しかし「有能な怠け者」は、好き嫌いの元にある考え方についてが明確でブレないこと、そして一貫性があって納得しやすい事から、その言動を慕って有能な部下が集まってくることになるのです。
好き嫌いが明確で、しかも先頭で旗を持って先導する姿に、この人について行こうという信頼を持つようになるのです。
これが「有能な怠け者」の特徴でもあるのです。
4.得意分野に集中
先ほど書いたように、苦手なことには当初から興味を持たないで、得意な分野に意識を集中させるのです。
得意分野に集中することは、言い換えるとこだわりを持って選別していることでもあるのです。
慣れないことに手を出して、大怪我することも無いからです。
リスク管理ができているのです。
手慣れたことに特化
どんなに器用な人でも、慣れないことをやることはリスクを抱えて行動することなのです。
手慣れたことをすることによって、行動の効率化に繋がるメリットがあるのです。
手慣れると、どこに間違いが起こる原因があるのか、どこを改善すればもっと効率が上がってミスが減るのかが分かるからです。
そして、手慣れたことに特化することで、人に任せる時のリスクも分かるのです。
それに対処する対策も打てるというメリットもあります。
5.こだわりが強い
こだわりがないと、何でも平気で受け入れてしまうことになります。
こだわりが強いと融通がきかなくなって性格がしつこく好き嫌いが激しくなるようですが、一つのことを深く掘り下げていって難しいことでもやり遂げることもできる性格でもあるのです。
これは、こだわりがない人には出来ないことです。
リーダーとしての開拓精神が旺盛で、こだわりが強いことは何事も諦めないという事なのです。
組織の目標を諦めないという強いリーダーシップを発揮することができるのです。
決断力に優れている
こだわりが強いことは、「有能な怠け者」の特徴である決断力に優れている事なのです。
こだわりがあるから、決断をする時にもブレないのです。
上司から見ても、決断の過程もよく分かるのです。
だから、決断力が優れているので、信頼されるのです。
6.要領がいい
要領がいいという言葉は、「有能な怠け者」にはぴったりの言葉です。
そうなのです、要領がいいというのが特徴なのです。
兄弟の関係では、弟とか妹とかは上の兄や姉の行動をよく見ているので、見よう見まねでやることを覚えます。
兄や姉の失敗も見ています。
それを踏まえて、自分は要領よく行動するのです。
「この子は要領がいいねえ」と感心されるのは、兄や姉の行動を観察して覚えているからです。
失敗はしないようにして、上手くやる術を知っていることが要領がいいことなのです。
無駄を省き、効率化を図る
要領がいいと、同じ過ちを繰り返さないようにできるし、また無駄を省いて効率よく行動できるのです。
要領がいいということと同時に、人を使ってでも効率よく仕事ができるのが「有能な怠け者」の特徴なのです。
無能な怠け者という言葉も
「有能な怠け者」に対して、「無能な怠け者」という言葉もあります。
同じ怠け者でも有能か無能かの違いです。
怠け者ということなので、自分では何もしないかできない人間です。