寂しさや不安の裏返しなのですが、素直な態度ではありませんし、さらに勘違いされてしまう可能性もあります。
見ているこっちが歯がゆくなってしまうタイプだと思うのですが、皆さんはいかがですか?
もし、周囲にこういう人がいるのなら、一人ぼっちにさせないことで、イライラしなくなるかもしれませんよ?
原因は、本人にもあるけど、周囲にもあるのかもしれません。
その10「実は小心者」
怒りっぽい人は“実は小心者”である。
筆者はこれが一番の要因な気がしています。
プライドを守る為や、権力を振りかざすために使う怒りと、似たようなものです。
怒られる前に怒ってしまうことで、逃げたいのです。
また、怒りで自分の自信の無さや、弱さを隠そうとしているのです。
実は筆者の父はこのタイプ。
不安になると途端にイライラしたり、何かを指摘されたりすると怒りをぶちまけて、威圧的な態度で周囲を黙らせてしまいます。
そして、その場から逃げてしまうのです。
子供のころは、ただただ怖い人だと思っていたのですが、最近は小心者なんだな、というところで納得。
怒りわめいて、子供みたいで可愛いなとすら思えるようになりました。
お店の人など自分より立場の弱い人に文句が多い
ただ、そんな小心者で怒りっぽい父と居て恥ずかしくなるのは、お店の店員さんに偉そうな態度や、威圧的な態度をとる時です。
少し前も、ファミレスでご飯を食べた後、レジを担当してくれたのが明らかに学生の新人アルバイトさんでした。
レジ操作にもたついていると、父はイライラし始めました。
そして、マニュアル通りにすべての文言を丁寧に言おうとしている新人さんに対し、かぶせ気味に答えたりして、焦らそうとするんです。
帰り際に父に「新人さんだったね」というと、「言われる前に答えてやってるのにモタモタして」と、まだイライラしてる様子でした。
「マニュアル通りに一生懸命で可愛いじゃん」というと、「…そうか」とようやく落ち着いてくれました。
営業系の仕事をしていたので、その反動なのかもしれませんが…全く関係のない日頃のストレスをぶつけられる店員さんは、いい迷惑。
筆者の私も営業系の仕事をしていましたが、気持ちが分かるぶん、お店の店員さんに下手な態度は取れないのですが…人によって違うんですよね。
日本では、サービスがどんどん過剰になっていって、それが客側に勘違いを起こさせる原因にもなっていますよね?
もし、勘違いしていたな…と思った場合には、店員さんも人であることを意識してくださいね。
新人さんであれば暖かく見守ってあげる気持ちでいれば、イライラすることもなくなるのではないでしょうか?
怒りをうまく我慢する方法
さてここまでは、怒りっぽい人の特徴や性格、原因や心理についてお伝えしてきました。
ここからは、その怒りを我慢する方法について、触れていきます。
自分が怒りっぽいと自覚している人も、そうでない人も、怒りを我慢する方法を身につけておけば、いざ怒りが沸いてきてしまったときに役立つかもしれませんよ?
怒った後の自分の不利益を想像する
筆者もよく怒るのですが、怒ったことで素晴らしく良い結果を生み出すことって、多くは無いんですよね。
それは自覚しています。
怒りを我慢するには、「怒った後の自分の不利益を想像出来るようにしておく」のも得策です。
怒りには怒りが返ってくることもありますよね。
“復讐は復讐を生む”のと同じです。
時にはそうやってぶつかることもいいとは思いますが、それは互いに正当性のある主張をするときであって、理不尽な怒りのぶつかり合いからは何も生まれません。
ただ相手を攻撃するための武器として怒りを使うと、思わぬ反撃を受けることだってあります。
互いにヒートアップしてしまうと、実際に暴力沙汰になることだってあり得ます。