取引先なので粗相をする事などは考えにくいですが、ずっと長く続けて行くような関係性であれば、相手に対して失礼のないようにしておかなければいけないですよね。
もし取引を止めたいと相手先から言われてしまうような事があれば、会社としてとんでもない損失になってしまいます。
最低限度の礼儀は忘れないようにしておきましょう。
まれに取引先に対して迷惑をかけてしまう事も考えられるので、常日頃から敬意を払っておけば問題はそこまで大きくはなりません。
2.ビジネスメールでない場合に使う
ビジネスメールでない場合に使う際、どのような用途で使用するかというものですが、基本的には挨拶が目的ですね。
年末年始や新年の挨拶などに使用する事があります。
ビジネス以外でもある程度距離の離れている人間だと、普通に使ったりしますよ。
昔お世話になった職場の上司や先輩や、ある程度交流はあったけど現在距離がある人等に手紙を出す場合は使うかもしれません。
一般的にビジネスメールのみで使用されていると思われている事が多いのですが、別に公私問わず普通に使用される事もあるのです。
拝啓や敬具はビジネスだけの存在ではなく、プライベートも含めて目上で距離のある人物ですからね。
定期的な挨拶が目的のメール
定期的な挨拶が目的のメールで拝啓や敬具を使う場合ももちろんあります。
多分捨てている人が多いと思いますが、百貨店やどこかの販売店などからダイレクトメールをもらった時は結構使われていますよ。
よく利用している服屋さんや美容室などから、新年などの挨拶として来るメールに拝啓や敬具を使用されていたと思います。
一番良い例文として使える事が出来るかもしれませんね。
基本的には新年のあいさつ、年度替わりの挨拶やかしこまった感じの場合にも使用されます。
ちなみに年度というのは3月31日以降の事を指すと思って下さい。
学生の新学期と同じような感じですね。
何故年度の説明をするかと申しますと、実は年度って何かわからないという人もいるのです。
大体年度替わりにの時に棚卸しセールなどの決済があるので、そういう時にはダイレクトメールなどが一斉に送ってくる所もあります。
口頭では拝啓などは言う事はありませんが、全てメールだと思って下さい。
新年の挨拶
年賀はがきなどで使うケースもあります。
基本的に手書きではなく、パソコンで作成するものです。
プライベートならともかく、さすがにビジネスとなると取引先やお客さんに送る事となるので何十枚となるでしょう。
基本的には同じ文章で締めくくる形にはなります。
年度替わりの挨拶もしますが、ほとんどは面倒くさいので新年のみの挨拶で終わっている人の方が圧倒的でしょう。
私は医療関係で働いていましたが、新年の挨拶は取引先や病院関係などに年賀はがきを送っていました。
本来であればはがきで拝啓や敬具を使う事はないようなのですが、前例としてずっと使っていたようなのでそのまま継続しています。
「拝啓」と「敬具」を使わない場合
拝啓や敬具を使わない状態とはどんな時かというものですが、基本的に親しい相手には使用しないですね。
何故なら拝啓や敬具はある程度距離の空いている人物に対して使用されるものです。
確かにフォーマルな言葉ではありますが、逆を言えば親しい相手に対して使用してしまうとどうなると思いますか?
その辺りを重点的に見ていきましょう。
ちなみに前文を省略する頭語があり、前略と致します。
前略はそのまま前文を省略という意味になるのです。
ただし前略を使用する相手は、親しい人間やある条件の人間で無い限りは使う事が出来ません。
たまに取引先の相手にも使用する事がありますが、それは前例があればの話ですね。