さくらんぼ帝国」、恋愛系の「うさぎ帝国~つんでれ~」たれみみバージョンもあるのでチェックしてみましょう。
6:うざいくまです。
wakutaさんというクリエイターのスタンプで、この方のセンスは他者と一線を画しています。
魚に4本足が生えている「サかないぬ」や渋い顔が色んなものにコピペしてある「シブヤマさん」はwakutaさん自ら使いにくそうで使いにくいスタンプ、使いどころは不明、と説明文を記載するほど、本当に使い道がよくわかりません。
「ダイヤモンド。」に至っては8種しか入っておらず、動くことも音声もないのに他のスタンプの値段の5倍もする600円で「高貴なあなたに捧ぐ」としています。
さらにフローリングの写真を切り取った「フローリングスタンプ」という需要が一切わからないスタンプまで出されています。
このセンスはなかなか他では見られません。
さて、「うざいくまです。」についてですが、名前の通り本当にウザいくまです。
まず表情が完全に相手を煽っています。
台詞も結構攻めていて、第一弾から「いまヴェリィビズィなんす。ヴェリィビズィ。」(超忙しいの意味)「あなたとは違うんです。」「はい。続けて。」「何時何分何秒?地球が何回回った時?」「なんのことかさっぱり。」などがあります。
シリーズ14作目ではウザさと意味不明さがさらに加速していて「はい。文鎮」「ぶんちんちん」なんて全くいつ使うのか、本当に意味不明です。
意味不明なんだけど面白い、煽り顔なのに圧がないというバランスの絶妙さが人気の理由といえます。
送られたら思わず笑ってしまうようなスタンプの数々で、コミュニケーションを円滑にしてくれるでしょう。
7:目が笑ってない着ぐるみたち
クリエイター、ポチ豆さんの目が笑ってない着ぐるみたちシリーズです。
いまのところ第5弾まで販売されています。
このスタンプ、夜中に見るとちょっとドキッとするレベルの怖さです。
子供の頃に感じた着ぐるみの表情の無さ、影になったときの無機質な怖さがそのまま伝わってきます。
とくに第一弾の「中の人」の目が見えているのは結構ゾワゾワするはずです。
使い勝手というよりはインパクトが絶大なので話題にしやすいスタンプなので、とくに用途は考えずフィーリングで購入してみましょう。
ポチ豆さんはその他にも「お前の背中を俺が押す」や「お前の気持ちを俺が酌む」などを販売しており、どちらもシュールカテゴリで上位に入っています。
8:方言スタンプ
方言スタンプも名前スタンプと同様、数多くの企業やクリエイターが販売しています。
各都道府県や地方ごとの方言を話すキャラクター系が中心で、ベルサイユのばら×関西弁というミスマッチな組み合わせも人気になっています。
ちなみに、ベルサイユのばらの関西弁は、ソニーデジタルエンターテイメントが販売している「ベルサイユのばらですねん!」です。
オスカルが「きっしょ!」「ほな」と言っているのは笑ってしまいます。
関西弁以外も、「ヤバみを感じる」「スヤァ」「ええんやで」などネット用語や現代語も豊富なので使いやすいでしょう。
全国的にはあまりなじみのない方言スタンプは、同郷の人とはもちろん盛り上がれますし、方言を知らない人との話題を作るきっかけにもなります。
9:会話を邪魔するうさぎとくま
会話を邪魔する系スタンプが出来た時は本当に画期的というか、斬新さで話題になりました。
中でも人気なのが「会話を邪魔するうさぎとくま」シリーズです。
会話を邪魔するというのは、一見普通に送信されたメッセージのように見える、文章つきの吹き出しデザインをキャラクターなどが文字に被って登場してしまうというものです。
めちゃくちゃ邪魔されている場合は、なんとか見える文字から文章を類推するしかありまえせん。
会話を邪魔するうさぎとくまシリーズは通常スタンプと動くスタンプがあります。
動くスタンプの中で踊っているうさぎがメッセージを邪魔しているものがあるのですが、見える文字は「お い しま」だけです。
長さ的におそらく「お願いします」でしょう。
通常スタンプでは「来週の木曜●時って予定ある?」というメッセージで、肝心の時間が見えないというものや、もはや語尾の「ます!」しかわからないものなどがあります。
10:さっちゃん サッチャンではないでしょうか
浅見二加さんのクリエイターズスタンプで、そのシュールさと妙な可愛さで人気になっています。
首というものがどこかへ消えてしまったほどガタイのいい3頭身くらいの小学生「サッチャン」がノリノリで色々やってくれる絵が魅力的です。
字もめちゃくちゃ小学生っぽい手書き、目に優しい色合いなので一見素朴なデザインですが、言ったりやったりしていることはアクティブで使い勝手がいいスタンプといえます。
同じテイストで「ヒロシ」「アッチャン」「アユチャン」などもあります。
LINEスタンプはこんなシーンでも使える!
