そうすることでひとつも落とすことなく、完璧にやりこなすのです。
2.頭の回転が速いかどうか
上記のようなことを行うには、当たり前ですが、頭の回転が速くなければなりません。
つまり、考える時の頭の切り替えが早いのです。
ひとつ一つのことはそれぞれ単純なものごとです。
例えば料理を考えてみましょう。
野菜を切る。
それを煮込む。
肉の下ごしらえをする。
まな板や包丁を洗う。
調味料を準備する。
それらを同時に、しかも順番を考えながらやるわけです。
もしそこに何かの集金の人が来れば、玄関先にでなければなりませんし、電話がかかってきたらそれにも出るでしょう。
もし子どもがいたら、その子どもをあやしつける、ということもしなければならないかもしれません。
これらを同時にする、と考えると目が回ってしまいませんか? けれども、ひとつ一つであれば、誰でもできるようなことです。
頭のいい人は、頭の回転が速いため、自然にそれぞれを分割して考え、ものごとにたいする頭を切り替えながらこなしているのです。
だから短い時間にたくさんのことをすることができるのですね。
次の段取りを考えながら動けるかどうか
例えば掃除と洗濯を両方同時に行いたい場合を考えてみましょう。
1時間以内に終わらせたいところです。
そうなると、段取りを考えることが重要になってきます。
掃除に必要な段取りは何でしょうか。
掃除機をかけること、水回りを綺麗にすること、お風呂を洗うこと。
では洗濯は?洗濯するものをよりわけること。
洗濯機をかけること。
干すこと。
これらを効率よく行うためには、どのような順番でどのように動くかを考えることが必要です。
まずは洗濯するものをより分け、洗濯機にかけます。
その後掃除機をして水回りも綺麗にしましょうか。
掃除機はどの部屋からかけたら一番速く終わりますか。
ゴミを捨てるための袋も準備しておかなくてはなりませんね。
この時点でもすでに、次に何が必要かを考えながら動かなくてはなりませんね。
洗濯機が終わったら、お風呂の掃除をしやすいように準備して、洗濯物を干しに行きましょう。
雨が降った時の対策も必要ですね。
それが終わったら今度はお風呂掃除。
先ほど準備したものを用いて床から壁から磨き上げます。
さて、1時間経ちました。
どのくらい終わらせることができましたか。
もしどこかでもたついてしまったら、きっと1時間以内には終わらないかと思います。
それほど「次にやることには何が必要なのか」をはっきりさせることが大事になってくるのです。