とても気の強い性格ですから、負けるような勝負は最初から仕掛けてきません。
だからこそ、気の弱いタイプが好きなのです。
「コイツなら勝てる」と思う相手じゃないと、自分自身の高飛車な態度を披露することができません。
自分と相手をすぐ比較するのも、勝てる相手だからこそです。
しかし予想外な答えが返ってくることもあります。
自分の方が勝っていると思っていても、相手の付き合った人数が多かったときです。
そんなときは、噓をついてでも相手よりも多い人数を回答します。
また、相手の方が偏差値の良い大学卒業をしていたら、「実は私も合格していたの、でも〇〇大学の方が経済学でも優れているし、〇〇教授がいるから、あえて〇〇大学を選んだ」と「あえて感」をアピールします。
噓だとしても関係なし、高飛車な人にとっては負けを認めることが何よりも屈辱です。
実は劣等感が強い
実は高飛車な人ほど、本音は自分が人よりも劣っていると思っています。
劣等感のかたまりと言っても良いでしょう。
何故、自分自身の自慢をするのか?何故、聞かれてもいないことをアピールするのか?それは伝えなきゃ誰にも分からないからです。
「自分は優れている」という自信が本当はない。
だから、周囲に「〇〇さんは優れている」と認識してほしいと思っています。
自分自身に自信がないからこそ、劣等感は生まれてきます。
有名大学でしか、自分自身をアピールすることは出来ないと感じています。
劣等感を隠すために高飛車な態度をとっている
高飛車な人の劣等感は、ある意味ケンカの弱い人と同じです。
「自分、ケンカは負けたことない」と自分で言っている人ほど弱いもの。
本当に強い人は「自分はケンカが強い」など絶対に言いません。
「自分、昔はワルかった」と、やたらアピールする人も、弱い人間ほどワルに憧れています。
高飛車な人も自分自身は何が優れているのか、本当は分からない。
自分は本当に価値ある人間なのか?実は悩んでいます。
だからこそ、強気な態度で周囲に高圧的な態度をしてしまいます。
高飛車な人が仲良くなる相手は必ず間逆のタイプです。
同じような強気の相手と仲良くなることはできません。
言い返せない相手だからこそ、強気でいられるのです。
ヤンキーと高飛車は似ています。
自信のない、弱い人ほどキャンキャンと吠えて、周囲を近寄らせない。
人間不信
高飛車さんは人付き合いが非常に下手です。
その為、相手を信用しません。
その行動が人間不信になり、高飛車な態度を加速してしまうのです。
小さい頃に絵を描き受賞して褒められたものの、大人になり目立つこともなく褒められることがなくなった。
そのような経験があると、人間は何か特別なことをしなければ褒めてもらえない。
注目されないと感じるようになります。
また同級生が周囲からチヤホヤされている姿を見ると「何故、あの子に負けなきゃいけないの?自分の方が性格も良いし、顔も良い、頑張っている」と嫉妬心が芽生えてしまいます。
孤独な劣等感が人間不信となり、高飛車な行動になってしまいます。
人間関係の構築が下手
高飛車な人は基本的に人間関係の構築が下手です。
常に「〇〇さんよりも優れている」と比較対象でしか相手を見られないからです。
相手の良いところを見つけるよりも相手の劣っている部分を探す。
人間関係を損得でしか、考えることができないのが高飛車な人の考えです。
当然、信用されていないことや比較されていることに相手も気づきます。
相手も高飛車な人を受け入れることはできない。
人間関係は信頼するからこそ、相手も信頼してくれるものです。
相手の良いところを見つけるからこそ、相手も良いところを探してくれる。
win-winな関係が良い人間関係を築くことができるのです。
高飛車な人は、まさに自分から相手を嫌いになりケンカを売っているような状態です。