この言葉は命令形の言葉になりますので、ビジネスとして使用する事はほぼほぼないに等しいでしょう。
少なくとも目上の人に向けて使用する言葉ではありません。
例文としては「明日全体ミーティングを行います。従いまして、明日の8時半までには会社に来て頂くようお願い致します。」と言った感じですね。
この言葉は無理やり使わずとも、他の接続詞はいくらでもあるのでビジネスとして使用する場合はそちらをお勧めいたします。
間違って上司に使ってしまったら、高確率で自分より下の立場なのに随分と偉そうにしていると思われてしまうでしょう。
従いましては従っての丁寧語ではあるとは言いましたが、どちらかと言うとまだ従ってという言い方の方が良く耳にすると思います。
ニュースなどでよく聞く気がしますよ。
別にわざわざ従いましてと丁寧にする必要はありません。
結構従いましてって言いにくいですからね。
無理にカッコつけず、従ってという言い方をする方がいいかもです。
それなので
「それなので」というのに限らず、あれなのでやこれなのでという言い方も使用します。
この表現は日常的によく使用される接続詞の1つではありますが、敬語ではありません。
この言葉は同格や目下の者に使用される言葉です。
「~なので」を敬語として使用する場合は、「ですので」が敬語となります。
同格や目下の者に使用する言葉とは言いましたが、あまりビジネスシーンにはふさわしくない言葉ですので、休憩時間などフランクな時間帯の時にしましょう。
言い方的にはだからやそれ故に近いものになります。
最近現役の学生さんたちと接する機会が多く、その子達と話をする時よく「それなので」を文頭に持ってくる人も出てきました。
元々「それなので」は接続詞ではありますが、あまり知られていないようですが文頭では使用してはいけない決まりとなっているのです。
私の方が年齢が上なのですが、そう考えると無知って怖いなと思います。
〜に関しては
関してという言葉は、するを漢字にしたサ行変格活用になります。
サ行変格活用について、あまりご存知ない人の方が圧倒的にいるでしょうね。
このサ行変格活用とは、日本語の文法などにおける動詞の形になります。
主に古文などに使われますよ。
古文で変な言葉を耳にした事があると思いますが、「おはす」などがサ行変格活用となります。
普段何気なく使用しているのですが、この言葉は歴史のある言葉なんですよ。
「~に関しては」は結構頻繁に使う事が多いでしょう。
ビジネス以外に日常的にでも使えますね。
これはつきましてはと同意語ですが、「~について」という意味合いの方が強いです。
特定の物に関して説明をする感じだと思って下さい。
使い方の例文としては、「あの件に関してお伝えさせて頂きたい事があります」という
風にナチュラルに使う事が出来ます。
ちなみに「~関しては」の場合は目下や同格に使用するものとなります。
「~関しては」の丁寧語は~関しましてとなるのです。
文と文をつなぐ言葉
接続詞というのは文と文を繋ぐ言葉になります。
接続詞は中学や高校時代に嫌ってほどやらされたと思います。
国語でも教わりましたが、どちらかと言うと英語の方が多かったのかもしれません。
学生時代テストなどで接続詞の問題を解く時大変な目にあったと思いますが、文と文が接続していると言っても文章全体の構造などを把握し、相手が何をどう伝えたいのか把握しておかないといけません。