①自分の為におせっかいを焼く
まずひとつめは“自分の為におせっかいを焼く”行為。
人にするはずのおせっかいが自分のため?と、ちょっと意味不明な行動のように思いますが…
これが、おせっかいな人の深層心理だったりもします。
おせっかいを焼く人は「自分は親切で、優しい人間」であることを、自負していたりします。
他人に尽くす自分に酔いしれ、優越感に浸っているのです。
「優越感に浸りたい」「良い人と思われたい」「感謝されたい」…と、そこには相手を思う気持ちがありません。
結局、自分が満足するためにおせっかいを焼くんです。
お世話をした結果、良い人と思われたり、感謝されることはあるでしょう。
でもこれは、オマケみたいなものです。
それによる優越感を見据えて行動しているということは、お世話をしたことに対し、見返りを求めているということ。
望んでもいないおせっかいを焼かれたあげく、見返りを求めてこられたら…
それがどれだけ迷惑なことか、わかりますよね?
②おせっかいを断ると怒る
次に“おせっかいを断ると怒る”というのも、おせっかいな人の特徴です。
これも結局は、自分のために行うお世話だからこそ、起こりやすい感情と言えます。
「あなたのために“してあげる”」という上から目線で、相手の役に立つかどうかよりも“してあげる”優越感に浸りたい気持ちがあると…
おせっかいを断られた途端、怒り出すのです。
断られるということは、今その相手にとって必要ない行為だからです。
それでも、気持ちは嬉しく受け止めてくれているはずなんです。
それなのに怒ってしまったら、気持ちさえも受け取ってもらえません。
「私の為じゃなくて、自分の為だったんだな」って思われてしまいます。
その人の為を思って行おうとしたことなら、相手が必要ないと判断すれば、黙って引き下がればいいだけです。
また、おせっかいな人は、世話を焼いたことに対し、お礼や感謝がなくても怒りますよね!
結局、自分にとってプラスになる要素が無ければお世話もしない…それが、おせっかいな人なんです。
③主観でしか物事を見られない
続いてのおせっかいな人の特徴は“主観でしか物事を見られない”こと。
人のお世話をする時は、「相手の為に自分が出来る事をしてあげたい」という気持ちが原動力になるでしょう。
でも、ここで「相手の為になる」と自分が思うことと、その相手が本当に望んでいることが、
必ずしもイコールではないということに気が付けるかどうか…それが役に立つか立たないかの違いです。
「相手の為になる」と“自分”が思っていることをするのは、思い込みであり、善意の押し付けに過ぎません。
“本当に相手の役に立つかどうか”を考えなければならないのです。
ただ、人の気持ちや状況を、外から推し量るのは難しいものですよね。
だからといって、嫌がられるのを怖がって何も出来ないのは、また別の方向に偏りすぎた考え方です。
相手の考えていることが分からなければ、とりあえず自分の思いでお世話をしてみたり、本人に聞いてみることです。
そこで断られたり、迷惑がられていたら、それはおせっかいだということ。
相手にとっておせっかいだと分かれば、引き下がればいい。
ただそれだけです。