不公平ではありますが、世の中にはナチュラルに頭のいい人と悪い人がいますよね。
同じ人間なのに、片方は小さなことにすぐ気がついたり、記憶力がよかったり、物事の考え方が整理されていたり、誰もが考えつかないような企画力を持っています。
その反面、何をやっても容量が悪かったり、幾度も注意されたり、視野が狭くなってしまったり、間違えたりして人に迷惑をかける人もいます。
同じ人間なのに、頭のいい人と悪い人の違いはどこなのでしょうか。
頭のいい人と悪い人の違いとは
頭のいい人と悪い人。
その差を見分けるのに一番わかりやすいのは会話をすることではないでしょうか。
頭のいい人と話しているとどんどん話題が広がり、いろんな知識を盛り込んだり、違う側面を見せてくれたりして、話していた楽しいですよね。
その反面頭の悪い人と話すと、会話が続かなくなり、あちらの趣味や仕事、日常の話題に引き込まれてしまいませんか。
そういった違いはどのようにしておこるのでしょう。
1.物事を同時進行できるかどうか
頭のいい人はマルチタスク。
いつもいくつかのことが頭にあり、しかもそれを関連づけて考えることができます。
何に何の準備が必要なのかわかっているので、それぞれの準備を怠りません。
しかも順位をつけられるので、こちらの仕事を先にやらなければならない、あちらの仕事は後でも大丈夫。
そうやって時間系列で考えることができるのです。
こちらは、頭がいいのはもちろんですが、経験値によって補うことができる人もいます。
周りの状況と自分の立ち位置がわかれば、今、自分が何をすればいいのか徐々にわかって行きます。
そうしているうちに経験を積んで、マルチタスク型の脳になるのです。
複数のことを同時に考える能力が高いか
マルチタスクは、ある程度の頭がないと効率が落ちてしまいますが、けれども視野の人にとっては非常に重要な能力です。
人はいつだって複数のことを抱えて生きているもの。
会社でも役割、同僚や上司との関係、家庭。
通常誰もがその全てを頭に入れて行動しなくてはなりません。
それをすっと行えるのが、頭のいい人。
それぞれ、何をすればいいのか、何が必要とされているのか、いつまでにすればいいのか、順序立てて考えることができるのです。
これは稀有な能力です。
人間、目の前にあることがたくさんあると、あっぷあっぷになってしまいますからね。
それでも、頭のいい人であれば、その全てを処理できます。
より効率的に物事を進められるか
そしてこれ。
それぞれの事柄をより効率的に進めることができるかどうか。
これも重要な鍵になってきます。
なぜなら、一つの事柄に時間をかけていれば、それだけ他の仕事にしわ寄せがくるからです。
この仕事にはどのくらい時間がかかるのか。
家族には何が必要でそれにはそのくらい時間がかかるか。
服を買いに行くのもそうですし、コンピュータなどのスペックを揃えるのもそうです。
どのくらい効率に物事を進められるのか。
頭のいい人はそれを瞬時に計算し、スケジュールを立てます。
そうすることでひとつも落とすことなく、完璧にやりこなすのです。
2.頭の回転が速いかどうか
上記のようなことを行うには、当たり前ですが、頭の回転が速くなければなりません。
つまり、考える時の頭の切り替えが早いのです。
ひとつ一つのことはそれぞれ単純なものごとです。
例えば料理を考えてみましょう。
野菜を切る。
それを煮込む。
肉の下ごしらえをする。
まな板や包丁を洗う。
調味料を準備する。
それらを同時に、しかも順番を考えながらやるわけです。
もしそこに何かの集金の人が来れば、玄関先にでなければなりませんし、電話がかかってきたらそれにも出るでしょう。
もし子どもがいたら、その子どもをあやしつける、ということもしなければならないかもしれません。
これらを同時にする、と考えると目が回ってしまいませんか? けれども、ひとつ一つであれば、誰でもできるようなことです。
頭のいい人は、頭の回転が速いため、自然にそれぞれを分割して考え、ものごとにたいする頭を切り替えながらこなしているのです。
