有能な怠け者」という存在が注目されています。

有能であるが怠けて仕事をするのですが、具体的にはどのような性格なのでしょうか?

有能な怠け者とは!?

「有能な怠け者」に対して「無能な働き者」という言葉もあります。

この場合の、有能とか無能とかの意味はどのようなことでしょうか?有能な人や無能な人の条件を詳しく比較しながら、今回のテーマである「有能な怠け者」について考えてみました。

では、その前に「有能な人」の特徴について見てみました。

有能な人は、自分にとって何が一番重要なのか、そして自分が所属しているチームにとって、何が一番重要なのかを理解する判断能力が優れているようです。

重要性について、キチンと優先順位をつけていることです。

優先順位を守って順に行動するのです。

また、自分が置かれた立場を認識していて、環境の変化を敏感に読み取る能力にも優れています。

この能力が高いから、優先順位も正確に判断できるのでもあります。

さらには、優先順位に従って行動するのですが、自分の能力も正確に理解できているのです。

ここではこの技術を、あるいはこの経験を活かしてこうすれば上手く行くという予測もできるのです。

だから、自信を持って行動できるのです。

逆に、ここを間違えて行動すると、大きなリスクを負うことになるという経験則も持っているのです。

だから、大きな失敗やトラブルは回避できるのです。

このほかにもいろいろと特徴があるのですが、こんなに有能な人が怠けるとはどのようなことでしょうか。

「怠ける」とは、すべきことをしないで無駄に過ごすことです。

すべきことをしないで、それ以外のことを全力でやっても、やはり怠けていると言われます。

つまり、能力があっても、すべきことに力を入れないで見過ごすことも怠けているのです。

では、「有能な怠け者」ということは、何かねらいがあって敢えてすべきことを避けているということでしょうか?あるいは、すべきことを誰かにやらせているということなのでしょうか?

すべきことを他人にやらせておいて、しっかりと自分の成果に仕上げることなのでしょうか?

なんとなく「有能な怠け者」の姿が見えてきたようですが、このあたりをもう少し詳しく調べてみました。

1.定義


戦時中のドイツ陸軍を再建したハンス・フォン・ゼークト総軍参謀長は、人を見る目が非常に肥えていたいた人です。

軍の組織力を高めるために自ら考えていた組織論は「ゼークトの組織論」として注目を浴びました。

その一節を紹介しますと、
①「有能な怠け者」は、有能であるので事の是非の判断をすることができる。

そして、怠け者であるがゆえに他人を用いて任せることもできるので、上に立つことができる人間である。

②「有能な働き者」は、事の是非を判断することはできるが、働き者であるが故に他人に任せることができない。

つまり、上に立つよりも参謀として補佐する立場が適当である。

③「無能な怠け者」は、自分で判断ができないし、自ら動こうとはしない人間だ。

そこで、命じられたことをそのまま遂行する立場が適任である。

④「無能な働き者」は、自分で適切な判断もできないのに勝手に動く。

これは、余計なことをして迷走する人間である。

組織を動かしていく立場の人間から見ると、これらの4つのタイプはそれぞれ特徴があるようです。

「有能な」人間は、組織のトップに立つか参謀として幹部になれる能力があるのですが、「無能な」人間は、むしろ言われるがままに動くだけの「無能な怠け者」の方が管理しやすいようです。

