ここからは「怒る人が何故怒るのか?」
怒る人の特徴と、そこに隠された心理を紐解いていきます。
自分では怒りっぽいという自覚がなくても、もしかしたら周囲の人からは“怒るキャラ”と見られているかもしれませんよ?
だとしたら、早めに対策をしなければ、気づいたら一人ぼっちになってしまうかもしれませんよ。
また、周囲の怒るキャラの人が、「なんでそんなにいつも怒っているのか」その謎が解明するかもしれませんね。
怒る人にも、それぞれの特徴と理由があるんです!
自分はどのタイプなのか?当てはまるのか、当てはまらないのか?
いつも怒っているあの人は、どのタイプの怒る人なのか?
タイプが分かれば、対処も出来るはず!では、さっそくチェックしていきましょう。
その1「常に偉い立場にいたい人」
常に偉い立場にいたい怒るキャラ。
このタイプの人は、「権力=怒り」だと思っています。
怒りは、時に武器にもなります。
言葉と態度で強引に相手を押さえつけ、屈服させるのが怒りなのです。
国が核兵器を持っているのと同じですよね。
簡単に手出しを出来ないよう武器を備え、武器によって権力を誇示し、自分の立場を維持するのと同じことです。
偉い立場を誇示したいがための怒るキャラの人は、怒りを振るうことが、権力を振るうことと同じだと捉えているのです。
裏を返せば、怒りという武器が無ければ、その立場を維持できない…自分は弱い人間だと思っているということです。
このタイプの人は、本当は不安でいっぱいなはずです。
リーダーとは、本来周囲から尊敬され、人柄を認められることによって成り立つ存在です。
怒りの武器をチラつかせ、周囲を無理やり従わせても意味は無いのですが…自分に自信がないのでしょう。
怒りが、ある意味お守りのようになっているんです。
みんなを自分の思う通りに動かしたい
また、怒る人がリーダーになる目的は、自分の意のままに周囲を動かすことにあります。
つまり、自分の支配欲を満たしたいのです。
もちろん、リーダーになる人全てが、支配を目的としているわけではありません。
でも一部には、自分の欲を満たすことが目的となっている人がいるのも確かです。
それに、最初は支配欲とは関係なくリーダーになっても、その心地よさに麻痺し、次第に支配し始める人もいると、筆者は感じています。
リーダーシップには、二通りのタイプがあると言われています。
支配型リーダーシップと、サーバントリーダーシップ(日本では支援型と言われています)です。
ここでは、詳しい解説は避けますが、古くからあるリーダーのイメージは、基本的に支配型です。
この支配型が悪いわけでは無いのですが、常に偉い立場でいたいタイプの怒る人は、この支配型リーダーシップへの憧れがあるはずです。
リーダーシップをとれば、「みんなを自分の思い通りに動かせるんだ」と考えるからです。
その間違った認識と、押えられない欲求が、「怒りで偉い立場を維持する」という暴挙にでてしまうわけです。
その2「プライドが高い」
プライドが高いタイプの“怒るキャラ”という人も居ますよね。
このタイプの人は、「完璧で出来た人間だ」ということを示すために、怒りを使います。
常に偉い立場にいたいタイプの人と似ていますね。
プライドが高いタイプの怒る人というのは、怒ることで自分の正しさを証明しようとしています。