だから短い時間にたくさんのことをすることができるのですね。
次の段取りを考えながら動けるかどうか
例えば掃除と洗濯を両方同時に行いたい場合を考えてみましょう。
1時間以内に終わらせたいところです。
そうなると、段取りを考えることが重要になってきます。
掃除に必要な段取りは何でしょうか。
掃除機をかけること、水回りを綺麗にすること、お風呂を洗うこと。
では洗濯は?洗濯するものをよりわけること。
洗濯機をかけること。
干すこと。
これらを効率よく行うためには、どのような順番でどのように動くかを考えることが必要です。
まずは洗濯するものをより分け、洗濯機にかけます。
その後掃除機をして水回りも綺麗にしましょうか。
掃除機はどの部屋からかけたら一番速く終わりますか。
ゴミを捨てるための袋も準備しておかなくてはなりませんね。
この時点でもすでに、次に何が必要かを考えながら動かなくてはなりませんね。
洗濯機が終わったら、お風呂の掃除をしやすいように準備して、洗濯物を干しに行きましょう。
雨が降った時の対策も必要ですね。
それが終わったら今度はお風呂掃除。
先ほど準備したものを用いて床から壁から磨き上げます。
さて、1時間経ちました。
どのくらい終わらせることができましたか。
もしどこかでもたついてしまったら、きっと1時間以内には終わらないかと思います。
それほど「次にやることには何が必要なのか」をはっきりさせることが大事になってくるのです。
【段取り上手な人がやっているコツは、こちらの記事もチェック!】
3.記憶力がいいかどうか
記憶力がいいかどうかも頭がいいかどうかに関わってきます。
やはり過去のことを覚えている、会話したことを覚えている、経験を覚えていると、それは強みになります。
例えば人との関係においても、名前と顔、肩書きを記憶していてくれると嬉しいですよね。
そこに、以前の会話やその人の人となり、誕生日やその人の好きなもの、そういったものもプラスされると、会話が弾みます。
何事も、もう一度繰り返していう必要がないですし、次の会話に進んでいけるわけですから。
仕事でも同じです。
次のプロジェクトの期限がいつなのか、といった仕事そのものもそうですし、何か別のことを覚えていて、それを今任されている仕事に生かすこともできます。
記憶力があると、仕事上でもプライベートでも役に立つのです。
ただ記憶するだけで終わっていないか
その記憶力も、ただ「覚えている」というのでは少々価値がさがります。
覚えただけで、頭の中にしまっていたのでは、覚えていないことと同じです。
やはり活用できてこを記憶力も活きてくるのです。
次に同じような機会がやってきた時に、覚えたことをどのくらい活かせていますか? ただ記憶することで満足していませんか? すべからく、とはいいませんが、記憶したことは次に活かしていきましょう。
人と知り合ったら、次にその人と会うときに前回覚えたことを引っ張り出して話し、その人の心を掴みましょう。
記憶しているものの中にプロジェクトに活かせそうなことがあれば、どんどん使っていきましょう。
覚えたものはあなたの武器です。
武器は飾り物にせず、どんどん使っていきましょう。
4.時間を有効活用できているかどうか
時間。
それは有限なもの。
そしてすべての生き物に平等に与えられているものでもあります。
その時間を十分に有効に活用できているでしょうか。
時間を有効に活用するとは、例えば睡眠を削って勉強する、というようなことではありません。
毎日睡眠を削っていたら、そのうち病気になるでしょう。
そうなれば、自宅のベッドで寝ているか、入院するか、ということになり、それこそその時間が無駄になります。
生産性のある時間の使い方ができているかどうか、これが鍵になります。
まずは自分の生活を振り返ってみましょう。
だらだらとテレビを見続けたり、友達と話したり、不必要なミーティングをしたりしていませんか?
きちんと取り組めば1時間で終わる事務仕事を2時間も3時間もかけていませんか?