「無能な働き者」は、目が届かないところで何をしでかすか分からないという不安があるようです。

これらをまとめると、「有能な怠け者」というのは、やるべきことを他人に任せることができる人間であると言うことです。

ただし、他人を見抜く目が肥えていて、どこまでを他人に任せてどこから先は自分が行動するという的確な判断ができるということです。

「怠け者」というので何もしないというのではなく、自分に見返りがあってここぞという時に頼りになる人間でもあるのです。

有能であるため事の是非を決することができる

これは自分でするべきか誰かに任せるべきか、という事の是非の判断力が優れているのです。

もちろん、誰かに任せるとしても、自分の意向をくんでしっかりと対応できる能力を持っていることが前提なのです。

他人の能力を見抜く力と勘は鋭いものがあって、その人に任せることでどのような結果を招くかも判断できるのです。

そのうえで、このテーマは誰か適任者に任せる(自分は怠ける)ということを決めるのです。

テーマの重要性や優先順位はもちろん決めておきます。

怠け者であるため他人に任せることもできる

怠け者であるために他人に任せるということは、単に手を抜く、さぼるということではありません。

有能な人は、時間の使い方が上手なだけです。

この程度のテーマなら、何も貴重な自分の時間を使わなくても、同じような結果が得られる方法を選ぶのです。

その時間は、もっと自分に有益なことをすることができるからです。

もちろん、仕事以外にも遊びや趣味の時間としても利用できるのです。

むやみに誰にでも任せると、大きなトラブルやリスクが発生することも考えられます。

それらのリスクも考慮して、代わりに任せられる人間を選ぶのです。

信頼できる人間を見抜くことが得意なのです。

故に上に立つ者として最適である

信頼できる人間に、自分がすべきことを代わりにやって貰うのです。

言い換えると、誰かに任せるのです。

上に立つ者にとっては、やるべきことが山ほどあります。

それを一つ一つ自分でやっていては、とても時間が足らないし体力も消耗します。

大きな仕事を完遂させるには、余計な仕事は怠けることで他人に任せ、重要な仕事に携わることで成功の確率を上げることもできるのです。

故に、上に立つものとしては「有能な怠け者」の性格が無くてはなりません。

2.ここでの怠け者の意味


「有能な怠け者」という言葉から想像されることは、「仕事をしっかりと遂行していく能力がある人間だけれども、うまく手を抜くことを知っている」ということなのです。

でも、「怠け者」というからには、できることでも敢えてやらないというズルさも持ち合わせているはずです。

「怠ける」というネガティブなイメージを与える言葉なのですが、その前に「有能な」というポジティブな言葉がついていることから、「有能だけれども怠ける術を知っている」というズル賢さを表現しているようなのです。

怠ける術を知っている人間というのは、無駄なことを省いて楽に仕上げることを知っている人間、つまり「物事を効率よくこなすことができる人間」と言えるのです。

大きな仕事や困難な仕事に立ち向かう時に、それらを全部自分一人で引き受けて苦しむのではなくて、それができる能力を持った人間に仕事を分担させて任せることができるということなのです。

他人に仕事を分担して任せることで、自分の負担が軽減するだけでなく、より全体をしっかりと把握することができるので、リスク管理や仕事のスピードが上がったりするので、より仕事がスムーズに進行するという利点があるのです。

言い換えると、「有能な怠け者」はマネジメント能力が高いチームのリーダーのような役割ができる人材なのです。

無駄を省いてらくをしたいということ

大きな仕事を任せられると、細かな作業から外部との折衝まで多方面において様々な仕事が発生します。

それらを全て自分が処理していては、時間が足らなくなってしまいます。

また、それぞれの仕事に対して得意な人間も多いのです。

そんな時には、自分で実行するよりも得意な人に任せる方が手際良く処理することができるのです。

自分にとって苦手な分野では、効率が悪いしミスも多くなります。

これは仕事の効率も悪化させることになり、自分も余計なことで苦しむことにもつながります。

であれば、最初からそんな苦手なことは得意な人に任せてしまえば、無駄を省いて楽をしながら仕事をスムーズに進めることができるのです。

「無駄を省いて楽をしたい」ということを書いていると、ふと余計なことを考えてしまいました。

こうして楽に生きている人がいましたよね。

業界の言葉で「ヒモ男」です。

女性に貢がせて楽をして暮らしている男性です。

それぞれの能力を持つ女性を見つけて、自分の代わりに働かせて貢がせるのです。

女性の性格を見抜く能力があって、仕事をさせて貢がせてお金を稼ぐことが出来ているのです。

ある意味では「有能な怠け者」なのでしょうか。

女性たちの上に立つ能力を兼ね備えているのです。

脱線してしまいましたが、「無能な怠け者」では到底務まらない仕事でもあるようです。

物事を効率よくこなすことができるということ

日本のことわざに「餅は餅屋(もちはもちや)」というのがあります。

餅は家庭でも餅つきをして作ることはできるのですが、専門のお餅屋さんで作った餅はひと味違うという意味です。

つまり、なんでも専門家がしたものは素晴らしいということで、特殊な仕事や難しい仕事は、それぞれの専門家に任せる方が時間は短いし上手くできるということです。

「有能な怠け者」は、この道理をよく知っていて、苦手なことは初めから得意な人に任せるのです。

仕事を誰かに割り振る時には、あの人ならしっかりとやってくれそうだということを見抜く力と自信がなければできません。

適当に手が空いているなら応援してあげて、などと安易に分担しないのです。

でなければ、効率よく仕事を進めることなんてできないのです。

それよりも、あの人に任せたから非常にスムーズに完了したというように、適材適所に仕事を割り振ることによって、予想以上にスピードが上がってしかもトラブルも少ないことにもなるのです。

