単におもしろい芸をするだけでは太鼓持ちの仕事はこなせないのです。
つまりは、自分の言葉を信用してもらい、人間関係をスムーズに運べるような自信がなければならないのです。
いつもニコニコしている
その場の空気を和やかにしておく必要があります。
そのためには、何があってもいつもニコニコしているのです。
怖い顔をしていたり、いつも眉間にしわをよせていたりすると、近寄り難くなって警戒されてしまうからです。
それに、雰囲気が暗くなってしまうので、そんな中で上司を持ち上げても違和感があるから効果が良くありません。
笑顔で褒めることが大切で、その時だけに笑顔を作ってもいけません。
わざとらしく見えるからです。
いつもニコニコして楽しい雰囲気を作っておくのです。
「さすが!◯◯さん!」とよく言う
「さすが!」という言葉は、相手の能力をたたえて褒める時の代表的な言葉です。
具体的なことをあげなくても、単に「さすがですね!」などと言えば、言われた本人は自分がやったことを褒めてくれた、能力を認めてくれたと感じて嬉しくなるものです。
簡単な言葉ですが、自分にプライドがある人程、その言葉は言えないものです。
へりくだって「さすが」と言うことも必要です。
太鼓持ちの得意な言葉でもあるのです。
かくし芸や一発芸マニア
知識や才能が乏しい人は、自分を意識してもらうためには、まずは目につくことを披露することです。
宴会の時に、かくし芸や一発芸を披露すれば印象に残ります。
見た人は、目立つために敢えて練習して披露しているのだと思うのです。
内容はともかく、努力家であるということは認めてもらえるのです。
いつも元気でハキハキしている
仕事をしっかりと最後までやり遂げるには、強い体力と精神力が必要です。
少々の事ではくじけない、忍耐強さも必要です。
そのためには、いつも元気でハキハキしているような性格が好かれるのです。
良くても悪くても、自分の意見を言える裏表のない性格が好まれるのです。
何か失敗しても許されてしまうキャラ
誤解のないように書きますが、何か失敗してもそのままで許される人間なんていません。
失敗しても必ず修正するとか必ず成功させる人であるから許されるのです。
許されるキャラとは、その場はそれで許されるけれども、しっかりとフォローして挽回できる能力を持っているのです。
黙っていても、しっかりと失敗を補えるキャラだとも言えます。
人に嫌われない
太鼓持ちは、コミュニケーションがスムーズに行かなければ逆効果になってしまいます。
まずは、人を選り好みしないことと人に嫌われないことです。
ご機嫌を取ろうとしている人にも、仲間がついているものです。
社長なら秘書や側近がいるはずです。
上司にも優秀な部下がついているはずです。
それらの人達に嫌われて煙たがられては側にも近づけなくなってしまうからです。
そんな人達には空気のようにさりげなく溶け込んで、ここという時に持ち上げるのです。
人に嫌われてしまってのけ者にされてはダメなのです。