そういったことで時間を無駄に過ごしているとしたら、非常にもったいないです。
適度な休息をいれ、質の高い作業ができるか
とはいえ、人の集中力には限界があります。
また先ほども述べたように、睡眠時間を削ってまで作業をしていたら、それこそ健康を害します。
重要なのは、自分を見極めること、そして最大限質の高い作業をすることです。
自分はどのくらい集中力が持つのでしょうか。
ちなみに集中力は、訓練していけばあげることができます。
その集中している中でどれほどの作業量をこなせるのでしょうか。
これも訓練次第で変わることができます。
そしてその両方に重要なのは、自分のペースでの適度な休息。
これも質が高い方がいいですね。
寝るならソファよりもベッドの方がいいですし、だらだらとケイタイやスマホを見るくらいなら、しっかり寝てしまった方が休息がとれます。
夜の睡眠も大事です。
寝る直前までパソコンやスマホをいじっていると、入眠しづらくなり、睡眠の質も落ちます。
そしてその分、昼間の作業効率も落ち待てしまいます。
休息はそれほど大事です。
自分がどれほどの休息を必要としているのか、一度実験的に見極めることをしてみてはいかがでしょうか。
5.論理性があるかどうか
論理性があるかどうかも、頭がいいかどうかにかかわってきます。
論理性とは、物事を整理し、筋道立てて話を進めること。
筋道だって話されると納得できますし、例えば怒られるときもそれに整合性がばっちりあれば、その通りだと思い納得してしまいますよね。
例えば企画をプレゼンするとき、筋道だっていない説明をしても、誰も相手にしてくれないでしょう。
反対に、根拠から結論までしっかりと筋道が付いていれば、まずわかりやすいですし、その分相手から同意が得られやすいです。
筋道を立ててわかりやすく伝えられるか
筋道を立てて物事を考えるのが苦手な人でも、訓練でその技術を向上させることはできます。
まずは何事も自分で考える癖をつけて見ましょう。
何かを疑問に思っても、誰かにすぐに聞いたりせず、その疑問を解く理由を探してみましょう。
なぜAという答えがでてきたのか、それにはBとCという理由がある。
そのように考えつけるようになると、論理的に考える癖がついてきます。
時間はかかるかもしれませんが、じっくり取り組みましょう。
その上で、今度は声に出して言葉でつなげてみます。
そうすると、誰かと話すときにもその思考を活用でき、より相手に真意が伝わりやすくなるでしょう。
日常的な機会でも、筋道を立てて論理的に説明することはたくさんあります。
家族で何かを決めるとき、誰かを怒るとき、何かを納得させたいとき。
そのような機会に筋道を立ててわかりやすく話しができると、相手はよりそのことを理解し、あなたのいうことを認めるでしょう。
感情論になっていないか
反対に感情的な話し方をすると、その相手からは眉をひそめられてしまうでしょう。
そして感情的な話し方をした人は子どもっぽくも見られます。
「だって嫌だったんだもん!」では、3歳児と同じです。
誰かに何かを説明するとき、納得させたいときは、特に仕事の場などでは、感情論になっていないか、気をつけながら話すようにしましょう。
6.同じ間違いをするかどうか
頭のいい人は、同じ間違いを繰り返しません。
人間ですから、誰しも間違うことはあるでしょう。
けれども頭のいい人は、その間違いを繰り返しません。
そこから学び、二度と間違いを起こさないように工夫をしているからです。
反対に頭の悪い人は、間違いが起きても「そんなの誰にでもある。
どうしようもないじゃん」と放っておきます。
そうすることで再度同じ間違いを繰り返しやすいのです。
しかし頭の悪い人はそこでも学びません。
「だってそういうふうになっちゃったんだもん、仕方ないじゃん」と考え、また放置してしまうのです。
これではどちらに信用度の軍配があがるか、いうまでもなくわかりますよね。
まずは自分で調べようとしているか
頭のいい人は、まずは間違いの原因を自分で探そうとします。
何が悪かったのか、何がもとでこういった事態になったのか。
それを徹底的に究明しようとします。
物事、結果があるとすれば、かならず原因があります。
そして過程があります。
そのどこが間違いを招いたのか。
それを他人に指摘されるのではなく、自分で調べようとするのが頭のいい人です。
反対に頭の悪い人は、原因をほったらかしにし、誰かに指摘されるまで気がつきません。
自分で調べようとしなければ、このご時世ですから、よほど親切な人でないかぎり、指摘してはくれないでしょう。
そうなると頭の悪い人は同じ間違いを続けて行くことになるのです。
常に学ぼうという意識があるか
常に学ぼうという意識があるかどうかも、間違いを繰り返さないことに重要です。
間違いがどのような波及を起こしたか、何が間違いの原因だったのか、それを取り除くために自分は何をしたライいいのか。
他に同じような間違いが起きそうなものはないか。
そういったことを探り当て、学び、次に活かそうという姿勢が大事になってくるのです。
そうしてこそ間違いは減りますし、また次のステージへとのぼってもいけるでしょう。
頭のいい人と悪い人の性格や考え方の特徴は?