「有能な怠け者」は、自分に自信があって仕事の優先順位をしっかりと把握し、適材適所に人を割り振ることができる人間なのです。

有能な怠け者の6個の特徴

「有能な怠け者」についていろいろと書いてきましたが、ここではどのような特徴があるのかを整理してまとめてみました。

1.目的が明確である場合が得意

「怠け者」と言われる事から、自分の仕事を誰かに手伝ってもらうとか、誰か他人に任せることができる人です。

しかし、「この仕事をやってくれないか?」とただ頼むだけでは、簡単には動いてくれないはずです。

依頼される方にも、何かのメリットが無いと動いてはくれないはずです。

「これを代わりにやってくれたら、評価が上がるよ」とか「完成したら割り増しのボーナスが出るよ」などと得点があれば考えるはずです。

あるいは、これをすることによってスキルがアップして、転職の時に役に立つなどの能力アップが見込まれるということも魅力な時があります。

チームや組織として有益であるということだけでなく、個人としても役に立つことであるなど、代わりに行うことでどういうことが期待できるかを明確に示すことができるのです。

目的が明確でしかも魅力的なことが、人を動かして任せるための条件でもあるのです。

「有能な怠け者」は、そのポイントをしっかりと押さえているのです。

すべてにおいてわかりやすいことを好む

「有能な怠け者」と言われる人は、必ず良い部下に恵まれている場合が多いのです。

それでは、優れた良い部下をどうやって見つけているのかと言うと、単に「有能な怠け者」に人を見る目が肥えているというだけではありません。

もちろん、そのことも大事なことですが、もっと大事なポイントがあるのです。

それは、すべてにおいてわかりやすいことなのです。

ここでいう「わかりやすい」とは、誰もが答えがすぐに分かるような質問をすることではありません。

あの人は多分こう考えているだろうなと忖度ができる事です。

もう少し具体的に言うと、「有能な怠け者」は自分の行動や生きざまについては一貫した信念を掲げていることなのです。

「私はこういう人間なんだ」という頑固なまでの旗を掲げているのです。

団体で観光地を巡る一団の先頭で、バスガイドさんが旗を掲げて歩いている姿を想像してください。

「あそこに、わたしたちのガイドが歩いている。

その後をついて行こう」と目標がハッキリしているのです。

「有能な怠け者」は、全ての人に優しく接して、それぞれの悩みや問題を聞いてあげて解決してあげるということはしないのです。

全ての人に配慮するなんてできないのが普通です。

それをこまめに対応していたら、全体として機能しなくなるのです。

自分の考え方と異なっていれば、バッサリと切り捨てます。

話し合いをして理解してもらうような面倒なことはしないのです。

嫌われたらそれでいいと考えているのです。

それよりも、自分はこのように考えていてこうすると、明確なビジョンと目標を掲げるのです。

部下や他の人物との衝突は日常茶飯事なのです。

それでも信念は揺らぎません。

しかし、そんな生きざまを見て感動する有能な部下も現れるのです。

有能な部下のひと言で考えを変えるようなリーダーにはあきあきしているのです。

そんな時にも、「おまえの意見はよく理解したが、今時点では私の考え方で進めたい」と自分の方針を前に打ち出すのです。

このように、強烈な自信に裏打ちされた信念が見えるため、「あの人は考えていることが分かりやすい人だ」とそういう面で信頼されるのです。

何かの問題が起こった時に「あの人ならどうするだろうか?」と部下に質問すると、「あの人なら絶対にこうする」と明確に答えるのです。

このように、すべてにおいてわかりやすいということが「有能な怠け者」の特徴でもあるのです。

2.メリットがわかっている時に実力を発揮

生きていく過程で、損得勘定が強く働くことがあります。

今この時点で、この人について行った方が良いのだろうか?とか、恋愛の場面でもこの女性で、あるいはこの男性で良いのだろうかと思案することも多いと思います。

プレイボーイと呼ばれる男性は、単に素敵な女性だということ以外に、自分にとってメリットがあるかどうかも誘う時の判断の一つなのです。

ハンサムな男性が、だれかれと無く女性に声をかけて近寄ることを目的とはしていないのです。

その女性でなければならないという理由を持っていて、そのメリットが大きければ実力を発揮してものにするのです。

たとえどんなことでも、損得勘定は働くものです。

しかし、単に今現在ではメリットがあるという事だけで行動しても、すぐ先の将来にははたしてメリットが残っているかはわかりません。

股、そのメリットと思われることが実はそうではないことも経験しているはずです。

例えば、スーパーでいつもの値段の30%引きの値段がついていた野菜が販売されていた時に、これは儲かったと思って購入すると、家に帰って料理をしようと包丁で半分に切ったら、芯の部分が腐りかけていて半分を捨てざるを得なかったという事です。