LINEはそれまでの連絡ツールの特徴と比べて大きく異なっていることから、数年でたくさんの文化が形成されました。
とくに「既読」というのがやっかいで、トークルームを開いてしまったが最後、忙しくて返せない状況なのに返さなきゃいけないような気がしてきます。
もともとは安否確認のための機能のはずが、これによって人をハブる中高生がいるというのですから妙な話になってきました。
そんな時に便利なのがLINEスタンプです。
とりあえず何か適当に送っておけば読んだことは伝えられるし、忙しくて返せないときに返すスタンプを決めておけば相手も理解してくれるのでトラブルになりません。
では、さらにLINEスタンプが活用できるシーンを見てみましょう。
恋愛を発展させるために!
LINEが登場する前は、メールにハートの絵文字を散らして相手の反応を見るというのが多くありましたが、女性が使うハートの絵文字に意味はないという説が一般化してしまったので、男性もそれほど気にしないようになったそうです。
その点、スタンプであればハートを散りばめなくてもキャラクターが可愛い表情や仕草で好きアピールをしてくれます。
しかも、ただ可愛いからという言い訳が通用します。
さらにスタンプが効果的なのは、人は文章を読んで理解して得る情報よりも一瞬の視覚情報による認識の方が先行しているという点に関連しています。
これは、人に対する第一印象と同じです。
視覚から来る情報は聴覚や会話を理解して得る情報量よりもはるかに多く脳にインプットされるからです。
キャッチコピーなども文章ではありますが、基本的に15文字以下、覚えやすいのは10文字以下とされていて、それ以上長くなると視認ではなく文章への理解に変わるため覚えづらいのです。
さて、スタンプは確実に視覚情報です。
つまり、可愛いスタンプを多用していれば、その送信者に対して可愛いというイメージを抱きやすく、面白系なら愉快な人というイメージが付きやすいといえます。
これを活用しない手はありません。
好意を寄せる相手に対して可愛い系、ハートがついているようなスタンプを送れば、好意があることをそれとなく伝えられます。
それだけでは絵文字と一緒で「特別な意味ではないかもしれない」と相手は勘違いしないように努めますが、それでもやっぱり期待するところがあるので好意に気付こうとしてくるはずです。
思い切ってデートに誘ってくれるかもしれません。
恋人の場合
恋人の場合は、付き合いが長くなればなるほどラブラブなやりとりではなくなっていくものです。
親友のような位置づけになることも多く、改めてラブラブなやりとりは恥ずかしいということもあります。
そんな時にもスタンプは活用できます。
どこかマンネリ化してきたという時も、スタンプで可愛いものを使用すれば改めて異性として認識され、人としての愛情に変わってきていた感情が恋愛に引き戻され、マンネリ化が多少は改善できるかもしれません。
会社やスクールのグループLINEにも!
会社の同期やよく飲みに行く先輩や上司、学校の友人や大学のサークル仲間とは一緒に出かけることも多い都合上グループラインが作成されることが多いです。
人数が多いほど発言しない人が出てきます。
メッセージはノリを間違えやすく、自分の発言で会話が終わるとなんだか気分がザワザワするので、そういう不安がある時にスタンプを送るのが便利です。
スタンプを送れば、面白ければつっこみが来ますが、実はグループ内の人が「そろそろ会話やめたい…」と考えていた時には、これ幸いと会話を終わらせることができる魔法の存在です。
また、忙しくてまともに読んでいられない、文章を打つ暇がない時にも「一応見てるよ」という意志表示でスタンプを送ることができます。
️LINEスタンプを上手に使いこなせば会話も広がる!
友達や恋人とのメールが長続きしなかった人、上手く理解してもらえなかった人は自分の文章力に自信がないかもしれません。
しかし、スタンプであれば文章が上手でなくても意志疎通ができます。
相手も見てすぐに理解できるだけでなく、送る方も反射的にスタンプを選べばいいだけなのでとても楽です。
面白系スタンプや使いやすいスタンプはそれ自体を話題にできますし、相手が送ってきたスタンプをタップすれば購入ページに飛ぶことができるので、仲間内で同じスタンプを使って盛り上がるということもできます。
LINEスタンプの便利さのおかげで1つ弊害が出るとすれば、スタンプが使えない場面での文章力が下がる恐れがあるということです。
最近や小説すら絵文字を使うようになってきましたが、それ以上に、仕事のメールだけやたらと堅苦しく冷たい雰囲気になってしまう人が問題です。
これは普段のやりとりの感情表現がスタンプに頼ってしまっているため、文章だけで人間味を感じさせることができなくなっているからかもしれません。
スタンプは会話を広げてくれて便利ですが、文章力は失わないようにしましょう。