CoCoSiA(ココシア)

意気地とは?読み方や意味と意気地な...(続き4)

悪いことが起こらないように、不幸な目に遭わないように、心の持ち方を用意しておくのです。

「さあ来い!」と構えて待っている状態なのです。

決めたことを実行するにあたって、心に一点の曇りも焦りもないのです。

連想される言葉

「意気地」の言葉で連想される言葉は、下記のようなものです。

心意気

「心意気」というのは、ものごとに積極的に取り組もうとする気構えのことです。

真剣に取り組もうとする姿を見て「あいつは、心意気がすごい」などと表現します。

積極的に取り組む姿勢が見えているのです。

もしも、不真面目に仕事をしているのなら上司から「もっと、心意気を示してみろ」などと叱咤激励を受けるのです。

つまり、真剣にやろうという気構えを見せろということです。

言い換えると、やりたいという意気地を見せてみろという訳です。

高校野球の試合をTVで見ていると、どのチームもメンバーの顔つきは鋭くて、絶対に勝ってやるという気力がみなぎっています。

勝ちたいという心意気が強いのです。

逆に心意気がないということは、何が何でもやり遂げようという気持ちがない事であって、いくじなしなのです。

負けを認めてしまった時には、意気地もなくなるようです。

気持の張り

「気持ちが張る」とは、気持ちが引き締まっていることを表します。

張るという言葉で、力強いこととピンと張りつめた緊張感が感じられます。

気持ちが緊張で引き締まっている状態です。

集中力も高く、どんなことでも対応してやるという不退転の心を感じることができます。

「意気地」の言葉の通り、何があっても決めたことをやり遂げるという気力があるのです。

人生の岐路に差しかかった時や、仕事の途中で難問にぶつかってしまった時に、気持ちが張り詰めるのです。

自分の意志でそれを押し通そうとする時に、意気地が必要なのです。

諦めてしまうと、いくじなしなのです。

気持ちの張りもなくなるのです。

血気

「血気」とは「血」と「気」が重なった言葉で、文字通り血液と気力が合わさって、命を維持発展させる活力のことです。

それが強いと、向こう見ずで盛んなさまを表します。

喧嘩っ早くて元気がいい男を「血気盛んな男」などと表現します。

「血気がある」とは、活力に満ちた男性のたとえで、自分が決めたことはどんなことがあってもやる遂げるという強い精神力を持っているのです。

時には、過激な行動にまで発展する時があるので、意気地を通り越えて血の気が盛んな状態を連想するのです。

血気盛んな人々がみんなで集まっていると、向こう見ずな意見が出ることもあります。

意気地よりも何かをやり遂げようという熱気が感じられるのです。

気概

「気概」とは、困難にくじけない強い意志、気性の事です。

「血気」と比較すると、「気概」の方がうちに秘めた意気地という感じです。

血気盛んに外に出さないけれども、「気概のある人」というのは、自分のうちに秘めた決意を持っているのです。

「気概のある人」と言うと、あることに対する意欲が強いことを示し、気骨も自信も十分なのです。