ただ、顎の引き方を知らない人が多いので、二重あごになったり仏頂面になったりしてしまいます。
多くの人が顎を引こうとすると、姿勢がそのままで頭を下げる形で顎だけ引っ込めようとします。
こうすると、顎の下の肉が首とはさまれて二重あごになりますし、目線も上目になって睨みつけた感じになってしまいます。
本来は、文字通り引けばいいので、下げて引っ込めるわけではありません。
背筋を伸ばしたら顎と額を同時に引きます。
顎を引くと言うからややこしいのですが、首から後ろに引くイメージにするとわかりやすいです。
後頭部を天井から吊られたようなイメージで首筋を伸ばし、額はやや前傾姿勢になります。
そうすると、自然と胸が張って肩も開くのでバランスがよく見えるはずです。
顔がキリッと見える
正しく顎を引くと、二重あごにもならないので証明写真にありがちなたるんだフェイスラインも回避できます。
猫背がちな首が後方にいくので心なしか細く見えることから、キリッと見せてくれる効果もあります。
逆に顎を引かずに上向きがちだと顎が上がって偉そうな印象になります。
また、鼻の穴も必要以上に大きく見えてしまいますから気を付けましょう。
2.無表情ではダメ
日本の免許証の写真は規定が厳しいので、気にするあまり仏頂面になってしまうという人が多いと思います。
ちょっとおさらいしてみると、顔を傾けてはいけない、笑い顔もダメ、目を細めるのもダメ、目線が正面ではないとNGです。
こんなに意識すると緊張しますし、笑っちゃダメなら、怒り顔より無表情の方がいいだろうとなってしまいます。
でも、無表情の写真を長年使おうと思うとなんだか気が滅入るので無表情はやめた方が良いです。
自然に少し口角を上げる
笑うのはダメですが微笑むのはOKです。
目は細めず口角を少しだけ上げた自然な微笑みを鏡の前で練習してみましょう。
頬が上に上がるほどではなく、真顔の状態から顔の筋肉を動かさないことを意識して口角だけ動かしてみましょう。
タレントの菊地亜美さんの免許証がパーフェクトな仕上がりでした。
ご本人のTwitterから2017年3月29日の投稿されたものですが、目はパッチリひらかれ、口角が同じ高さで上がっているのでとても可愛いです。
一方、男性の免許証の写真は変な髪型やわざと強面などの面白系が目立ちました。
笑顔でハンサムに写るより、どうせネタにされるなら振り切ってネタにしようというもののようで、結構笑えます。
無表情にするくらいならそれもアリですね。
3.目力は重要
目は印象を大きく左右するパーツなので目力は重要です。
ガンつけろって話ではなくて、女性のメイクでいうところの目力を指します。
まつ毛のボリュームがあってまぶたと目の境がハッキリしている、開き方が自然なのに大きな目、白目がちゃんと白い、黒目が大きく見えるなどです。
メイクのは、本人とわからないレベルでなければOKなので、アイライナーでまつ毛の根本の隙間を埋めたりマスカラをつけてボリュームアップするだけでも目力が出せます。
免許証の写真を撮るときだけ男性がメイクするのもアリです。
アイシャドウも大丈夫ですが、ピンクやブラウンなど目立たない色にしましょう。
また、写真館などで撮る場合、白とびしない程度にライトを当ててくれるのですが、これは一長一短あります。
肌は綺麗に見える分、光の強さで瞳孔が閉じるので黒目が小さく見えてしまうからです。
カラコンNGなので肌をとるか目をとるかは悩みどころですね。
目力で気を付けたいのは眉毛です。
眉毛が薄すぎると目が小さく見えてしまうので、アイブロウはちゃんとした方が良いです。
できれば目の眉の間の感覚を狭めた方が錯覚で目が大きく見えるため、実際の眉毛のラインよりも下にパウダー系のアイブロウで自然な眉を描きこみましょう。