結局は高い買い物をしてしまったことになるようなものです。

「有能な怠け者」は、そういう経験則や知識を活用しながら、これからもメリットがあると判断するとすぐに行動に移ることができます。

つまり、自分に任された仕事の有効性と、誰にその一部を任せるかというメリットが分かっている時に実力が発揮できる特徴を持っているのです。

損得勘定が強い

損得勘定とは、「自分にとって損か得かを打算的に判断することで、利害の有無を視野に入れて物事を考えることなのです。

人間というものは、損得を考えずに生きていくことなど、ごく一部の人以外にはあり得ないとは思うのですが、わたしなどはすぐに損得を考えてしまうので、本当に小さな人間だと思ってしまいますが。

しかし、損得勘定について考えている学者から言わすと、多くの人は損得勘定で動いているはずなのに、結局は損をしてしまっているようです。

「有能な怠け者」は損得勘定が強いと言われています。

ではなぜ損をしないのかを考えてみましょう。

わたしを含めて損得勘定が強い人の行動は、お金や物などの目に見えるものごとに反応してしまうのです。

だから、スーパーは様々なお得キャンペーンを展開して、そんな欲張りな人を引き寄せているのです。

しかし、「有能な怠け者」と言われる人は、お金や物だけでなく人間も損得勘定で選別できるのです。

学生時代からの古い友人であっても、どれだけ一緒に遊んでいた仲の良い親友であっても、仕事に関してはマイナスになる人は切ることができるのです。

長年培ってきた友情や信頼は、仕事には関係ないのです。

仕事上で何かを任せられるかどうかは、友情とは無縁なのです。

その仕事に対する遂行能力があるかどうかです。

長年培ってきた友情は、趣味や遊びの時に必要なものなのです。

それをきっちりと区別できるのが「有能な怠け者」なのです。

人間の損得勘定も強いのです。

3.苦手なことには興味を示さない

「苦手なこと」とは、得意でないこと、扱いにくくて嫌なことです。

職場の中やサークルの中でも、「あの人はどうも苦手だ」という時があります。

自分にとっては嫌な相手なのです。

何かのスポーツで個人戦で対戦する時に「あの人は苦手なんだ」と言うと、どうやってもなかなか勝てそうにない相手だ」という感覚なのです。

対戦前から負けることをイメージしているようなものです。

反対に、「あの相手は得意なんだ」と言えば、「以前にも対戦したけれども、相手の弱点も分かっているし勝ち方も分かっている」と自信を覗かせるような表現なのです。

だから、このことは重要なポイントで、初めから失敗しそうなことには取り組まないことが失敗しないコツなのです。

「これを受けると、かなりヤバいな」と判断すれば、興味を示さないし取り組むこともしないのです。

いわゆる「逃げるが勝ち」なのです。

この名言は、兵法家で剣豪として知られている「宮本武蔵」が言った言葉なのです。

生涯負け知らずの剣豪ですが、相手が圧倒的に強い時、自分が準備不足で分が悪い時には、サッサと逃げていたのです。

つまり、苦手な条件では戦わなかったのです。

長い人生なので、体調や悪かったり心が折れている時もあります。

そんな時には恥も外聞も捨てて取り組まないことも選択肢の一つです。

「有能な怠け者」は、これが実行できる強い精神力を持っているのです。

どうも努力の割にはメリットが少ないとか、今やるには分が悪いとかを感じ取ると、苦手なことには興味を示さないのです。

何と言われようと噂されようとも、平気なのです。

好き嫌いがはっきりしている

色で言うと、白か黒かがハッキリとした性格なのです。

これは好き、これは嫌いとハッキリとしていて、みんなもそれを知っているのです。

「あの人は、これは嫌いだ」と明確なので、嫌いなことを敢えて持ってくるようなことはしないのです。

好きだろうと思われるテーマや仕事が届けられるのです。

だから、この仕事はどうですかというような無駄な時間は必要ないのです。

興味のあるテーマだけが届くようになるのです。

これだけでもかなりの時間短縮になっているのです。

万一嫌いなことが混ざっていたら、即座に却下されるだけのことです。

好き嫌いがハッキリしている人は、こだわりが強い人とも言えます。

好きなことをするにしても、これはこのようにするんだという方法論にも好き嫌いがあるのです。

