親世代の場合はおせっかいですが、自分の武勇伝がほしいがために他の人達に優しい部分をわざと見せつけるようにする人間がいます。
あんまりにもそうしていると、他者から優しさの押し売りだと思われてしまうでしょう。
「思いやり」は陰ながら密かに気を配ること
思いやりというのは優しさとは異なり、目に見えるものではありません。
意味としては陰ながら密かに気を配る事なので、相手から認知されにくいんですよ。
ただし目に見えてわかる優しさよりも、何も言わない思いやりの方がありがたいと思う事もあるものです。
優しさはまれになら良いのですが、あまりに自己主張が酷いとうっとうしいと思われてしまい、そんな優しさは迷惑だと思ってしまう事もあります。
しかし思いやりはあくまでも目に見えてわかるものではないので、相手からしても気づかない内にやってくれているので煩わしさは感じません。
思いやりと優しさの最大の違いは、見返りを求めるか求めないかの差でしょう。
優しさは相手に伝えて把握してもらう、思いやりは相手に言わないというものです。
思いやりの場合は相手に伝える事をしないので、分かりにくく感謝をされないので、人からすれば馬鹿らしいと思う人もいるようですね。
別に感謝なんてされる必要はありません。
自分が好きで相手のためにしている事ですし、気持ちを汲み取って行動する事が相手のためにもなります。
たまに何かしてあげて感謝されなかった、あの人に何かするのは馬鹿らしいと考えてしまうような人がいますが、そういう考えをしている人は思いやりがない人間に当てはまってしまうので注意して下さい。
感謝されるのが当たり前ではなく、相手のためを思って行動できるのが思いやりです。
思いやりがある人の行動
思いやりがある人の行動は、相手に対して優しく接する事が出来るかどうかですね。
自分の感情や自分優先で動いている人間ではありません。
当人にとっては別に他の人から思いやりのある人間と思われたい訳ではなく、他者に気が使えるかですね。
誰彼つけて思いやりを持つような人はうさんくさいと思いますが、相手に対して最低限の配慮が出来るかどうかでしょう。
相手の様子を心配して気遣う
ついこの前関西で大きな地震が起こりました。
私自身はたまたま家にいたため大丈夫でしたが、他県に住んでいる友達から気遣いの連絡をもらった時は凄く安心しましたね。
思いやりというのは、無条件に相手を心配できるかどうかです。
自分だけ心配してもらうのではなく、同じ状況の時相手の事も心配出来るかどうかが重要だと思って下さい。
私の友達が震源地近くに2人住んでいたので、反対に連絡をかけました。
一人は大丈夫でしたが、もう一人は地震が起こった時間帯に丁度電車に乗っていたそうです。
その子から安否の電話をもらった時、恐怖で泣いていました。
慌ててその子をなだめ落ち着かせはしましたが、こういう震災の時は本当に助け合いが必要だと思いましたね。
私は子供の頃震災の被害にあい、その恐怖を嫌ってほど身に染み付いています。
災害は大きなものなので規模が違うかもしれませんが、いざという時本当に相手の様子を心配して気遣えるかどうかというのは重要ですよ!
笑顔で接する
笑顔で接する事が出来る人間は、当たり前のように見えて当たり前ではありません。
表情って凄く重要ですよ。
笑顔がない人と接したいという人間はまずいないでしょう。
今現在仕事先のカフェで新人教育をしているのですが、接客対応に難のある子が数人います。
笑顔がない子や、緊張していて笑顔が堅くなってしまっていたり、お客さんと目線を合わせる事をしないスタッフもいました。
接客業など人に接する仕事って、思いやりがないと出来ない仕事ではないでしょうか?
笑顔がないと怖くて、その人に接客してほしいとは思えません。
その子達には注意をしてはいますが、現にお客さんからクレームが来そうになったりしていました。