自分の事を認めてもらうためには、まず自分の力量を試しておく必要がありますよね。
そういった意味では議論を行って、相手を打ちのめすことが出来るかどうかを試せる「論破」は格好の試金石になるのです。
もし、自分の思うように相手を論破出来たなら作戦は成功。
しかし逆に打ち負かされるようだたったら、自分の実力はまだまだこんなものか、と自己分析行う事も出来る訳です。
論破好きな人は計算高くしたたかです。
自分の力を見定めるために何度でも論破の実戦に赴くわけなのです。
4:不安が強い
論破したがる人は、不安が強いという事もあるのかもしれません。
この心理的特徴は今までご紹介した特徴と少々、趣を異にしてきます。
つまりこの特徴は生産性を垣間見ることが出来ない、という事です。
どうして誰かに論破して勝たないと不安になるのか?そこが問題です。
論破できるくらいの能力と論理的思考があれば、何もそんなに不安がる必要はないはずなのに。
結局、心の拠り所にしている「夢」や「信念」に無理・無駄があるからではないでしょうか?
それに気付いているから焦っているのか、それとも気付けないままに「これではいけない」と思っているのでしょうか?
とにかく不安感に襲わるから誰かを論破してやっつけたい、と思うのは健全な精神状態とは言いにくいですよね。
早く不安の原因を探し当てることですね。
5:意外と心は繊細
論破したがる人は、意外と心は繊細なのかもしれません。
論破好きだからと言って、全ての人が強気で配慮のない性格をしているとは限りません。
中には非常に心が繊細で気の優しい人もいるのです。
ではどうして、論破などという強硬的な手段に打って出てしまうのか?
それは本人にも分からないかもしれませんね。
もしかしたら、心が繊細過ぎるせいでいろいろな経験を積む事を恐れて現状維持で満足してしまっているのかもしれません。
今まで勉強して得た知識がそこまでは役に立ったのでしょう。
しかし、いつまでもそううまくいくかどうかは分かりません。
もしかしたら今後は自分が逆に論破される側に回るかも分かりませんね。
自分の繊細な心を生かすのは、今のような人を攻撃するだけの論破なのか、それとも別の生きがいがあるのか。
賢いあなたなら答えを見つけられると思いますよ。
繊細ゆえに自分が傷つくことを恐れるのが、最も進歩を邪魔する行いになってしまいますからね。
6:冷静な判断がしたい
論破したがる人は、冷静な判断がしたいという心理があります。
この発想を行える人は、かなりな策士というか、時代が時代なら「軍師」と呼ぶべく人材なのかもしれませんね。
論破する目的は、自分が冷静になるため、というのは恐れ入ります。
確かに相手を論破しようとしたら自分がカッカしていたら出来ません。
逆に手玉に取られてしまうでしょう。
そういった事態を避けるために、自分の冷静さを失わないようにするために相手を論破する。
実に恐ろしい実力を備えた人物です。
きっとこのようなタイプの人は、企業においても重要な部署や役割を担う事でしょう。
7:納得したい
論破したがる人は、納得したいのです。