ただでさえ普段の肌より白く見えることが多いのが証明写真ですから、選ぶファンデーションは普段の肌色に近しいものにしましょう。
ファンデーションを重ね付けすると白くなりやすいので、下地で肌色のムラを均一に整えれば自然な肌色を保ったままベースメイクを完成することができます。
整形メイクは職務質問されると危ないかも!?
メイク上手な人たちの間で流行っている整形メイク。
シャドーとハイライトを駆使して顔の立体感を強調し、アイプチなどで二重にしてダブルラインまで入れ、ふさふさ付けまつ毛に切開メイク、下まぶた拡張メイク、涙袋形成などなど、もはや元の顔がどこにいったかわからなくなるレベルのメイク術です。
本当に技術力のある人は、写真をジッと見られてもメイクが濃いとは気づかれないほど自然に仕上げることができます。
それであれば、写真の審査で落とされそうもないので免許証に使える気がしますよね。
ところが、これで大変な思いをした人が何人もいます。
バッチリメイクで写真撮影したはいいものの、スピード違反を取り締まられたときにノーメイクで、本人の免許証ではないことを疑われた人、街中の職務質問で身分証として免許証を提示したらもっと疑われた人、パスポートの写真を盛りすぎて海外の入国審査でひっかかり、日本語ができる人が来るまで何時間も拘束された人などです。
生活の時間のうち、整形メイクで過ごす方が長いなら整形メイクでも良さそうですが、ノーメイクの時の方が多いならナチュラルメイクで撮影することをおすすめします。
また、整形メイクで撮るなら、ノーメイクで出歩くときは念のため化粧道具を持ち歩いた方がいいでしょう。
本人確認ができないことで疑われても、その場でメイクをすれば本人であることをわかってもらえるかもしれません。
10.服の色選びは気を付けて
露出NGなのはいいとして、背景色を考慮する必要があります。
白背景に白トップス、水色背景に水色トップスだとぼやけた印象、または顔だけが浮いたような仕上がりになります。
ワイシャツにも多いカラーなので、どの背景色で撮るかによって服の色選びを気を付けましょう。
写真館や写真機によっては背景色を選べないので事前の確認が必要です。
白やパステルカラーなどの明るい色はレフ板効果になるのでいいのですが、肩のラインと背景が同化しないようにジャケットを着用すると同化せずに済みます。
まとめ
免許証に使う写真の写りを良くする方法について見てきました。
事前に写真撮影できるということは、納得できる写真が完成するまで何度も撮り直せるということを意味しています。
もちろんお金は多少かかりますが、以後数年後悔することと比べたら必要な投資であると考える人も多いのではないでしょうか。
本人確認書類としても便利な運転免許証はたびたび他者の目に触れるものですから、妥協したくはありませんよね。
3~5年くらいは使う写真なので、数年後の自分が恥ずかしい思いをしないようにメイクや髪形、服装にも注意し、規定の範囲内で出来る限り写りの良い写真を提出しましょう。
また、今回ご紹介したテクニックの数々は免許証の写真以外にも応用できる証明写真のテクニックが大半なので、履歴書や学生証、社員証を作るときにも参考にしてみましょう。