頭のいい人と悪い人には、それぞれ性格や考え方に特徴があります。
その二つを様々な項目で比較しながら見ていきたいと思います。
あなたはどこに当てはまりますでしょうか。
そして改善できるところはありますでしょうか。
1.物事を決めつけるかどうか
物事をどう見るかおいても、その人の頭の良さ悪さが出てきます。
ここではある物事に対して、頭のいい人悪い人それぞれがどのような反応をするかを述べていきたいと思います。
頭のいい人は柔軟な対応ができる
柔軟な人、と聞くとホッとしませんか。
柔軟な考えを持っている人は、物事に臨機応変な対応ができ、スケジュールが大幅に変わっても、頭の回路をすぐにそれに合わせることができます。
また、人と会う時にもその人に合わせて話し方や話題を変えることができるので、人間関係も円滑に進めることができますよね。
その時々の変化に合わせて、状況を分析し、対応を変えていけるのです。
また柔軟性のある人は、想像力がある人でもあります。
発想が柔軟なので、とんでもないところから面白い考えを持ってきた! と思われることもあるでしょう。
また、他人の意見も聞く耳をもっています。
学ぼうという姿勢があるため、それを取り入れることも苦に感じません。
その分成長することができます。
加えて、物事を様々な方向から見ることができるので、その分そのことに対する理解が深まります。
頭の悪い人は固定概念を持っている
固定観念を持ってしまうと、それを崩すのが大変です。
仕事のスタイルにしても、このご時世ですから、コンピュータがわからないでは話になりません。
ソフトだってどんどん開発されますし、プレゼンの仕方も変わってきました。
それに合わせられないと、仕事ができない人→頭の悪い人という印象を与えてしまいます。
また、固定観念を持っていると、新しいものに出会った時、それを受け入れるのに時間がかかります。
自分の固定観念のなかでまず捉え、そこから考えようとするからです。
そしてその考えも結局は固定観念の続きでしかありません。
そうしていくうちに考えの糸がぐちゃぐちゃになって、絡まり合ってしまい、結局理解できずに終わることもあるのです。
また、応用が利かないので、いきなり事故が怒ったときなど、どうしていいかわからずにオロオロするでしょう。
最後に、固定観念の中で暮らしていると、他の人が全く違う行動をしたり、予定外のことが起きたりしたときのストレスが高くなります。
これも辛いところですよね。
2.粘り強く進められるかどうか
粘りつよく物事を進められるのも頭がいい人の特徴です。
粘り強い人はたいてい集中力があり、必ず成功するという信念があります。
そしてそれに対する努力をします。
成功するまで諦めません。
継続力も持っているのです。
物事を粘り強く進められるかどうかは、その人の信用問題にも関わってきます。
この面において頭のいい人悪い人はどのように違うのでしょう。
頭のいい人は自分で答えを出そうと踏ん張る
物事は簡単に解決しないことが多いです。
粘りの強い頭のいい人は、まず諦めません。
もし物事がスムーズにいっていないのであれば、それがなぜなのか、どうすれば解決できるのか、その答えを導き出そうとします。
もうだめだ、と思っても、そこで諦めたりはせず、人に意見を聞いたり、本で調べたりと踏ん張ります。
その体験を乗り越えることによって手に入れられるものがあると知っているのです。
頭の悪い人はすぐに諦めがち
頭の悪い人は、自分の思考が届かないところまで物事がいってしまうと、もうできないだろうと考え、諦めます。
それ以上努力しようとはしません。
難しいことは考えたくないですからね。
考えても混乱してしまうだけですし。
ただ、あきらめるということは、他人から見たら中途半端に終わらせるということ。