ある意味では面倒な人間と煙たがられているようです。

そうなんです、身勝手でわがままな性格なのです。

自分の好みを平気で他人に押し付けるのです。

しかも、自分の好き嫌いを誇らしげに主張して自画自賛することもあるのです。

好き嫌いが度を超えると周りに迷惑をかけたり、人がよって来なくなることもあるのです。

しかし「有能な怠け者」は、好き嫌いの元にある考え方についてが明確でブレないこと、そして一貫性があって納得しやすい事から、その言動を慕って有能な部下が集まってくることになるのです。

好き嫌いが明確で、しかも先頭で旗を持って先導する姿に、この人について行こうという信頼を持つようになるのです。

これが「有能な怠け者」の特徴でもあるのです。

4.得意分野に集中

先ほど書いたように、苦手なことには当初から興味を持たないで、得意な分野に意識を集中させるのです。

得意分野に集中することは、言い換えるとこだわりを持って選別していることでもあるのです。

慣れないことに手を出して、大怪我することも無いからです。

リスク管理ができているのです。

手慣れたことに特化

どんなに器用な人でも、慣れないことをやることはリスクを抱えて行動することなのです。

手慣れたことをすることによって、行動の効率化に繋がるメリットがあるのです。

手慣れると、どこに間違いが起こる原因があるのか、どこを改善すればもっと効率が上がってミスが減るのかが分かるからです。

そして、手慣れたことに特化することで、人に任せる時のリスクも分かるのです。

それに対処する対策も打てるというメリットもあります。

5.こだわりが強い

こだわりがないと、何でも平気で受け入れてしまうことになります。

こだわりが強いと融通がきかなくなって性格がしつこく好き嫌いが激しくなるようですが、一つのことを深く掘り下げていって難しいことでもやり遂げることもできる性格でもあるのです。

これは、こだわりがない人には出来ないことです。

リーダーとしての開拓精神が旺盛で、こだわりが強いことは何事も諦めないという事なのです。

組織の目標を諦めないという強いリーダーシップを発揮することができるのです。

決断力に優れている

こだわりが強いことは、「有能な怠け者」の特徴である決断力に優れている事なのです。

こだわりがあるから、決断をする時にもブレないのです。

上司から見ても、決断の過程もよく分かるのです。

だから、決断力が優れているので、信頼されるのです。

6.要領がいい

要領がいいという言葉は、「有能な怠け者」にはぴったりの言葉です。

そうなのです、要領がいいというのが特徴なのです。

兄弟の関係では、弟とか妹とかは上の兄や姉の行動をよく見ているので、見よう見まねでやることを覚えます。

兄や姉の失敗も見ています。

それを踏まえて、自分は要領よく行動するのです。

「この子は要領がいいねえ」と感心されるのは、兄や姉の行動を観察して覚えているからです。

失敗はしないようにして、上手くやる術を知っていることが要領がいいことなのです。

無駄を省き、効率化を図る

要領がいいと、同じ過ちを繰り返さないようにできるし、また無駄を省いて効率よく行動できるのです。

要領がいいということと同時に、人を使ってでも効率よく仕事ができるのが「有能な怠け者」の特徴なのです。

無能な怠け者という言葉も

「有能な怠け者」に対して、「無能な怠け者」という言葉もあります。

同じ怠け者でも有能か無能かの違いです。

怠け者ということなので、自分では何もしないかできない人間です。

そして「無能の怠け者」となると、自分で何も判断できない怠け者なので、職場や戦場にいても動けずにオロオロしているだけの存在なのです。

適当に、考えなくても良い仕事(何かを運んだり掃除したりするような簡単な作業)を与えておけば満足しているのです。

「有能な怠け者」にとっては、損にも得にもならない存在なのですが役に立つ場所はあるのです。

1.定義

この「無能な怠け者」は、自分では何も判断ができないし自ら動こうとはしない人間です。

この人には何も考えさせずに、命ぜられたことをそのまま遂行する仕事を与えるべきだというのです。

以前にも紹介しましたが、壊滅していたドイツ陸軍を再建したハンス・フォン・ゼークト参謀長の組織論の中に取り上げられた、4種類の性格の人間の扱い方についての記述です。

