しかし、50点しか取れない苦手な科目は努力することで、あと50点アップの余地があります。
ですから、すでに勉強することに関してはモチベーションが下がることのないと自身のある上級者は後者の勉強法をおすすめします。
6.応用問題をとにかく解きまくる
試験の問題には基本的な問題と応用問題とあるのですが、入試試験などには応用問題のほうがよく出題されます。
だから難しいわけなんですが、その難関を通り抜けるために応用問題が解けないとだダメだと考えて、応用問題をとにかく解きまくる人がいますが、いかがでしょう?
解けるようになったでしょうか。
実はちょっとした試験勉強の落とし穴なのがこれなんです。
というのも、基礎が身についていないのに応用問題、つまり難しい問題を解こうとしてもそう簡単に解けるもんでもありません。
そしてまた、応用問題の解説を読んだところで、なかなか理解できるもんでもありません。
それはやはり基礎力がついていないからです。
基礎問だからと言ってバカにせず、しっかり理解しておきましょう。
基礎問題というのは基礎なわけですから問題数は多くありません。
一方、応用問題というのは応用なわけですから、いくらでも問題は作れます。
しかし、その応用の元となった基礎を一つ身に着けておくかおかないかで、大きく道が分かれるということを念頭に置いておきましょう。
7.まとめただけで満足している
授業の内容や、教科書、説明書の内容を自分流にわかりやすくまとめるのは非常に重要なことです。
ただし、これも、英単語フラッシュカードを作っただけで満足してしまうのと同じで、それだけで満足、すなわち勉強した気になってしまいがちなのが落とし穴です。
ノートにまとめることと、脳に記憶することはまた別です。
しかし、ある勉強科目に対して、(勉強の)準備や、体制が整ったという第一段階における達成感が、その科目自体をひととおり勉強したという達成感と勘違いをしてしまいます。
ですので、ノートをまとめるのは何のためにまとめるのか、最初に目的を作った方が良いかと思います。
教科書一冊暗記するのは大変だから、要点だけをノートに(憶えやすいように)まとめるため。
とか、授業の予習として自分なりに教科書をわかりやすくまとめて、授業はノートを確認しながら受けて、そのまとめノートを完成させる。
その後は試験勉強用、暗記用テキストとして使用する。
など、考えてみましょう。
要はまとめたノートを作っても、その内容を覚えない限り意味はないということです。
8.ぶっ続けで勉強する
小学校から高等学校まで、授業の時間は40分から50分、大学となると90分と伸びていきます。
これは、人間が成長していくうえでそれぞれのステージにおける集中力の持続力を意味しています。
簡単に言えば、大きくなればそれだけ集中力が持続する時間が長くなるということです。
しかし、ご存知のように、次の50分間勉強に集中するためには、間に10分間程度の休み時間を挟んでいます。
これは教室移動のためにとられた時間ではなく、脳を休ませ、10分後からまた集中力を高めていくための時間です。
だからどの教育機関でも、この「休み時間」という時間が採られているのです。
これは家庭学習でも同じです。
休日一日中、放課後夜遅くまで机に向かって勉強することもあるかと思います。
1時間に1回は休憩をはさんだ方がよいでしょう。
もちろん、学校既定の授業時間よりも長く集中力を持続できる人もいます。
休憩をどこで入れるかは、自分の集中力がどれぐらい続くかで決めればよいでしょう。
とにかく、どこかで休憩をいれないと、この集中力持続時間を越えて読んだもの、聞いたものは効果的に脳に記憶されません。
9.ノートの字が小さい
基本的にノートは授業の内容や教科書をまとめて後に復習や確認、暗記用として使うべきだと考えます。