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太鼓持ちが上手い人の16個の特徴と...(続き3)

そこで、機嫌取りが上手い人を「太閤持ち」呼び、その後「太鼓持ち」となったとの説もあります。

ただし、この御伽衆の曾呂利新左衛門という人物も、実在したかどうかも謎が多く、単なる伝承である可能性も高いのです。

いずれにせよ、宴席でお客様を喜ばせたり、太閤のご機嫌を取ったりと、相手を持ち上げるのが得意な性格であることは間違いないようです。

太鼓持ちの正式名は「幇間(ほうかん)」で、宴席やお座敷などの酒の席において主やお客の機嫌を取り、自らも何らかの芸をして見せて芸者や舞妓を助けて場を盛り上げるれっきとした職業なのです。

歴史的には、男性が務める職業なのです。

昔は男性の仕事だった

「太鼓持ち」は、酒席でお客や主を芸で喜ばせる仕事であるため、みんなを納得させる芸と機知に富んだ人物でなければならないのです。

太鼓持ちとは、接待する側とされる側のお客さん同士や、お客さんと芸者の間の雰囲気をうまく盛り上げていかなければ務まりません。

主やお客様の気持ちを汲み取り、その場を盛り上げていく必要があるのです。

ということは、そのあたりのことを素早く察知して、うまく立ち回らなければいけません。

つまり、賢くなければ務まらないのです。

現代風に言うと、単なるお調子者ではダメなのです。

その場の空気を読むことができて、ウイットでコミュニケーション能力が優れていなければダメなのです。

このように、お座敷で踊りやお囃子で酒席を盛り上げる「男芸者」の事なのです。

「提灯持ち」とは違う

「提灯持ち」とは、夜道などで提灯を持ってみんなの先頭に立ち、足元を照らして案内する人のことです。

これが変化して、人にへつらってその人を褒めて回る人のことを意味します。

では、「提灯持ち」と「太鼓持ち」は、どこが違うのでしょうか?「提灯持ち」とは、人の手先となって尽くすことです。

相手のご機嫌を取るという行為は基本しなくてよく、単に安全に相手を先導するのが目的です。

「太鼓持ち」は、宴席で芸を披露したりしてお客や主の機嫌を取ることが目的です。

いわゆる「男芸者」なのです。

もともとは太鼓を持って出かけたので、提灯を持つか太鼓を持つかという持ち物に違いはありますが、相手に気に入られるようにへつらう事であり、その点では同じような意味があるのです。

太鼓持ちが上手い人の16個の特徴

太鼓持ちの目的は、相手を褒めちぎって喜ばすことです。

相手を怒らせたり気分を害するような行為はダメなのです。

この基本を忠実に守れば、太鼓持ちに近づきます。

太鼓持ちが上手い人の特徴についてまとめました。

楽しいことが好き

相手を喜ばすためには、自分も楽しいと感じることが大切です。

自分がおもしろくないと思っていると顔や態度に現れてくるので、相手もそれを敏感に感じ取ってしまい雰囲気が暗くなってしまいます。

心から楽しむためには、楽しいことが好きなのです。

人を喜ばせるのが好き

一般的に人が喜ぶ時というのは、困ったことを解決してくれたり、ワクワクさせてもらったり、願望を叶えてくれたりする時です。

何かに悩んでいる時に助言をしたり、顔やスタイルが良いと持ち上げて見たり、願望が叶うようにアドバイスをしてあげれば良いのです。

相手が喜んでいる姿を見るのが好きであることも重要です。

目立つのが好き

目立たないと太鼓持ちの存在意義がないのです。

あいつがいるから、今度は何をしてくれるのかと期待されるようになります。

そのためには、相手から目立つ存在でないといけません。

自分に自信がある

太閤の話し相手の曾呂利新左衛門という太鼓持ち(幇間)は、機転が利いてウイットに富んだ賢い武士であったと言われています。