それを引用しますと、「有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀に、無能な怠け者は連絡将校か下級兵士にすべし。

無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ」なのです。

「無能な怠け者」は無能なゆえに余計なことはしないしできないのです。

ただ、こちらの指示通りに動くことはできますので、連絡役とか下級兵士としては役に立つのです。

しかし、「無能な働き者」は、自分で適切な判断ができないのに勝手に動くことができるのです。

つまり、生きるか死ぬかの厳しい戦場では、余計なことをされると部隊全体の命取りになりかねないのです。

だから、抹殺しろというわけです。

「無能な」場合は、言われるがままに動くことができる「無能な怠け者」の方が、役に立つことがあるようです。

自分で判断できないし、自ら動こうともしない

「無能な働き者」と異なるところは、自分では判断できなくて自ら動こうとはしない人間です。

「無能な働き者」は、無能だが浅はかな考えでもって自ら行動を起こしてしまうという危険な存在なのです。

企業の中では、利益を無視して言われるがままに販売契約を交わしてしまったり、安いからと言って余計なものまで多量に買い付けてしまったりして、企業に損害を与えるような行動をとるような人間です。

上司に確認することなく、独断で判断してしまい、取り返しがつかなくなってしまうのです。

戦場で同じように独断で行動すると、場合によってはその部隊が窮地に陥ってしまったり全滅する場合も起こり得るのです。

ということは、無能な場合には働き者よりも怠け者の方がいらないことをしでかして損害を被りにくい性格と言えます。

そんな人には、簡単な仕事を振り分けて与えることで対応が可能なのです。

「無能な怠け者」は自分で判断して行動することができない受け身の人間なのです。

2.得意分野

自分で判断する能力が無いので、だれかの指示を待つだけなのです。

ただ、命じられたことはやり抜く意志はあるようです。

命じられたことをそのまま遂行することに適任

戦時中では、部隊の参謀の命令を受けて戦場に伝達に行ったり、戦場を視察して現状を報告するような連絡将校の任務を受けていたようです。

いつ命を落とすかも分からない戦場に、命令に従って進んで行く仕事は、無能なゆえにできる仕事でもあったのです。

ルーチンワーク

現代では、指図通りに行う軽作業を行ったり、流れ作業の中の一作業員として活躍できるのです。

考えずに繰り返し行うルーチンワークなどは適任とも言えるのです。

常にコツコツ

無能なので自分の行動に疑問を挟む余地もなく、ただ言われたことを常にモクモクと行う能力を持っているのです。

有能ならばいろいろと考えて改善をしたり手順を変更したりと、チャレンジすることがありますが、無能ゆえにモクモクと作業ができるのが特徴です。

バランス良く進めよう(まとめ)

今回は「怠け者」の考え方について書いてきました。

「怠ける」とは、日本人的にはやるべきことをしないで放置するような悪い印象のことばなのです。

「あの人はよく怠ける」と噂されると、真面目ではないこと、ふしだらであること、いい加減であることと、ネガティブなイメージでとらえられるのです。

道徳的には「怠け者」は✖で「働き者」は〇なのです。

そしてさらに、「働き者」=「偉い」と結び付けるのです。

「働き者」は自分で行動できるので、偉いともてはやされていたのです。

しかし、行動そのものを見つめた時には、無能であればとんでもない間違いを起こしていても、自分では分からないのです。

ここが問題で、こんな行動は「余計なお世話」「ありがた迷惑」となって批判されてしまうのです。

その点では、「怠け者」の方が周りの人も厄介なことに巻き込まれることもなく安心していられます。

怠け者によって危害を加えられることもほとんどないのです。

無能であれば、「これはどうだ」「こんなことがやれるか?」と、面倒なことも依頼することができるのです。

存在価値があるのです。

「有能な怠け者」は、先を見通した判断ができるので、それを手掛けるために信頼できる人間に頼むことができるのです。

そして、仕事を任せることで大きな成果を得ることができるのです。

つまり、人を使う経営者や管理者になれるのです。

戦場では司令官という訳です。

怠け者であるがゆえに、自分ではしないで他人に任せるのです。

人の力を借りれるのです。

そして、ここぞという時には、自分が表に出て働くのです。

その時の決断力も高いのです。

任せること、自分で行動すること、これらのバランスがとても重要なのです。