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意気地とは?読み方や意味と意気地な...(続き3)

固まってしまうと、にっちもさっちもいかない状態で、ひとを困らせるような頑固な性格にも聞こえます。

それに対して「気」の方は、「気配り」とか「元気」などと前向きでポジティブな表現に使われるために、「意気地」の方が役に立つように思われます。

だから、意気地がなくなると困ってしまうのです。

自分の思うことをやり遂げる気力を持ってほしいと願うのです。

気力

「気力」とは、何かを行おうとする気持ち、精神力のことです。

その時には、困難や障害にも負けないという強い気持ちの張りが重要なのです。

物理的なものを乗り越えた、精神力のことを指しているのです。

スポーツの世界で、長時間の競技になればなるほど、実況しているアナウンサーの言葉にこの「気力」という言葉が飛び出してくるのです。

マラソンの競技でも、駅伝の実況でも、ゴール間近になって競り合っている時には「あとは気力の勝負になります」などと表現します。

肉体的な体力よりも、精神的な気力を重要視するのです。

勝者のインタビューでも「最後は気力で走りました」とコメントするのです。

体力がなくなっても気力があればやり遂げられるという精神論なのです。

気力はそんな不思議な力なのです。

意地

「意地」という言葉は、ふたつの意味があります。

一つは、根性、気立てのことです。

「あの人は意地が悪い」というと根性が曲がっているとか自分に不利なことを平気で行うという時に言います。

二つ目は、自分の思うことを無理に押し通そうとする気持ちです。

「あの人は意地でも首を横に振るよ」などと批判めいたことを言います。

ほんとうはOKを出したいのだけれども、ある些細な理由があってウンとは言えないのです。

そのちょっとした理由にこだわるために、頑としてOKしない心なのです。

また、特に理由がないにも関わらず、あるものをむやみに欲しがる気持ちもあります。

そんな態度を「意地汚い」とか、食べ物にこだわることを「食い意地が強い」などと、その性格をけなすことがあります。

意地は道理では解決しないのです。

意地っ張りですから、理由に関係なく反発するのです。

長い間恋愛をしてきた二人ですが、ある理由から女性が別れ話を切り出したところ、男性の方は絶対に別れない。

「意地でも別れない」と突っぱねます。

この時の「意地」は、理由を説明しようが関係なく別れたくないと拒否するのです。

自分の気持ちを押し通すのです。

意地を通すのです。

意気地の類語や関連語

「意気地」とは、自分の思ったことをやり遂げようという気構えや気力のことですが、同じような意味の言葉はたくさんあります。

決めたことに対し、それをやり通そうとする強い気持ち

自分が決めたことをやり通そうとする強い気持ちは、「負けず嫌い」「負けん気」「意気込み」「不屈の精神」「剛直」「気骨がある」「我慢強い」「気構え」などの表現があります。

強い気構え


「気構え」とは、予測できることに対する心の用意の事です。

何かをしようと思った時に、こんな場合はどうしよう、こうならないと次はどうしようとか、起こるであろう事態をあらかじめ予測して心で準備する心の持ち方のことです。

事態が進展してから、こんなことではなかったと嘆いても後の祭りです。

心の中で覚悟して置いて、心の持ち方を確認しておくのです。