それではとても仕事を任せられません。
難しく責任のある仕事ならなおさらです。
信用もできませんしね。
そうしてどんどん職場から置いてけぼりにされてしまいます。
3.自分をコントロールしようとしているかどうか
自分で自分がコントロールできるか、も頭のいい悪いにつながる問題になります。
一度気分を害してしまうと、その気持ちのまま1日が終わってしまったりしませんか。
目標を立てたのに、全然達成できていないということはありませんか? 自分で自分の行動が理解できないことはありませんか? 「つい」何かをしてしまうことはありませんか? このような場合、自分で自分をコントロールできていないことが多いです。
自分をコントロールするということは、自分の人生をも左右する重要なスキルです。
それによって健康にも不健康にも、幸せにも不幸せにもなります。
さて、頭のいい人悪い人は、このスキルをどのように組み込んでいるのでしょうか。
頭のいい人は落ち着いて対処
頭のいい人は、自分を客観的に見ることができます。
今どのような状態にあるのか、興奮しているのか、沈んでいるのか、寂しいのか、怒っているのか。
それを観察することによって、今の自分に何が必要なのかをすぐに理解することができるでしょう。
その分自分に振り回されず、その時々にベストな対応をとることができます。
また、一度は感情に流されても、再度落ち着いて起こったことを考えてみることで、そこにどんな自分の気持ちをがあったのかを整理することができ、次に活かすことができるでしょう。
もしわからないことがあれば、目上の人に聞いたり、アドバイスを受けることによって、今の課題を見いだすことができるかもしれません。
そのことをわかっているからこそ、頭のいい人は何が起こっても落ち着いて対処をしているのです。
頭の悪い人は感情が高ぶると頭で考えることができにくい
反対に頭の悪い人は、感情で物事を考えがちです。
それでは自分に振り回されているのと一緒です。
これが好き、あれが嫌い、これは心地いい、今はやる気がしない。
そのような状態では、先の見通しを立てることも難しいでしょうし、誰かがあなたに物事を頼もうとしても躊躇してしまいます。
自分にその傾向があるな、と思われた方は、まずそのことを声に出していうのをお勧めします。
そうすることで、少しだけ物事が客観的になります。
その習慣を重ねていけば、自分と自分の感情を切り離すことができるようになり、自分自身を扱いやすいと感じるようになるでしょう。
そうなったらしめたもの。
少しずつ自分をコントロールしていきましょう。
最終的にはそれをすることで自分が享受できる最大限の幸せや成果を得ることができるようになります。
4.意志の強さを持っているかどうか
意志。
それはとても難しいものです。
これをやり遂げる。
必ずあれを手に入れる。
そこには何事にも動じないような強い信念がなければなりません。
あなたはいかたでしょうか。
心に宿る意志は強いですか? それとも何かに押されたり引っ張られたりしたら、簡単に倒れてしまいそうなものですか。
頭のいい人は自分を突き動かす信念がある
頭のいい人は、大抵意志の強い人です。
これを成し遂げるという目標が心の中心にあり、それは自分を突き動かすほどの強い信念になっています。
そしてそれは大抵大きな目標です。
家族を守る、会社でもいい位置に行く、儲けたお金で人を助ける。
いずれも自分の命と・・・とはいいませんが、その次くらいには大切にしていることです。
ですから、その分仕事も必死でやります。
目の前のことも重要ですが、その先には自分の目標が見えているのです。
それに向かって突き進む。
それが頭のいい人の仕事の動機です。
だから簡単に諦めたりしませんし、諦めたら自分を恥じるとわかっているので成し遂げるまで突き進む意志の強さがあるのです。
頭の悪い人は優柔不断なところがある
反対に頭の悪い人は「意志」そのものが薄いですから、難しい局面などに当たると、逃げ出したくなります。
また何かを選ぶ際に、「意志」がないのですから、べつにどうでもいいや、と優柔不断です。
仕事や人間関係においてもそれは同じ。
例えばプレゼンをしなければならないとき、「どうでもいいや」と資料が中途半端なものになるでしょう。
人間関係も、この人と飲むかあの人と飲むか、決められずにどちらからも呆れられてしまうかも。
投票をするときにも、自分の意思がなければ、あっちの演説を聞き、こっちの演説を聞き、どちらもよく聞こえてしまうので、どこに投票したらわからなくなったりするのです。
5.人に頼れるかどうか
人に頼る。
これはなかなか難しい課題です。
どこまで頼っていいのか、何なら頼れるのか、そもそも頼るということをしていいのか。
そもそも人間は万能ではありません。
誰もがそうです。
頭のいい人も例外ではありません。
もちろん頭の悪い人もそうですが。
となると、人に頼らなければならないという事態が生じてくるのですが、頭のいい人悪い人はそれぞれ、どのようにこの事態を考えているのでしょう。
頭のいい人は自分の適性を知っている
頭のいい人は、自分のできない部分、カバーできない部分、そして他人の方が得な部分など、人に任せることに抵抗がありません。
そして何であれば自分ができるのか、どのくらいうまくできるのか。
それをきちんと熟知しています。
自分の適性を知っているのですね。
その分、チームワークを大切にします。
自分ができないことをいくら頑張っても、できないものはできません。
それならば、得意な人に任せてしまった方が全体がスムーズに回ると思いませんか。
もし十分に自分にできることでも、そのとき忙しくて目が回りそうなら、他人に頼んで手伝ってもらえばいいんです。
そうでなければ、疲れすぎて、数字などを誤ってしまいますからね。
そして他人の方が得意な分野があったら、それはもう、任せてしまった方が安心できます。
このようにして、頭のいい人は、自分個人だけでなく、人と人との集合体として物事を考えられるので、自分の適性を活かすことができるのです。
頭の悪い人は何でも一人でしようとする
頭の悪い人は、任せられたことは全て一人でこなそうとする傾向があります。
それが得意なものであればいいですが、苦手なものであっても同じ反応をします。
そうすると、成果物がいびつな形になってしまいます。
また、とにかく一人で物事を進め、人と共有しないでいると、締め切りに間に合わない事態ともなり、結果、とんでもない時間に誰かに助けを求めたりする局面も出てくるかもしれません。
それでは頼まれた方も困ってしまいますよね。
もともと日本では自分でやった方が早い、と考える人が多いです。
その分横の連携が取れていず、あとから話がうまくいかなくなることも。
特にグローバル企業は、その点を気をつけて仕事を采配していった方がいいでしょうね。
考えるという癖を(まとめ)
ここまで頭といい人と悪い人の違いを述べてきました。
この中で決定的な差があったことに、みなさんお気づきでしょうか。
それは頭のいい人は「考える」ということを日常から習慣として行い、頭の悪い人はそれをせず、その時々の状況に流されているということです。
頭が良くなりたいと考えている人はたくさんいると思います。
その時に思い出して欲しいのです。
「考える」ということを。
そうすれば、誰しもが頭のいい人に近づけるからです。
考えましょう。
頭を使いましょう。
それが癖になってしまえば、近いうちにあなたも頭のいい人の仲間入りです。